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2026年1月 7日 (水)

古写真整理其の弐

Photo_20260107175501 7日、古写真を整理した中で出てきたのが膨大な数のチェンバロ写真。半分は欧州各地の楽器博物館のオリジナル楽器ながらもう半分はベルギーブルージュ古楽祭での楽器展示会での写真。3年毎に開催されるチェンバロ・フォルテピアノのコンクールの年には約百台もの新作楽器が展示されており欧州の最新の楽器事情を学ぶ絶好の場でありました。私は1992年から2010年までのチェンバロ・フォルテピアノの年は毎回、他の年にも数回参加。20年近くブルージュで数百台の新作楽器に触れる事が出来た事は本当に勉強になった次第。またレオンハルト氏を筆頭に審査員だった重鎮演奏家やコンクール受賞者の演奏会を多数聴けたのも大収穫でした。特にレオンハルト氏は毎回演奏楽器を変えていたので日本では知られていない隠れた名工のチェンバロの音色を聴けたのも有難かったですね。コンクール本選は展示楽器から選択出来るのでどの楽器が選ばれるのかも注目でした。

Photo_20260107175502 私がブルージュに通った時期、コンクールに毎回多数の日本人が参加しており国別では最多だったはず。しかしいつも皆予選落ちとなっており本選まで行けたのは僅かの人数でした。コンクールの審査が演奏テクニックだけでなく様式感や独自の音楽観の有無なども重視される事を思い知った次第。フォルテピアノや旋律楽器などでは覇者や受賞者が多数出るなど日本人が大活躍していましたがチェンバロは長らく入賞どころか予選突破が出来ない状態が続き世界の壁の厚さを実感させられました。2007年2010年はその壁を破る者が出てきて安堵しましたが。

1_20260107175601 今回膨大な楽器写真を見返していると大笑いした展示楽器が何台も出てきました。これは左利き用にすべて逆に作ったというフォルテピアノ。こんな弾き難い楽器を喜ぶ者がいるのか不思議でしたが。

3_20260107175601 豪華な外装を競う余りエジプト趣味という余りにも風変りな装飾を施したチェンバロ。

2_20260107175601 スピネットなのに16fの弦が張られた巨大な楽器。指揮者弾き振りの為に作ったとの事。いや毎回本寸法に製作された多数のチェンバロ・フォルテピアノの中にこういった色物部門で競う様な楽器も多く毎年今回の展示会ではどんな楽器に出会えるか楽しみでありました。

 

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