6日、先日より整理の為長年仕舞い込んでいた欧州旅行の古写真を見直すも面白いモノ多かったので少し御開帳。まずは1991年倫敦での古楽器祭の写真。やはり古楽が盛んな国だけに来場者多く感嘆。
この年は倫敦市内にある有名な古楽器商の店も訪問。ガンバ、象牙のリコーダー、トラヴェルソなど博物館でしか見た事が無い多彩なオリジナル楽器を売物として大量に所有しており驚嘆。
フルートなどは18世紀から19世紀の物までオリジナルが山の様に積み上がっており壮観でありました。
もしかしてチェンバロもある?と伺うとあるよと見せて頂いたのが修復中の17世紀チェンバロ。こんな姿は滅多に見られないので眼福のひと時でありました。
1995年にウチの看板楽器であるフル装飾の2段フレンチを製作したRyo Yoshida氏の工房を訪問した際の写真。この頃はまだお元気で意欲的にチェンバロ製作に励んでおられましたが仕事の遅さでも有名でしたね。
1996年は製作家・演奏家のお仲間と一緒に欧州銘器探訪ツァーを敢行。伊太利ではオルガニストで銘器コレクターでもあるタリアヴィーニ氏のお宅を訪問。オール伊太利製の銘器チェンバロコレクションが凄かった!
コレクションの中でも注目はチェンバロとフォルテピアノの合体というフェリーニ作の2段楽器。最初期のピアノを復元する際クリストフォリのオリジナルは音域狭いのでこちらをコピーするケース多かったですね。
その当時南仏蘭西のさるご婦人のお屋敷にあった(現在はさる演奏家が所有)ラモーが弾いたと伝わるエムシュ作のオリジナルチェンバロを拝見。多くの演奏家が惚れ込んだ最高な状態で現存する貴重な銘器に触れる事が出来大感激。
しかしその国宝級の銘器がコンサート会場への運搬が裸で車に積込まれスタンドは屋根に括りつけただけという乱暴な運搬スタイルだったのには仰天。
演奏家・楽器製作家そしてコレクターとしても有名だったマイケルトーマス氏のお宅を訪問。数台しか現存しないAファーター作の2段フレンチを拝見。彼が製作したチェンバロは日本にも来ており上野学園が所有していたそうですね。
巴里郊外のケネスギルバート氏の自宅を訪問して彼が所有する銘器の数々を拝見。数年後に彼の唯一の来日公演で楽器2台提供しご一緒する事になりアリガタシ。
最後ブリュッセルでロベールコーネン氏のお宅を訪問しDデュルケン作の2段フレミッシュを拝見。日本と関係深い彼とはその後も親交が続き彼の来日公演では毎回楽器を提供してましたが結局私は彼から2台も楽器を譲渡してもらう事に。
こうやって古写真見直してみると1990年代は毎年渡欧して各地の音楽祭や博物館、楽器コレクションを訪問していた様ですね。超円高だった幸運もあり若さの至りで走り回っていたのでしょう。その経験が今の私に繋がっているのだと思った次第。
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