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28日、想い出の公演地巡礼の旅2日目は南国温泉観光地にある超高級ホテルを訪問。四半世紀前初めて大御所チェンバロ奏者K林氏に私のフレンチを弾いて頂けた(公演直後に阪神大震災でそのチェンバロは瓦礫に埋まってしまうも救出)想い出深い会場は今もバブル時代を象徴するような豪華な内装は健在、相変わらず宿泊や食事は超高額ながら(公演当時調律師は勿論宿泊などさせてもらえなかったものの簡単な食事を御馳走して頂きそれが伊勢海老丸ごと乗った豪華パスタで仰天した記憶が・・・)最近は所蔵絵画や内装の見学のみで安価で入らせてくれるのでアリガタシ。日本経済絶頂期の貴重な生き証人というべき歴史的遺産か。やはりチェンバロはこんな空間で演奏聴いてみたいものですが・・・。
27日、暑さと運動会の騒々しさから逃れようと都会を脱出、今回は想い出深い公演会場を巡る旅へ。まずは7年前スイスから来日した古楽アンサンブルが声明と共演した街を訪問。標高800mにある山奥の街は実に涼しくコロナのお陰で人影もまばら。7年前の公演 ではCT2人を含む5人の歌手とガンバ・キタローネ・リローネにチェンバロ・オルガンという珍しい編成のグループと本格的な声明のグループ東西の古楽の激突というユニークな全国ツァー、特に霊山での公演では本場で声明が是非聴きたいとわざわざお江戸からお越しになったお客様もおられましたね。私は鍵盤2台持ち込み、チェンバロを立って弾きたいと言われ階段の上に楽器を設置してました(写真でお判りか?)もう7年前とは月日の経つのは早いモノです。
まずはドッグ入り中の2段フレンチのご機嫌伺い。一晩乾燥したスタジオで水抜きしてやると随分鳴りが回復してきた様子。金装飾で覆われた贅沢な楽器ながら実は金の突き上げ棒が紛失したのでは?と騒動になるも別の所で見つかり無事本体と再会。
午後から都心皇居傍のホールでの室内アンサンブル公演に白フレンチで出動。周辺さぞかし警備厳しく下手すると近付けないのでは・・・と心配するも検問など全く無し、明日五輪開会式なのに都心に緊張感も高揚感も無いのは逆に異様かも。公演は爆音モダン楽器相手にウチの独逸製フレンチ健闘した模様。バロック物をチェンバロでピアソラをモダンピアノで見事に弾き分けた若手実力派奏者の鍵盤さばきに感嘆!
19日、都心の人気小ホールでの公演に二百歳の老ピアノで出動。今日は同じ時代の十九世紀ギターとの共演。この時代ギターとピアノの作品結構あるとの事で中々興味深いプログラム。ピアノに負けない十九世紀ギターの明瞭な鳴りっぷりにも感心。朝楽器搬入でホールに向かうと同じ建物内の大ホールでの人気ロックバンドのPV撮影?の機材搬入で多数の大型トラックが押し寄せておりフォルテピアノ搬入出来ず立ち往生、直談判し何とか隙間にEV使わせてもらえ最後は無事楽器搬入完了。しかしロック系の映像収録の豪華さには驚くばかり、クラシック系とは桁違いの予算なのでしょうね。帰り幹線道路大渋滞、五輪開催で首都高割増料金となったので皆一般道に回ってきた様子、五輪期間中都心は常時大渋滞か?
16日、久々にチェンバロのコンサート 再開します!8月17日(火)会場はお馴染みの池袋目白両駅の中間にある今年ちょうど築百年を迎えるという重要文化財の洋館、今の世相に即した両面窓という換気万全かつ音響素晴らしい小会場(今回は座席半分での使用で限定18席)での開催、充分なコロナ対策を施して皆様をお迎えする予定です。
出演はこれから世界に羽ばたいて行こうという若手実力派チェンバロ奏者2人。勢い有るフレッシュな演奏を御聞かせ出来ると思います。プログラムは英国特集です。また今回の使用チェンバロは2台、1台は独逸の名工Martin Skowroneckが1958年に製作した初期イタリアンモデル、ヒストリカルチェンバロが製造されるようになった最初期の生き証人のような老楽器ですが古くとも超小型なボディから飛び出す鮮烈な音色には驚かれると思います。もう1台は出演者が自ら製作したというルッカースモデル、こちらも奏者同様フレッシュな音色が期待出来ると思います。コンサートの明細とお申込みはこちらをご覧ください。座席限定なのでお早目にご予約を!皆様のお越しをお待ちしております!
15日、先日より熱心に関係者への聞き取り行っている日本フォルテピアノ製造史の調査、我国で誰が最初にフォルテピアノを作ったのか?についてかなりの手掛かり入手に成功。先日私が入手した大御所H氏の1号機シュタインはどうやら3番目、もしや最初か?と思われた四国製は残念ながらベスト5から脱落、現在関西のH氏と東京のT氏のどちらかが先頭だったと推測するもまだ確証出ず。それでも今まで殆ど知られていなかった日本のフォルテピアノ事始めの状況がかなり解明されつつあるのは嬉しい限り!
久々に西のスタジオのg楽器陣の状態チェック(常時無人ながら湿度40%台キープ!)の帰路繁華街外れの蕎麦屋でランチ。以前評判だった大衆店に入るといつの間にか十割蕎麦が売りの本寸法のお店に。さぞ昼時蕎麦好きで繁盛しているかと思うも何故か貸切状態でビックリ。店主拘りの本格十割手打ち蕎麦が出てくるも(蕎麦は旨い!)味気ない器にトマトとカイワレ付きという変な盛り付け、出汁も自分で選べと関西風関東風塩オリーブ油と沢山出てくるも蕎麦猪口ではなく小皿が一枚出て来ただけ(食べ難い)、蕎麦湯は普通のガラスコップで・・・等とても本寸法と思えぬ不思議なスタイル、こりゃランチタイムでも貸切になるわな。本寸法に飽きた方には堪らないお店かも?
13日、スタジオ内連日多数の楽器登板で大賑わい、今日は3台のチェンバロのご機嫌伺い。作業の合間に日本フォルテピアノ製作史の聞き取り調査で複数の製作家にお電話。楽器製作が始まった約30年前の事が早くも皆さんうろ覚えのご様子でどなたが一番最初にフォルテピアノを作られたのかが今だに判らない・・・。今日は四国の某所で一番最初に作られたのでは?という説が飛び出してきてビックリ!それでも候補者がかなり絞られてきましたね。全容解明にはまだ道険し。
夜はスピネット専門運送業者となり都心各所を移動。都心の五輪会場近く何故かお通夜のような静けさ、郊外某所では酒が出ないはずの飲み屋(満席!)で皆さんレモン水?片手に大盛り上がりのご様子。
10日、ウチのチェンバロ陣の中では一番年長の独逸の名工Martin Skowroneck 1958年作(製造番号9番)のイタリアン、間も無くステージに登場との事で演奏家宅でコンディションチェック。20世紀中盤ヒストリカルタイプのチェンバロが製作され始めた頃の貴重な生き証人ながら63歳となってもコンサート用楽器として今だ現役であります(もしかするとヒストリカルのコンサート楽器としては世界でも最長老か?)。何よりも名工の手による超小型チェンバロが持つ豊かな音量と品格有る音色には驚くばかり、ソロ演奏でその圧巻の音を間近で触れる機会は滅多に無いだけに是非多くのチェンバロ愛好家にお聴き頂きたいものです。近日中にコンサートの明細公開予定、乞うご期待!
最近見つけた郊外の隠れ家大衆食堂に再びランチで訪問。モツ料理が得意との事で今日はレバ生姜焼き定食を注文するも鮮度高いレバー山盛りに仰天。かなり辺鄙な場所ながら繁盛しているのも納得。
8日、1929年設立の日本最古のマドリガル合唱団とそれを主宰された黒澤敬一氏宏氏の研究本「日英友好の灯火を守った黒澤家と東京マドリガル会」、刊行されすぐに完売となったものの今回限定で増刷される事となりその記念に主役の東京マドリガル会の演奏がこちら で公開中。さる関係者のお宅を整理中に偶然発見された約70年前の貴重なレコードの音源です。まだ古楽が普及していない時代にこれだけ純度の高い歌声を聴かせてくれていたとは驚きでした。どうぞお聴きください。
4日、フォルテピアノを個人宅にお届け。狭い階段上げ特製楽器カバー使い3人掛かりの難作業となるもナントか完了。今日も車から楽器降ろす時だけ雨が止むという晴れ男運発揮。
次に江戸川区のチェンバロ工房を訪問。先日亡くなられた親方の追悼イベントを工房で今週末開催との事。楽器製作家と共に造形作家でもあった親方の作品を展示されるそうな。工房で奥様と親方の想い出話をしていると「ウチの旦那かなり早くにフォルテピアノを製作していたわよ」と伺い仰天。聞けば1980年代前半?に依頼されてキットのフォルテピアノを組み立てたそうな。どうやら先日日本で初めてフォルテピアノを製作されたと推測した関東の大御所H氏や関西の大御所H氏よりも早かった様子。具体的な年代は未確認ながら日本初のフォルテピアノ製作は江戸川のT氏だった可能性高し!日本のフォルテピアノ史の冒頭を飾る貴重な歴史発掘でありました。
3日、仏蘭西製チェンバロを個人宅へお届け。海が近くこの時期湿度高めと伺うも除湿加湿が出来る高性能エアコンをお使いとの事で部屋の環境良好でひと安心。豪雨来襲との事でずぶ濡れ覚悟するも楽器運送時雨が止みまたもや晴れ男の本領発揮。
訪問先近くの魚屋経営の駅前海鮮食堂でランチ。以前は常時大行列の人気店ながら週末昼時に店内閑古鳥鳴いており仰天。相変わらず新鮮な魚を安価で出す良心的なお店なのに何故?
帰路海岸沿いを走るも海水浴場はコロナで今年も中止ながら海はサーファーで大賑わい!周辺もサーフボードを括りつけて爆走するチャリンコ族ばかり。泳がないものの観光客かなり押し寄せてますね。
スタジオに戻り米国製と日本製の2台のシュタイン系フォルテピアノの鳴き比べ。米国のベテラン作の豪快な鳴りは圧巻ながらこれがフォルテピアノ初作という日本の大御所の楽器も中々健闘しており感心。
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