洋館でチェンバロ弾き比べ
18日、今日は大正10年建築の洋館に2台のチェンバロを持ち込んでの試奏会。会場は小さな部屋ながら天井高く木の床と漆喰壁のお陰で残響豊か、至近距離で芳醇なチェンバロの音を浴びる事が出来る贅沢な空間ですね。やはりチェンバロはこのようなヨーロッパ的な音響の空間で聴かなければ本当の魅力は味わえないのでは・・・。
今日は17世紀のフレンチとイタリアン両タイプが登場。特に17世紀フレンチは日頃中々接する機会がないモデルだけに皆さん興味深く弾かれていた様子。沢山の奏者が入れ替わりで弾かれたのですが皆さん待ち時間にそれぞれの音色の違いも聴きとる事が出来たもの収穫だったのでは。洋館でのチェンバロ試奏会、出来ればシリーズ化していきたいと思っておりますので乞うご期待!
実は昨日はいつもの部屋が使えず初めて使う部屋だったのですが壁にかの大指揮者・齋藤秀雄氏の大きな写真が掲げられておりビックリ(まるでサイトウメモリアルルームの様相)。こちらの学校の音楽指導者だったとの事でこの洋館でもレッスンされており現在著名な指揮者達も出入りしていたようですね。ここがかつて日本洋楽史の重要な拠点だった事は間違いないでしょう。
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