前世紀のヒストリカルチェンバロ
8日、さる大学でヒストリカルとモダンのチェンバロ2台の御機嫌伺い。今まで過去の遺物としてあまり興味が持てなかったモダンチェンバロも、近代古楽復興運動の歴史を改めて検証していくうちに20世紀前半のヒストリカルモデルとしてその存在価値を新たに認識し直した次第。しかしモダンチェンバロといっても末期(?)の楽器とランドフスカやドルメッチなど先人達が約100年前に復活させた初期の楽器では大分音色が違っていたのでは? バッハが所有していたとして有名な「ハラス」チェンバロなどの16フィート付きヒストリカル楽器の豪快な音色がモダン末期モデルでは再現出来ていないのではとも思えるも、コンディションが良いモダン楽器ならヒストリカルに負けない表現力があったのかまだ判断つかず。ランドフスカの演奏など初期モダン楽器の音色は中々説得力もあり結構好きなのですが。
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