梅岡楽器サービスHP

フォト

チェンバロ

  • Photo
    my Cembalo by R・Yoshida

最近のトラックバック

2017年4月12日 (水)

若獅子渋谷来襲!

5_640x480_212日、気候の変わり目でチェンバロ御機嫌斜めです!というSOSを頂いた個人宅へ往診訪問。エアコン除湿器加湿器完備と言う万全の体制で部屋の環境を管理されているも今年の冬の湿度乱高下には楽器も音を上げた様子。当初乾燥しない安全な冬と思ってましたが終わってみればチェンバロへのダメージ大きい厳しい冬となってしまいましたね。まだ加湿器除湿器併用が安全ですぞ。

10_640x480夜は渋谷の大型CDショップの店内で昨日ツァー終えたばかりのチェンバロ界の若獅子氏が生演奏+サイン会。どんな曲を弾くのか注目でしたが(何も決めていなかった様子)冒頭違うフロアから漏れ聴こえるBGMのメロディーを元にした即興からスタート、その後は19世紀アレンジのバッハやフランス物(ルイ・クープラン絶品でしたね)など幅広いレパートリーを演奏しその剛腕振りを披露(すべて暗譜なのにもビックリ)。本公演ではゴールドベルグ変奏曲だけでしたので(アンコールは毎回フランス物でしたが)色々なレパートリーを聴けたお客様は幸運でした(公演前のリハーサルではもっと色々弾いていましたが)。イヤ本当に凄いチェンバロ奏者が現れたものです。

2017年2月11日 (土)

クラヴィコード2台でゴールドベルグ変奏曲

4_640x48011日、前夜より大雪の中西へ移動するも御殿場で危うく通行止に巻き込まれそうになりヒヤリ(以前ここで大雪通行止で3夜連続車中泊という苦い経験あり)。今日は西のスタジオのすぐ御近所の教会での2台のクラヴィコードでのゴールドベルグ変奏曲公演のお手伝い。イタリアの講習会でクラヴィコードデュオの面白さ(あちらには2台一体型のデュオ用クラヴィコードまであるとの事)に目覚めたというオルガニスト御二人が同じ製作家の同じモデル(それも同じ時期作の兄弟楽器)で演奏。ほぼ同じ音色の楽器2台を揃えた効果は絶大で2段鍵盤での演奏と同等に聴こえ実に刺激的、1段鍵盤でのゴールドベルグ変奏曲の演奏の際の不具合を全く感じさせない見事な組み合わせでありました。

2017年1月16日 (月)

クラヴィコード2台によるゴールドベルグ変奏曲

2_640x48016日、昨日雪の中苦労して運んだ2台のゲブンデンクラヴィコード、出番の公演を伺うとBachのゴールドベルグ変奏曲を2台のクラヴィコードデュオで演奏するという実にユニークなプログラム。イタリアでは2台のクラヴィコードが1台に合体したヴィザヴィ(Vis-a-Vis) のような楽器まであるそうでデュオ演奏が実に盛んだとの事、それに刺激を受けて日本でも実現させた公演だとか・・・、チェンバロソロでは聴き馴染んだ名曲がクラヴィコードデュオではどんな演奏になるか本番が楽しみであります(近日中に明細お知らせの予定)

5_640x480クラヴィコードの次は出番間近のチェンバロの御機嫌伺い。暖冬の正月が過ぎやっと本格的な寒さが到来しいつもの冬の厳しい乾燥がやって来てますね。加湿器フル回転であります。




2017年1月15日 (日)

雪の信州訪問

4_640x48015日、楽器運送の依頼を受け信州小淵沢にある自然溢れる山中の楽器工房を初訪問。毎度他と一味違うユニークな楽器を作られる方だけに工房訪問を楽しみにしていたのですが期待に違わず興味深い楽器を拝見する事が出来ました。

2_640x471拝見した楽器の中で驚いたのはチェンバロやフォルテピアノの原点とも言えるクラヴィシンバルム。実は私も海外の楽器は調整した事もあり多少の経験はあったのですが、この楽器はチェンバロの弾き系とピアノの叩き系の両方のメカニックが共存すると言う実にユニークな構造でありました(ワンタッチで切り替え可能)。まだ未完成で音を聴く事が出来ず残念。

1_640x499今日は東から西へ600km近く走破するも東京を離れるともう一面雪景色。信州では名物ほうとうを食べ体を暖めるも標高が上がると気温マイナス7℃という厳しい寒さ。幸い小淵沢は酷い雪では無かったものの名古屋市内の高速は雪で全面ストップ、仕方なく関ケ原方面に迂回するも信州より酷い雪で中々前に進まず深夜にやっと楽器届け先に到着。

12_640x480今日運んだのは同じ製作家の同じモデルというゲブンデンの兄弟クラヴィコード。来月にデュオ演奏のコンサートで使用の予定であります。



2017年1月 3日 (火)

今年は日本古楽史の謎に迫る1年に

6_640x4803日、西のスタジオで初仕事。出陣前のチェンバロの御機嫌伺いの後は秘蔵の現存最古(?)の国産クラヴィコード(今から57年前に作られたとの事)を久々に御開帳。2017年はまだ謎に満ちた日本の古楽史を検証する1年にしようと思っております。このクラヴィコードのように素性がまだはっきりしない日本古楽史の貴重な生き証人も是非この1年で謎を解明したいところであります。上半期にはその日本古楽史の謎に迫る多彩なイベントを多数企画中、ご期待ください!

2016年11月21日 (月)

弘法さん

22_640x48021日、西に移動し京で楽器2台調整。まずはベルギーの名工作のクラヴィコードの御機嫌伺いから。先日大幅なピッチ上げを実行したものの安定感いまひとつだったので日を改めて調整の仕上げを敢行。名工こだわりの作風のためかちょっとした変化にも繊細な反応示す楽器なようですね。音色の素晴らしさは特筆物であります。

23_640x480次は国産1段フレミッシュの御機嫌伺いへ。夏の湿気の影響大で(今年の天候不順のせいもあるでしょうね)ピッチ大きく上昇してましたが堅牢な作りの楽器だけにメカは殆ど変化無くホッ。

13_640x460今日21日は弘法さんの日でしたね。通り掛かりに京都の有名な古寺での露店市を10数年振りに散策。広大な境内に様々なジャンルの店がひしめき合う賑やかさは相変わらず。しかし時間無く好きな骨董品探しがゆっくり出来なかったのが少々残念(SP盤や蓄音器も出ていたのですが)。最後は100年前の独逸製のピアノの御機嫌伺い(年季入った作りながら今だ魅力ある音色を奏でてくれるのが素晴らしい!)で今日の任務終了。西のスタジオのお隣の古寺もお大師さんで賑わっておりました(参道の商店街いつもは閑散としているのにこの日だけ大繁盛ですね)

2016年10月29日 (土)

ベルギー製のクラヴィコード

1_640x48029日、今日はさる演奏家がお持ちのベルギーの名工作の大型クラヴィコードの御機嫌伺いへ。季節またぎのお陰で大幅なピッチ変更となり楽器のコンディションが中々安定せず調整苦労するも(海外の楽器は日本の環境に簡単には馴染んでくれませんね)その表情豊かで張りの有る音色は流石であります。

17_640x480今夜の放映の某国営放送の音楽番組ご覧になりましたでしょうか?ベートーヴェン特集でウチの1820年製ウィーン式オリジナルフォルテピアノが登場しておりました。業界の重鎮小倉さんの演奏も貫禄充分、しかしアイドルピアニストがフォルテピアノを弾いて膝レバーの謎に迫るシーンは残念ながらカットされてましたね。




2016年8月 8日 (月)

オリジナル楽器の音色を体験する

23_640x4808日、先日の浜松樂器博物館でのオリジナル楽器イベントでは博物館所蔵の多くの鍵盤楽器に触れる事が出来ましたが、一番感銘を受けた事は1788年製のオリジナルクラヴィコード(P.Lindholm)の表現力の豊かさと楽器のコンディションの良さでありました。20世紀後半に英国の名工により大規模な修復をされたとの事ながら見事な出来栄えであったようですね。歴史的遺産が現代においてもその真価を発揮している稀有の成功例でしょうか。その素晴らしい音色を堪能出来た貴重な機会でありました(音色を聴きたい方はCDで是非ご鑑賞あれ)。

13次に開催するオリジナル楽器のコンサートは、10月16日(日)14時からつくば・バッハの森での18世紀イタリアンパイプオルガンのレクチャーコンサート。日本では数少ない(ここだけ?)18世紀様式のイタリア・トスカナ地方で作られた6ストップのパイプオルガンの鮮烈で芳醇な音色を聴いて頂きます。今回は特に出来るだけ18世紀の音色に近づくため電気モーターでは無く手ふいご使用での演奏を予定しております(人力でのパイプオルガン稼働のコンサートも滅多に聴けない貴重な機会であります)。まもなく明細発表予定。乞うご期待!

32そして次にはオリジナルチェンバロの東京・池袋の重要文化財の洋館での2公演(10月27日(木)チェンバロリサイタル、11月25日(金)Ft&CemDuo)を開催。チェンバロ工房の最高峰Ruckersファミリーの作と言われる秘蔵の2段チェンバロが久々に舞台に登場の予定(もうこれで最後の可能性大であります)。オリジナルフルートとオリジナルチェンバロの銘器の演奏を東京で間近に体験出来る貴重な機会、是非お聞き逃し無く!

2016年8月 6日 (土)

浜松でオリジナル楽器三昧!

1_640x4806日、浜松樂器博物館でオリジナル楽器三昧の1日。まずは18世紀北欧の大型クラヴィコードをメインに17世紀イタリアンチェンバロも参加しての一般向けのレクチャーを開催。夏休み週末とあって子供連れや家族揃っての参加多数、この博物館の人気振りに感心。

33_640x480次は鍵盤楽器の展示スペースで多数の楽器を演奏と解説付きで紹介。連続して音色を聴く事で各楽器の特徴が鮮明に浮かび上がり収穫多し。閉館後は日本クラヴィア協会の主導で展示楽器を参加者でじっくり検分。皆さんにはオリジナル楽器の魅力を存分に知っていただけた様子。最後にはクラヴィコードリサイタル。実に健全な状態を保つオリジナルクラヴィコードと抜群の鍵盤コントロールで楽器から魅惑の音色を引き出す演奏家のコンビネーションも素晴らしくオリジナル楽器の真の魅力を堪能した次第。




2016年8月 2日 (火)

浜松でオリジナル楽器に浸る1日

22_640x4802日、今回は8月6日浜松楽器博物館で開催のイベントのご紹介です。
 
浜松楽器博物館が所有する鍵盤楽器コレクションが存分に堪能出来るイベントを多数ご用意いたしました。日本では数少ないオリジナルの鍵盤楽器に接する事が出来る貴重な機会ですので是非ご参加ください(まだ参加可能です) 博物館はJR浜松駅の近くですので足の便も便利です。新幹線を利用しますと東京から1時間半、夜のコンサート終了後も余裕で帰京出来るようです。また東京から車で往復される方もおられまして同乗も出来そうですのでご希望の方は梅岡までご連絡ください。
8月6日(土)
浜松楽器博物館 http://www.gakkihaku.jp/
 
開館時間内に館内で開催のイベント
イベント 1)
 オリジナルクラヴィコード レクチャー (演奏とお話 宮本とも子)
   13時半 14時半 15時半 の3回開催 (各20分)
              (入館料のみで参加可能)
  ★ 日本で数少ないオリジナルのクラヴィコード(Pehr Lindholm (Stokholm 1780)
                の魅惑の音色を演奏とお話しで紹介します
イベント 2)
 古典鍵盤楽器ガイド (演奏 岩淵恵美子 楽器解説 佐藤裕一)(各20分)
       展示楽器を演奏と解説でご紹介します (楽器は都合により変更の可能性あり)
             (入館料のみで参加可能)
   14時 テーマ「チェンバロからクリストフォリへ」 

   使用楽器: カークマン2段  (1750 London)   FF – f3 (61key)  8+8+4f Buff

             キーン・スピネット (18c初頭 London) GG/HH – d3(53key) 

             クリストフォリ (18c初頭の楽器の復元 日本)GG – c3 (54key) 

  15時 テーマ「フォルテピアノ ウィーンとロンドン」 

   使用楽器: ワルター (1808~10 Wien) FF – f4 (73key)

             グラーフ (1819~20? Wien)  CC – g4 (80key)
             ブロードウッド (1800~08 London) FF – c4 (68key)   

  16時 テーマ「スクエアピアノとパリ」 

   使用楽器 : ラウド・スクエアピアノ (1805?  London)  FF – c4 (68key)

             プレイエル (1830? Paris)  CC – f4 (78key)
夜の特別イベント
イベント 3

クラヴィア協会会員特別見学会 (参加費無料)

 17時から約1時間弱 展示の鍵盤楽器を見学

 日本クラヴィア協会会員のために特別に開催の展示楽器の見学会です。

  日頃じっくり見れない楽器を専門家の演奏と解説付きで見学して頂きます。

  (交代で試奏体験も実施の予定)

  オリジナル楽器の音色を体験出来る貴重な機会です。

     博物館入口に17時に集合 事前予約が必要 申し込みは梅岡まで

     梅岡 umeoka-gakki@nifty.com 

 

イベント 4

クラヴィコード スペシャルミュージアムサロン (有料)

 オリジナルクラヴィコード(Pehr Lindholm (Stokholm 1780)を使ってのレクチャーコンサート

   演奏とお話し 宮本とも子  お話 高橋靖志

  18時 開場 18時半 開演 終演予定 19時45分

 詳しくは http://www.gakkihaku.jp/ のイベント欄をご覧ください。

 

お問合せ、お申込みは 梅岡 umeoka-gakki@nifty.com まで 

最後に登場楽器の写真をどうぞ

11_640x480初期イタリアンチェンバロ(Francesco Marchioni  1646 Firenze)は昼のレクチャーに登場の予定。17世紀のチェンバロの音色が日本で聴けるのは本当に貴重であります。

.

.

.

.

14_640x480こちらは英国の名工カークマン作の2段チェンバロ。20世紀初頭に古楽復興の始祖たるアーノルド・ドルメッチが修復したという楽器でもあります(鍵盤の色が違うのは多分修復の際の仕業でしょう)。現在はオリジナル仕様に沿ったメカニックになっているとか。

.

.

12_640x480こちらはモーツァルトからベートーヴェン時代のウィーンの代表的なピアノ工房ワルターのフォルテピアノ (1808~10 Wien) FF – f4  (73key)。もう6オクターブに音域が広がった工房の後期の作品であります。

10_640x480こちらもウィーンを代表するメーカーであるグラーフのフォルテピアノ(1819~20? Wien)  CC – g4  (80key)(ただし伝グラーフとの事)。鍵盤の豪華な仕上げ具合は見物であります。

23_640x480最後にこの日の主役であるクラヴィコード(Pehr  Lindholm (Stokholm 1780)。豪快な鳴りっぷりと反応良いタッチが見事な楽器です。20世紀における修復の素晴らしさを垣間見れる貴重な歴史的証言者でもあります。

乞うご期待!

 

より以前の記事一覧