2日、パリ郊外にある仏蘭西ピアノ専門修復工房訪問。最近ショールームが出来たとの事でそちらに伺うと19世紀から20世紀初頭までの極上のコンディションの仏蘭西ピアノがずらりと勢揃いしており感嘆!中には独逸と米国のピアノも。出来るだけオリジナルの個性は残したままコンサート等にも使える状態にしたいとの事でその労力たるやかなりのモノのはず。自国の伝統文化を継承しようと頑張る素晴らしいピアノ工房でありました。
パリ中心部に戻りオルガン巡り。まずはクープラン一族がオルガニストを務めたという教会へ。教会内にクープラン一族の解説が少ないのが意外。ここはまた20世紀初頭初めてオリジナルチェンバロでの演奏をレコードに吹き込んだP・ブルノールもオルガニストでした。
次に昨日チェンバロ演奏でお会いした仏蘭西の俊英がオルガニストを務める近くの協会へ。こちらはフランスの現代メーカーのオルガンながら歴史有る教会の建物に上手くフィットした設計に感心。
オルガン巡りの教会のご近所には火事被害にあって修復中のノートルダム寺院があり間も無く公開再会だとか。正面から見ると確かに修理はほぼ終えている様ですが・・・。
裏に回ると工事はまだまだ数年は掛かりそうな様子。サクラダファミリアの様に修復工事も見世物にするのかも。
仏蘭西の旅を終え今度は独逸へ。飛行機が遅れ深夜ホテルに着くもスマホアプリで無人チェックインするハイテクホテル。お陰で入力ミスすると永遠に入る事が出来ず立ち往生、最後遠方?のクレームセンターに連絡してやっとチェックイン。部屋に入るのに鍵もカードも無くすべてスマホで操作というのは初体験ながらメカ音痴の高齢者には辛いシステムでした。
10日、西国巡礼旅3日目は南国へ。讃岐に負けないうどん王国にいるので朝飯は早朝から大繁盛の地元有名店でごぼ天うどん。食べる時柔らかくモチモチの麺が唇に纏わりつく感触が素晴らしい!
南国まで足を運んだのは2017年作の横田宗隆氏により歴史的製法で製作されたパイプオルガンの見学の為。完成後少しづつ熟成しているオルガンの音色を堪能。
他の方にもこの素晴らしいオルガンの演奏を聴いて頂きたいので手伝ってね!と急遽ふいご師として登板する羽目に。大型オルガンのふいご中々難易度高し。教会でお会いした方がベルリンから来られた天正遣欧使節伊東マンショの研究家の方と知りビックリ。ちょうど昨日隠れキリシタンの史跡巡りをしたお話をするとお互いの情報交換で大盛り上がりとなった次第。
今日も秘湯巡りで活火山エリアの温泉地へ。ドライブ中の車からでも猛烈な湯煙と硫黄臭が味わえ期待値爆上がり。
山奥の秘境温泉を久々に訪問。ここは鮮烈な青白い色の濃厚なお湯が素晴らしい! 幸い貸切で秘湯を独り占め出来ご機嫌。混浴露天風呂は怖気づき入浴出来ず。
夜はまた山奥の隠れ家湯治温泉宿に宿泊。ここはすべての部屋に源泉掛け流しの内風呂があり入り放題なのがアリガタシ。横の川のかわずの大合唱を聞きながら温泉三昧の至福の一夜。
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