2024年12月 7日 (土)

あのオルガンが・・・

2_202412080848017日、朝現地のTV見ていると何やらオルガン直ったというニュースが・・・。ノートルダム寺院いよいよ公開再会との事。

3_20241208085001またもや空路移動へ。

2024年12月 2日 (月)

仏蘭西ピアノとクープラン

47_202412030226012日、パリ郊外にある仏蘭西ピアノ専門修復工房訪問。最近ショールームが出来たとの事でそちらに伺うと19世紀から20世紀初頭までの極上のコンディションの仏蘭西ピアノがずらりと勢揃いしており感嘆!中には独逸と米国のピアノも。出来るだけオリジナルの個性は残したままコンサート等にも使える状態にしたいとの事でその労力たるやかなりのモノのはず。自国の伝統文化を継承しようと頑張る素晴らしいピアノ工房でありました。

14_20241203023201パリ中心部に戻りオルガン巡り。まずはクープラン一族がオルガニストを務めたという教会へ。教会内にクープラン一族の解説が少ないのが意外。ここはまた20世紀初頭初めてオリジナルチェンバロでの演奏をレコードに吹き込んだP・ブルノールもオルガニストでした。

32_20241203023401次に昨日チェンバロ演奏でお会いした仏蘭西の俊英がオルガニストを務める近くの協会へ。こちらはフランスの現代メーカーのオルガンながら歴史有る教会の建物に上手くフィットした設計に感心。

47_20241203023501オルガン巡りの教会のご近所には火事被害にあって修復中のノートルダム寺院があり間も無く公開再会だとか。正面から見ると確かに修理はほぼ終えている様ですが・・・。

38_20241203023601裏に回ると工事はまだまだ数年は掛かりそうな様子。サクラダファミリアの様に修復工事も見世物にするのかも。

481仏蘭西の旅を終え今度は独逸へ。飛行機が遅れ深夜ホテルに着くもスマホアプリで無人チェックインするハイテクホテル。お陰で入力ミスすると永遠に入る事が出来ず立ち往生、最後遠方?のクレームセンターに連絡してやっとチェックイン。部屋に入るのに鍵もカードも無くすべてスマホで操作というのは初体験ながらメカ音痴の高齢者には辛いシステムでした。

2024年11月23日 (土)

ダブルヘッダー

1_2024112322410123日、久々にダブルヘッダー。まずは大学内での合唱公演にオルガンで出動。指定ピッチがいつもより低く調律安定するか心配するも会場の暖房効きが悪く自然とオルガンのピッチ下がり気味で大助かり。

4_20241123224701終演後急いで次の公演会場へ。こちらは先乗りの若い衆が舞台照明の熱で調律メロメロなチェンバロ相手に格闘中。オルガンはどんな環境でも調律狂わない「賢いオルガン」でありました。

2024年11月22日 (金)

ペダル付き楽器

3_2024112219080122日、演奏家宅の国産オルガンのご機嫌伺いに若い衆引き連れ出動。かなり御歳の楽器ながら毎日弾き込んでおられるので以前よりも鳴りが向上しておりひと安心。充分な時間も頂きチェンバロと構造が全く違うオルガン調律に戸惑う若い衆の実地研修も出来てアリガタシ。

5_20241122191601作業の合間にお持ちの二十世紀タイプヒストリカルチェンバロの見学も。初めて見るので若い衆もかなり興奮気味、良い機会だと古今東西のチェンバロ史を講義する羽目に・・・。今日は二台共ペダル付き楽器でありました。

7_20241122192001スタジオに戻りペダル無しの白耳義製オルガンの出陣前の最終チェック。コンサート用オルガンの調律のし易さを改めて実感。

2024年10月13日 (日)

温度変化に振り回された1日

3_2024101319430113日、代打で郊外のホールでの合唱団の公演にオルガンで出陣。連休の渋滞怖いと早朝出発するので(何故か渋滞無く2時間前に現地到着)前夜にオルガン車に積み込むも朝見ると寒さで車の窓が曇っておりビックリ。会場では搬入前に冷え切った楽器を日光浴させ暖める羽目に。ホールはかなり年季入っており照明強く舞台は凄い高温となり今度は楽器暖まり過ぎが心配に。本番前時間掛けて調律して安心しているとお客様大入りで場内暑くなったとの事で急に冷房入り一転舞台寒い位に。演奏前に調律チェックすると大幅に狂ってしまっており真っ青になって短時間で調律やり直し。ナントか出番には調律間に合ったものの温度変化に振り回された1日。

2024年9月29日 (日)

救世主公演

1_2024092920290129日、郊外の人気ホールでの「救世主」公演にオルガンで出動。気温程良く運送しても全く調律変化しないアリガタイ季節、その上1ストップしか使わないとの事で実に苦労しない現場でありました。そう言えば業界のお仲間が倒れたとの情報入りビックリ。

5_20240929203601今日のホール、自主公演のチラシを拝見するのが楽しみなのですよ。相変わらず過激な売り文句並ぶ凄いデザイン、良く見ればキャッチコピーの隙間にオリジナル川柳を挿入するという新技まであり感嘆!公演予定見ると昔の様にチケット完売多い様ですが古楽公演ももっとやってください!どんな渋い古楽公演でも完売させていた奇跡のホールだったのですから。

2024年9月 2日 (月)

パイプオルガンご機嫌伺い

7_202409022224012日、さる教会で大御所T氏作のパイプオルガンのご機嫌伺い。私はベテラン製作家のサポート役ながら調律も一部担当。しかし自分の体格が高所作業には向いていない事を再確認した次第(痩せなければ・・・)。もう30歳を超えるオルガンも保管環境が良いお陰か鳴りも良くメカニックも安定しておりひと安心。

12_20240902223101昨日は台風直撃か?と思いきや途中で消滅してしまったと聞き胸を撫で下ろすも作業中嵐の様な荒天となりヒヤリ。帰路に着く頃には晴天となり大きな虹も。

2024年5月10日 (金)

西国巡礼旅南国へ

1_2024051018220110日、西国巡礼旅3日目は南国へ。讃岐に負けないうどん王国にいるので朝飯は早朝から大繁盛の地元有名店でごぼ天うどん。食べる時柔らかくモチモチの麺が唇に纏わりつく感触が素晴らしい!

11_20240510183001南国まで足を運んだのは2017年作の横田宗隆氏により歴史的製法で製作されたパイプオルガンの見学の為。完成後少しづつ熟成しているオルガンの音色を堪能。

4_20240510183401他の方にもこの素晴らしいオルガンの演奏を聴いて頂きたいので手伝ってね!と急遽ふいご師として登板する羽目に。大型オルガンのふいご中々難易度高し。教会でお会いした方がベルリンから来られた天正遣欧使節伊東マンショの研究家の方と知りビックリ。ちょうど昨日隠れキリシタンの史跡巡りをしたお話をするとお互いの情報交換で大盛り上がりとなった次第。

15_20240510184601今日も秘湯巡りで活火山エリアの温泉地へ。ドライブ中の車からでも猛烈な湯煙と硫黄臭が味わえ期待値爆上がり。

19_20240510185301山奥の秘境温泉を久々に訪問。ここは鮮烈な青白い色の濃厚なお湯が素晴らしい! 幸い貸切で秘湯を独り占め出来ご機嫌。混浴露天風呂は怖気づき入浴出来ず。

22_20240510190101夜はまた山奥の隠れ家湯治温泉宿に宿泊。ここはすべての部屋に源泉掛け流しの内風呂があり入り放題なのがアリガタシ。横の川のかわずの大合唱を聞きながら温泉三昧の至福の一夜。

2024年3月23日 (土)

オルガンご機嫌伺い

4_2024032322420123日、日本オルガン界の大御所T氏初期作の小型オルガンのご機嫌伺い。年月経てど今だ健在なのはバランスの良い設計のお陰か。作業終え隣にあったモダンチェンバロを触らせて頂くも昨日の革のツメと今日のデルリンのツメのタッチ音色の違いの大きさを改めて実感。スタジオに戻るとお隣の旅館の高校球児宿泊の看板が無い・・・、残念ながらもう敗退していたのか。

2024年3月16日 (土)

ポジティフオルガンソロ公演

1_2024031621140116日、ポジティフオルガンソロ公演本番。今回は建築とBachの関係を語る対談もあり大物建築家も登場。しかし客席向いて演奏出来る楽器なのにオルガニストは大オルガンと同様に後ろ向きで演奏を希望。幸いウチのオルガンは音の志向性が殆ど無く後ろ向きでも客席まで充分音が届いた様子。

4_20240316212901終演後スタジオに戻りブントフライクラヴィコードの最終チェック。長い冬眠から目覚めてから大分調子が出て来た様で鳴りも調律も安定してきてひと安心。

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