25日、ドッグ入り中の国産1段チェンバロのご機嫌伺いから。長さ180cmで5オクターブと欲張った設計がユニーク。
午後から某大学内の築百年を超えるチャペルでのヨハネ公演のリハにオルガンで出動。このチャペル有名なヴォーリスの設計ながら本人にとっても特にお気に入りだった様で自身の結婚式もここで行われたとの事。その歴史的建築で私も数多くの公演に参加させて頂き思い出深い場所でもあります。
チャペルは最近耐震工事を施され音響も改善し阿蘭陀の名工作のオルガンも導入され充実した空間になったものの上空が飛行機の航路となってしまい騒音問題が発生か。驚くほど低空飛行しているのでまるで911の様な写真が撮れてしまう程。
ヨハネリハご一緒のチェンバロが何故か日替わり状態、昨日はジャーマン、今日はフレミッシュ、調律師も日替わり!リハの途中大御所ヨシオ先生が聴きにお越しに。少し御痩せになった様子ながらお元気そうでした。
27日、間も無く担当するミッションで楽しみなのはチェンバロとホールオルガンの共演。過去ポジティフオルガンとの共演は数あれどホールのパイプオルガンとご一緒は記憶無し・・・。両者のピッチが合うのかが一番心配ながらホールからは「ウチのオルガンのピッチは440」との事。温度1℃違えば1Hz近くピッチ変化するオルガンが真冬にピッタリ合う訳無いと思うのですが・・・。そう言えば昔某チャペルでのパイプオルガンのCD録音に参加していた際、真冬ながら暖房無しで録音強行、皆寒さに震えながらナントか収録終え最後にオルガンのピッチを計ってみたらバロックピッチのはずがヴェルサイユピッチになってました・・・。まあ曲がクープランだったのでOKとなりましたが(笑)温度次第でピッチがいくらでも変わるオルガンの怖さを思い知った次第。
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