大宮でロ短調ミサ
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15日、昨日に続き大宮でロ短調ミサのリハーサル。会場に一番乗りしてみると舞台のオケの配置が普通に逆戻りしていてビックリ。聞けば昨日リハ終了後に指揮者から「やっぱ、普通がいいなあ」との要望があったとか。やはり舞台最前列で客席に背を向けないと落ち着かなかったのかも?
夕方は田端で10月に開催の北とぴあ国際音楽祭のメイン公演・ハイドンのオペラ騎士オルランドのリハーサル。(まだ3ヶ月もあるのにオペラの練習は驚くほど長期間!) チェリーやムッチャンなど(誰か判る?)売れっ子が参加との事で本番が楽しみ!本番はフォルテピアノ使用ながら代理を務める我がフレミッシュチェンバロ、現在日本で唯一(多分・・)のA=430仕様の貸出楽器では? 明日は再びA=442の世界に逆戻りの予定・・・。弦は大丈夫か?
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14日、朝から連日水抜き作業中のチェンバロのご機嫌伺い。昨夜やっとカバーを外し今朝やっとフタ開け。楽器の鳴りはほぼ回復したもののピッチは相当下がったまま。慎重にピッチ上げをするもののまだご機嫌が直らないチェンバロ君、またもや「プッツン」と抗議行動。この時期一回水分を吸い込むと厄介な事!
昼からポジティフオルガンを持ち込んで大宮のホールでリハーサル。「たまにはお客様に指揮者の姿を正面から見てもらいましょう」とのユニークなアイデアで何とオケは客席に背を向けて演奏、いつも後姿ばかりの指揮者が今日は客席から良く見える!いつもは奥に追いやられるオルガンも定位置ながら今日は最前列だ。反響板のお蔭で音響はさほど変わらず中々面白い雰囲気かも。
実はアマチュア合唱団のバッハ「ロ短調ミサ曲」のリハーサル。リハ会場の舞台が狭く100人を越える合唱団は舞台にのる事が出来ず(オケもこぼれそう・・・)客席で歌う羽目に。
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28日、今日は早朝から兵庫のホールにポジティフオルガンを持って参上。コンサートではホールのチェンバロも使うとの事でチェンバロ調律は別の技術者が担当。(珍しいパターンかも) ポジティフオルガンとチェンバロを一緒に使用する場合は2人の技術者の経験と呼吸が揃わないと中々上手く行かないのでどんな技術者の方とご一緒になるかと緊張するも、今日のお相手は旧知のY氏(From東京)で一安心。仕事の合間も業界四方山話で楽しく雑談(中々興味深いお話の応酬になった様子)
今日は京都出身の野入志津子(Lu)を中心にD・プランティエー(Vn・フランス)、M・アムライン(Vc・独系スイス)、A・マルキオル(Cem・Or・イタリア)という多国籍のアンサンブル「パルナッスの歓び」公演。(一体公用語は何語だろうか?) 演奏はヴァイオリンが大活躍のJ・J・ヴァルターやJ・P・ヴェストホフという17世紀後半ドレスデンで活躍した作曲家やリュートのヴァイス(野入さんのソロは絶品!)、マルキオル氏大活躍のバッハのトッカータのチェンバロソロ(これ位しか有名な曲が無かった!)という本当に渋いプログラム。
演奏も素晴らしかったですが、この渋い曲目でも完全ソールドアウトという驚くべき集客力を見せ付けた兵庫芸文の勢いにも感嘆!(今古楽公演の開催では日本一勢いがあるのでは?) 写真はヴァイオリンで不思議な「ウクレレ奏法」を披露するプランティエ氏(実は皆でピチカートの曲)。彼の驚異的なピチカート奏法は一見の価値有り!東京公演は7月3日武蔵野のみ、必見のグループです。(残席ある?)
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昨夜目白を出発、深夜快適なドライブで西へ。早朝神戸で翌日使用のチェンバロを保管場所へ。現在東京神戸間は東名高速~伊勢湾岸道~新名神~名神と使えば以前より約半時間(距離で約30km)早くなった様子。これはアリガタイ!しかしながら愚図つき気味の天気の東京から神戸に来ると爽やかな盛夏真っ盛りというお天気にビックリ!(日陰は涼しいながら日なたは灼熱の様子) 今日は昼から兵庫のホールで若手ソプラノ歌手の進元一美リサイタル。
透き通った美しい声の持主の新鋭をサポートするのは「関西系」の強力伴奏陣。ガンバの平尾雅子(京都出身)、リュートの佐野健二(大阪在住。今日はギター、リュート、テオルボと贅沢に3台も出動。弦数は数えると合計55本!もうチェンバロ並みでしたね。調弦ご苦労様!)、チェンバロ・ポジティフオルガンの上尾直毅(大阪出身。今日は2段積みでは無くて助かった!)の3人+調律の私ももちろん関西系ですね・・・。舞台スタッフからマネージメントまで舞台での会話はすべてベタベタの関西弁というのも中々新鮮でした!今日偶然にも先日の○○マルコちゃん率いる伊国怪僧一座と同じ楽器を同じ舞台で提供。さて、本番はどんな風に聴こえたのでしょうか?(新鋭Sop女史、中々健闘されていましたよ!) 終演後チェンバロを翌日出動の楽器と積み替え。
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10日、スタジオに来られた演奏家とのご挨拶が「昨夜の雷凄かったですね!」。私も西武池袋線のダイヤが乱れたお蔭で昨夜は近所の踏切で合計1時間弱も足止め食ってました。(ウチの近所は踏切しか無い!) オルガニストのNさんは「ホールの中まで落雷の轟音が聴こえました」との事。イヤハヤ大変な夜でした。今日は一転晴れ間の見える初夏の暑さ。スタジオ内も冷房を切ると暑い時期になりました。(ポジティフオルガンのピッチは上がり気味) 今日はOrとVgのリハーサル。久々にオルガン演奏でのバッハのガンバソナタを聴けました。演奏家との雑談で「ビルスマ(Vc)とボブ(Or)のガンバソナタは名演なのにチェンバロとガンバの組合せのガンバソナタのCDに決定盤は無いのは何故?」なんていう不謹慎な(?)お話も・・・。
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早朝仙台を出発、雨のみちのく路を南下。相変わらず10℃と寒い!(明後日から暦では夏なのに・・・) 午前中目白スタジオに帰還。東京も寒いのでビックリ。昼から明治学院バッハアカデミー公演。ポジティフオルガンの調律後毎回楽しみな学生食堂でランチ。今日の看板メニューはカレー+カツ丼という高カロリーの組合せ(550円は安い!)。今日は長旅でお疲れ気味、しっかりエネルギー補給のためにあえて若者メニューに挑戦。何とか完食。
今回のバッハアカデミーは「オルガンとカンタータ」。廣江理枝さんのポジティフオルガン独奏でヴェックマンのトッカータやバッハのコラール前奏曲など、古楽器アンサンブルを交えてバッハのカンタータやモテット。改装後のチャペルはパイプオルガンとの相性が良さそうな響きの様子。秋に延びているというパイプオルガンの完成が楽しみ。
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14日、朝に雨の東京を出発。今日は所用で静岡・沼津を訪問。まずは腹ごしらえと沼津漁港へ。名物の天日干しの干物がズラッと並び壮観か。
小魚の干物だけでなく大型魚の頭やカマなども勢揃いでさすがは観光客に人気の漁港。どの店も朝から多くのお客様で賑やかな様子。
ランチタイムには行列が出来るという人気定食屋で少し早い昼食。この店名物の「海鮮かき揚」は何と高さ15cm!隣のテーブルのご婦人が注文されてましたが、ボリューム満点で食べても食べても減らない様子。さすがに揚げ物の塊では飽きるのでは?と私は盛り合わせの天丼を注文。揚げたての小魚が最高!生しらすも美味かった!
沼津で所用を済まし今度は富士市の個人サロンを訪問。19世紀フランスを代表するパイプオルガンの銘器・Cコル社の楽器(20世紀初頭の作とか)を拝見。この貴重な歴史的オルガンの存在感ある音色に感動。バロックオルガンとは違う19世紀的なキャラクターとタッチには驚きました。毎月コンサートを開催されているというヨーロッパの小さな教会のような天井が高く残響豊かなサロンも素晴らしい!
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6日、有楽町で連日開催の「熱狂」音楽祭に出動。(2年振り!) ポジティフオルガンの出番は13時ながら混乱しそうな舞台裏を予想し安全策として朝一番(何と7時!)に楽器搬入。今年の「熱狂音楽祭」、最終日も朝9時15分開演のコンサートから大入りで相変わらず人気の様子。今年はシューベルト特集、さすがにチェンバロは出番は無いもののポジティフオルガンやフォルテピアノの出番が多いのでは?と期待するも結局ポジティフオルガン使用のコンサートが一回のみ。ちょっと古楽器系には縁の薄いシューベルト特集でした。
私の担当はOE金沢とドイツ勢の共演したステージ、オルガンはミサ曲で使用、別の曲でもピアノの出番もあるという盛り沢山の内容ながらリハはたった15分。同じステージで1日8公演も演奏という強行軍では仕方無いスケジュールか?演奏家にも技術者にも厳しい進行は相変わらず。それでも本当に多くのお客様の来場は嬉しい限り。私はすれ違いながらマエストロ・コルボ氏の元気な姿を間近で拝見出来て大満足。
ところで今日夕方のTVニュースで「本日東京の最低湿度が10%と5月としては史上最低を記録」と報道していました。皆さんの楽器は大丈夫でしたか? 地方では8%と一ケタというトンでもない記録が出たそう。(いつもありがたくない記録更新の常連地・甲府だった様子) 当分は乾燥にご注意あれ!
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22日、今日はポジティフオルガン2台を使ってのコンサート。午前中はスタジオで下調律。今日の相方のふいご屋氏も念入りに調律。車1台にオルガン2台(1台はハードケース入りの上にレガールのオマケ付きだ)を積み込むのにまずは四苦八苦。何とか積込み近江楽堂へ。
勝山雅世オルガンリサイタルはポジティフオルガン2台を使っての意欲的なプログラム。私のベルギー製のOrとふいご屋氏のオランダ製のOrの鳴りっぷりの違いが聴きドコロか?最初音量差が気になるもリハが進むにつれて2つの楽器の音色が上手く融合するようになり一安心。写真の奥は心配そうにリハを見守るふいご屋氏。
今回は近藤岳(Or)の他、坪田一子(Vg)、廣海史帆(Vn)が共演。ソロの他通奏低音楽器としてのポジティフオルガンの魅力も存分に堪能。
今回の一番の聴き物は2台のオルガンの競演。B・パスクィーニも面白かったですが、何よりも近藤岳氏作曲の2台のポジティフオルガンのために書き下ろしの新曲が迫力ありました。ベルギーvsオランダのオルガン対決はどちらも魅力を存分に出し合い一歩も譲らず、勝負は引き分けだった様子。折角の珍しい2台オルガンの好勝負ながら立会人が少々少なかったのが残念!
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20日、明後日近江楽堂での勝山雅世さんの2台ポジティフオルガンのコンサートのリハーサルのため、石井氏所有のポジティフオルガンが目白スタジオに登場。二人で狭いスタジオを苦労しながら組立。今回石井Orはレガール付きとフル装備での参戦。 さて、2台のポジティフオルガンの音色がどんな風に聴こえるのか楽しみ!
午後からリハ開始。まずは勝山雅世(石井Or)+坪田一子(Vg)の演奏。奥に控えるのはオルガン提供の「ふいご屋」 I氏。新調のメガネ似合いましたよ。
続いて勝山雅世(Or)+坪田一子(Vg)+廣海史帆(Vn)。自分のスタジオで初めて他のポジティフオルガンの音色を体験するもその違いが大変興味深い!
私にとっては一番楽しみな2台ポジティフオルガンの共演。B.パスクィーニでの掛け合いも聴き応え充分ながら、やはり今回のために作曲された「近藤岳/3つのストラクチュール」〜2台のポジティフオルガンのための(2008)〜(委嘱初演)が最大の聴き物かも? 様々な奏法や音色が飛び出し面白そうです。(私は隣の部屋で漏れ聴こえる演奏を聴いていただけですが・・・)
4月22日19時開演・近江楽堂で開催の「勝山雅世オルガンリサイタル」、お聴き逃しなく!
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11日、明日から始まるフォルテピアノの伊藤深雪さん達の最後のリハーサルを少し見学。明日の京都・宮津公演のみフルートが共演で楽しみ。午前中は六甲山の麓のお宅でピアノ調律。桜は散りかけながら野鳥の声を聞きながらの仕事は楽しいもの。
午後から尼崎へ。ランチタイムは庶民的な尼崎の商店街を散策。ここで日本で多分現存する最古(大正元年創業とか)の中華料理屋を訪問。歴史の重みを感じる店内かと思いきや普通の下町の垢抜けない中華屋で拍子抜け。
早速中華そばと炒飯を注文。「炒飯は大・中・小・ミニとあるけどどうします?」との事、そのキメ細かいサービスにまずは感心!ミニを注文すると出てきた量は結構あるのでまたまた感心!さすが100年近くも続く由緒ある中々良い店だと喜んでいると・・・
いよいよ出てきた中華そばは、丁寧に足で踏んで作るしっかりとした麺と具の多さで中々の一品。ダシも古き良き時代の味でこれまた興味深い。まあまあ満足で支払いをすると何とミニ炒飯が500円、中華そばが800円との金額にビックリ!普通の下町のお店なら半額では? 日本最古のお店となると料金に拝観料が含まれているのかも・・・。
食事後もディープな大阪下町の商店街を散策、ここはやはり阪神タイガースの本場!何しろ「優勝までマジック133」なんていう大看板があるし、「タイガース勝利の翌日はビール半額!ただしお一人様15杯(!)まで」というのけぞる様なサービスまである。(15杯もビールを飲む人がいるのか?) ナニワの活気溢れる雰囲気を満喫出来ました。
夜はモーツァルトの「レクイエム」公演本番。いつもよりポジティフオルガンの音がクリアに聴こえると違う曲のように感じてしまい興味深い。何度聞いても名曲です。
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10日、今日は東西で4元同時進行という慌しさ!まずは相模湖での録音セッション3日目(最終日)。関西での先約と重なったため前夜録音終了後に舞台で賞味期限の長い(笑)調律をして深夜西へ移動。今日の録音はO君が現場立会いで私は遠隔操作役。朝一番にO君からの報告で「チェンバロ全然狂っていません。ピッチも昨日のままです」との事。「出来るだけ触らないように」との指令をして録音の状況を逐一遠隔から監視。結局録音はスムーズに終了し夕方「もう終わりました!」との連絡あり一安心。O君お疲れ様!
夜明け前神戸到着、早朝から某音大に緊急出動。昨日何故かチェンバロのフタの蝶番が3つ中2つも脱落、新学期のレッスン初日に先生がフタを開けようとしたらフタが外れ蝶番が曲がってしまった!とのSOSを頂き慌てて修理で訪問。(響板にフタが当たらなくて良かった!) いつのまにか純正部品が紛失しており代用品の心棒がゆるい為脱落した模様。学校はどんなトラブルが発生するか判らないものです。
午前中はまもなくスタートの伊藤深雪(Fp)河村典子(Vn)の関西ツァーのリハーサルのため神戸東灘区のリコーダー・トラベルソ製作家の星加清人氏の工房で東京から運んできたフォルテピアノを設置。私の関西での楽器倉庫として一部お借りしている部屋は管楽器の調律のために年中温度を一定に保っているのでチェンバロやフォルテピアノにはありがたい!
午後からは尼崎のホールで明日の3年前の痛ましい「福知山線脱線事故」の追悼コンサートのリハーサル。(地元合唱団によってモツレクなどを演奏) 今回のホールのすぐ近くで起こったあの大事故は知人の方も多数利用する路線だったもので他人事には思えない。今まで何度もオルガンを提供した「モツレク」、いつもオルガンがほとんど聴こえない悩みの種の曲だったのですが(間違えないと聴こえないよといつも言っているのですが)、今日は何故かオルガンがクリアに聴こえるのでビックリでした。
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8日、朝から相模湖のホールで録音セッションのためチェンバロとポジティフオルガンを持って出動。雨の中楽器をホールに搬入していると外でけたたましいサイレンが鳴り始めてビックリ。雨で相模湖が増水したのでダムの放水開始を知らせる警報だとか。放水中はずっと鳴りっぱなしとかで録音に支障が出るかと心配するものの朝だけでした。午前中から順調に録音セッションが進行するものの、今度は午後にホールの方から「国道20号が豪雨で通行止めになったよ」との一報が入りビックリ。無事帰宅出来るかこれまた心配するも夜には雨の弱まり無事目白へ帰還。何故かデジカメのデータが消えてしまい今日の写真は無しです。チェンバロ奏者のMさん、今日はポジティフオルガン演奏に専念し大活躍!オルガンも魅力的な音色で鳴っておりました。CD完成が楽しみ! そういえば今日は東洋のクリスマス(?)である花祭りでしたね。
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3日、今日は大阪でポジティフオルガンの移動と調律で出動。オランダのK社製の楽器は軽くて運送にはありがたい。枚方の教会に搬入後、調律前に楽器を環境に慣らすため長めのランチタイムを頂き周辺を散策。温度が安定してから調律開始。滅多に触らないオルガンはパイプの配列を忘れてしまっているので音はすれどパイプが行方不明という事が多く中々厄介。結構時間を掛けて無事調律終了。
枚方と言えば確か10年以上前に来た不思議なジャズ喫茶を思い出し久々に訪問。住宅地の真ん中にあるお店は果たしてお客が来るのか心配するほど見つけにくい。営業中の札を見て店内に入ろうとすると庭先にいたお婆さんが「お客さんだね?今呼んで来ますから」と隣の自宅へ店主を探しに行かれてました。先に店内に入ると中は真っ暗、しばらくすると老店主が現れ照明を点灯(それでも我々の席だけというのが不思議でしたが)。飲物の注文前に分厚いリクエストブック(懐かしい!)を持って来て「リクエストどうぞ」。「何でも良いですが」と言っても「聴きたい盤を言って!」と中々頑固な店主。50年代のブルーノート盤をリクエストするとしばらくレコード棚をゴソゴソ探してから「これで良いかな」。やっと音が出たのでオーディオ装置を眺めると、スピーカーは開口部2m以上もある巨大なコンクリートホーンをメインに4WAYのマルチホーンシステム、真空管アンプ駆動でモダンジャズの迫力のあるサウンドが凄い!CD出現前のアナログオーディオ全盛期の音が今だに聴けるとはビックリ!(凄い音量でも疲れないぞ) 店内は「昭和のジャズ喫茶」が凍結保存されていたかのような雰囲気、まるで時間が止まっていましたね。こんなお店はもう絶滅していたと思っていましたが枚方の住宅地の奥でヒッソリと生存していたとは・・・。
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1日、明日本番のオラトリオ滋賀の「ヨハネ受難曲」のリハーサルで朝から安土・文芸セミナリヨへ。早朝神戸は雨、安土は雪では?と心配するものの雨で一安心。ただホールに除雪車があるのはやはり雪が多い証拠?リハの合間にホールに隣接する信長の館を見学。
1992年のセビリア万博で展示されたという信長建立の安土城天守閣の豪華さに感心。復元といえ細部まで凝った装飾が凄いです。
ここ安土に日本で最初の神学校「セミナリヨ」があったという事は「日本での西洋音楽の事始」と「日本で初めてパイプオルガンが演奏された場所」でもある訳ですね。(九州のセミナリヨとどちらが早かったんでしたっけ?) 滋賀県内で唯一の大型パイプオルガンを持つというホールも西洋音楽の聖地に相応しいのでは?
オラトリオ滋賀のヨハネ公演、今回はポジティフオルガンで出動。朝一番にホール到着、車の中で冷え切った楽器を少しでも早くに暖めたいと急いで舞台に楽器を搬入するも舞台が外と変わらないほど寒い!ここ数日コンサートが無く暖房が入っていなかったとの事。午前中時間を掛けてゆっくりと楽器を暖める作戦に急遽変更へ。昼頃やっと予定のピッチに上昇にヤレヤレ。夕方までリハに立会い夜は東京へ移動。深夜無事目白に帰還。
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11日,池袋「SPACE・1F」でのオルガン研究会例会に楽器提供で参加。演奏・解説は桒形亜樹子さん。古典調律体験シリーズとして今日のお題は「20・21世紀のバッハ調律」。様々な時代のバッハ調律を聴き比べと言う事でポジティフオルガンに「バッハ/リーマン調律(2004/5)」「1/4ミーントーン」「ヴェルクマイスターⅢ(1691)」、チェンバロに「バッハ/ケルナー(1975)」「平均律」と欲張って5種類も調律。まず前半は「バッハの曲はミーントーンで結構弾けるんです」という意外な説を桒形さんが実際の演奏で実証。確かにバッハの周辺にはまだミーントーンオルガンが多数あったはず。バッハ自身もミーントーンとの接点が多かったのではと演奏を聴いて納得。
後半、まずはバッハ調律の20世紀代表としてケルナー調律を解説。王冠の紋章に調律法が隠されているという説には当初ビックリでしたが、1/5PCというヴェルクマイスターⅢ(1/4PC)と、ヴァロッティやヤング(1/6PC)の中間という収まりの良さで一時期は話題だったのですが今や殆ど使われなくなったのでは?桒形さんは結構好きで今でも使っていますとの事。
最後に今だに海外のネット上で真偽の激論が続く21世紀代表のリーマン調律が登場。バッハが平均律第1巻の自筆譜に自ら書き込んだ不思議なグルグル文様から解読されたという話題の新説は、バッハ関連とは関係なく意外に融通の利く優れものの調律法か。私も何度もコンサートで使いましたがモダン楽器相手でも結構違和感が無い!(その時の奏者はリチャード・エガー氏) 謎のグルグル文様はバッハが同時代の別の作曲家の楽譜の表紙に描かれた文様に影響されたのでは?という新説の登場に少々興奮! F・Suppig が1722年に出版の楽譜にある文様と比較すると確かに影響があったのでは?と確信出来るほど似てました。(どちらが先かがまだ確定していないようですが) 「影響を受けたバッハが表紙の余白に後からグルグル文様を書き込んだようでしょ」との大胆な推測が面白い!
ミーントーンとバッハ/リーマン調律をコンサートで体験したい方は、2月27日池袋明日館でのシーベ・ヘンストラ チェンバロリサイタルをお聴き逃しなく!
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9日、朝から明後日11日に開催の日本オルガン研究会2月例会の準備。今回は「バッハの音律再発見? 不等分と12平均のはざまで」というタイトルで、ポジティフオルガンとチェンバロ(フレンチ2段)を使って最近話題のバッハ調律を様々な代表的な調律法と解説付きで聴き比べという企画。演奏・解説は桒形亜樹子さん。2台の楽器でなるべく沢山の調律法を聴き比べ出来るようにと、チェンバロは下鍵盤と上鍵盤で違う調律(1/5PCと1/12PCがこんなに違うなんて!)、ポジティフオルガンはミーントーンとバッハ調律を違うストップに(もうカプラーは絶対使えない)。明日はオルガンは別のコンサートに出動の予定、今日桒形さんの練習の後に再調律です・・・。あまりに組合せが複雑で朝一番うっかりミーントーンのピッチを半音間違えて調律。オルガンで良かったものの、チェンバロなら楽器がゴネて弦がプッツンだったかも・・・。 バッハ調律とミーントーンの聴き比べが出来るコンサート、2月27日明日館でのシーベ・ヘンストラ チェンバロリサイタル もお聴き逃しなく! ヨーロッパで活躍中のチェンバロ奏者が奏でるバッハの響きに興味深々。彼は自己HPの冒頭にバッハ調律のコメントをアップしているほど入れ込んでますね。バッハの自筆譜から発見されたと話題のバッハ調律、レクチャーとコンサートの2連チャンです。乞うご期待!
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3日。朝から名古屋のホールで楽器搬入との事で前夜に東京出発。またもやエコドライブで一般道ノンビリ旅のつもりが箱根で大雪に遭遇。雪道のスリップに気を使いながらソロソロと山越え。(この時は雪は箱根だけ) 少々クタビレながら明け方名古屋到着。今日は名古屋の創立42年という老舗合唱団「Cor Chorale」のコンサート。公演直前にメンバーの方が急逝されたとの事で急遽追悼コンサートに。
コンサート前半は合唱のみ、後半に去年から開催が続くモンテヴェルディの「オルフェオ」(抜粋)を演奏。器楽陣は九州からのメンバー、合唱は名古屋と言う事で事前の練習が充分出来なかった様子。楽器搬入後すぐに練習したいとの事で楽器のコンディションをチェックすると、昨日スタジオで6ヘルツもずらして調律したオルガンとチェンバロ、読み通りリハ時にはピッチが揃っていたので一安心。ゲネ前の調律は無しで練習開始。
今回のオルフェオの器楽陣はオルガン・チェンバロ・ハープを2人で分担、それにヴァイオリン+リコーダーだけとたった4人!先日の東京での大編成を競った南北オルフェオ公演とは一転して非常にコンパクトな編成。また追悼の意味を込めて故人が歌う予定だったオルフェオのパートはカット、何と主役のオルフェオ抜きで約1時間弱の演奏にするために大胆な再構成をしたとか。それでもシンプルながら結構聴き応えのあるオルフェオとなったのでは。
本番前、照明や演出などの確認をしながらの練習となりゲネが何と開演15分前まで続く。(昼本番でした) 結局2台の楽器の調律時間は開場後たった15分。中々タイトな仕事になった様子。(それでも意地で時間内に調律しましたが) 終演後名古屋から高速を飛ばして帰京、世田谷での別件リハーサルの楽器搬出時に何とか滑り込みセーフ。名古屋は雨だったのが東京は大雪だったのでビックリ。こんな日に雪国への出張ではなくて良かった!(ご近所の同業S氏、何とこんな日に東北へ向ったそうですが意外に東京周辺の方が雪多かったそうな・・・)
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30日、午前中ご近所で保管中のチェンバロが再びスタジオに帰還。またもやスタジオ内は楽器6台で満杯状態。昼からご近所のお仲間G社のS・S両氏がスタジオ来訪。今度調律をお願いする楽器のチェック&打ち合わせでお越しいただくも、先日終了の南北オルフェオ公演の裏話(目白駅前商店街組合がどちらも参加してましたね)を手始めに業界ネタ話の応酬合戦に。(本来なら新年会の酒の肴話だったのですが) 午後からポジティフオルガンの練習でKさん来訪。昨日の別口のオルガン試奏の際、古典調律の比較のために急遽8fは平均律、4fはミーントーンに調律。今日のKさんは普通の練習との事で元に戻そうとするも、念のために「今違う調律を仕込んでますが・・・」とお伺いするも「面白いのでそのままでOK」とのお返事あり。1台のオルガンで初期物も近現代物も同時に弾き分けられるとあって楽しそうに様々な曲を練習されるKさん。さながらご近所池袋の某ホールの回転オルガンのように便利なオルガンに変身出来たかも? 今度2月11日の池袋「SPACE・1F」で開催予定の日本オルガン研究会の例会でも、4種類の調律法をポジティフオルガン・チェンバロの2台で聴き比べの予定。調律法の響きの違いを体験するには同じ楽器で比較するのが一番有効か? 最近バッハの研究で一番エキサイティングな話題という「バッハの平均律クラヴィア集の自筆譜の表紙の渦巻き模様」から発見されたというバッハ調律を中心に、色々な調律法を体験出来ます。お聴き逃しなく!
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29日、久々にスタジオに戻り各楽器の調律やコンディションをチェック。約1ケ月振りの調律となる楽器もピッチ調律共に変化無くすぐに出動可能なので一安心。寒い中密閉した部屋で24時間エアコン・加湿器稼動のお蔭か。先日出動のイタリアンは次回のコンサートのために再調律、同じミーントーンながらピッチが半音違うので中々大変!音によっては1/4音ほど上下するので断弦を警戒しながら何度かの調律でやっと安定。 夕方から4月に近江楽堂でコンサートを予定の演奏家お二人が来訪しポジティフオルガンを試奏。
このコンサート、中々凝ったプログラムのようで、ポジティフオルガン2台を使っての珍しいオルガンデュオでパスクィーニ、ヴァイオリンやガンバの共演でS・A・エレディア、P・A・ロカテッリ、D・オルティス、そして注目はこのコンサートのための2台オルガンのための委嘱作品(近藤岳作曲)など多彩な選曲。今日はもっぱら新作の構想を練るためにオルガンでの様々な特殊奏法をテスト。本番では反則スレスレの特殊奏法も繰り出される様子。2台のポジティフオルガンのオランダvsベルギーお国対決の聴き比べも注目か。お聴き逃しなく!
勝山雅世 オルガンリサイタル Vol.1 2008年4月22日(火)19時開演 近江楽堂 料金3000円 出演 勝山雅世(Or) 近藤岳(Or・作曲) 廣海しほ(Va) 坪田一子(Vg) 使用ポジティフオルガン ★石井賢所有 W・V・D・Putten(オランダ)2004年製作 2007年レガール部拡張 ★梅岡楽器サービス所有 E・Debaisieux(ベルギー)1994年製作 詳しくはまもなく発表との事です。
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