14日、みちのくでの楽器運送の為早朝御江戸を出発。今日は移動日なのでノンビリ寄り道しながら北上。まずはみちのく南橋の鄙びた温泉街の老舗共同浴場へ。熱湯と冷泉の2種類の源泉が選べるもののどうやらプールの様な冷泉の方が傷治療などの効能が高いそうな・・・。ちと我慢大会ではありましたが。
みちのくの山奥に入るとまだ盛大に雪が残っておりやっと春が来た様な気配。
次に正に山奥の秘境にある隠れ家温泉へ。予約貸切のみとの事で極上の温泉を独り占めの至福のひと時。こちらも熱湯の源泉から少し温い湯まで3段階選べて実に快適。昔は湯治場として繁盛していた格式ある年代物の建物も素晴らしい!
この温泉旅館の周辺実はまだ桜が咲いておりまさかこの時期の花見が出来るとはとビックリ。オマケに雪も残っており雪見と桜の花見が同時に出来る奇跡の組み合わせに遭遇出来た次第。
温泉巡りの後は蕎麦巡りを。山奥の街道筋にある山小屋風のお店で野草をタップリ使った田舎ならでは天ざるを注文。何やら突き出しの量も多く満腹に。
食後は歴史的建築探訪へ。湖畔の明治末期の洋館保存状態が良く中々見物でありました。
江戸時代のかなりいびつで不思議な形状の寺院も素晴らしかった!
29日。日本古楽界のレジェンドの遺品コレクションをお預かりする事になり大量な紙資料や録音テープがスタジオに到着。早速日本古楽史研究のお仲間と一緒に中身を検分する事に。長きに渡り活躍されていたレジェンドはその演奏活動歴を克明に記録されており研究家としては大助かり。
数百本もの演奏録音テープを活動歴の資料と照らし合わせながら検分するも今まで録音が残っていないと思われていた某有名グループの音源が大量に出てくるは、世界的な古楽奏者の初来日の音源が奇跡的に見つかるは、大発見の連続で大興奮。幸いカセットテープの保存状態が良くどの音源も半世紀経つのに問題無く聴ける様でナニヨリ。
半世紀前のカセットテープは最初期の物だけに見た事が無いパッケージばかり・・・。先日検分した三千本のオープンリールテープコレクションは大半が劣化しており聴けない状態だったのにほぼ同時期のカセットテープはどれも健全な状態だったのにはビックリでありました。
29日、多田コレクション展示試奏会2日目。初日に飛ぶ様にリコーダーが売れてしまいもう1/3しか残っていない状態に。一部の購入者に無理言って楽器残して頂き何とか展示会の面目は保っているのですが・・・。
今回楽器と共に展示されていたのが多田先生の克明な演奏記録。それを見てみるとかのブリュッヘン氏と多田先生の初共演が初来日の1973年と思いきや実はそれより8年前、1965年に米国で早くも共演していた事が判明。ブリュッヘン氏と日本古楽界の接点が今から60年も前には始まっていたとはビックリ。多田先生の長きに渡る活動歴にはまだまだ新発見がありそうで今後の研究が楽しみであります。
28日、多田コレクション展示試奏会今日から3日間開幕。初日には多田逸郎氏の教え子始め多数の方が来場し展示楽器を熱心に試奏。展示38本の笛から早くも23本も譲渡先が決まるという盛況振りでありました。
27日。明日から3日間開催の多田コレクション展示試奏会、38本のリコーダー。トラヴェルソを展示会場に設置完了。日本古楽界のレジェンド多田逸郎氏が長年に渡り蒐集した銘器に触れて頂ける貴重な機会であります。初日3月28日はもう試奏申し込み満杯ですが29日30日は空きがあるので是非お越し下さい(予約して頂くとありがたいです)。楽器と共に多田逸郎氏の長きに渡る演奏記録も展示しております。日本のリコーダー史にご興味ある方には見逃せない一級資料是非ご覧ください!
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