23日、みちのくから北の大地への長旅は安価な温泉宿を渡り歩く日々。昔から北の宿は夏でも涼しいのでエアコン無いよと聞いていたが今回かなりの場末の宿でもエアコン完備ばかり(百年経つ廃墟寸前旅館と有名温泉地老舗ホテルは無かったですが)。宿の方に伺うと最近大量に押し寄せている外人客は暑さが苦手なので入れましたとの事。お得意様には逆らえないというところか。猛暑続く北の大地を旅する貧乏人にはアリガタシ。
今日は見残し無い様にと観光地では無い僻地を延々徘徊。夏の北の大地はキャンピングカー、バイク族、チャリンコ族(外人多し)の量の多さに驚くなかり。中には大八車3輪で旅する猛者もいました。
ランチは観光客が来ない漁港田舎町の普通の寿司屋でちらしを注文。魚の味には煩い地元民相手のお店なので地元産の新鮮なネタを安価で提供している様。
僻地の資料館で歴史的な大工道具の充実した展示を拝見。昔から船大工の伝統残る街だとか。
同じく資料館で珍しい国産グランドピアノが展示。象牙鍵盤が使われており有名作曲家の所有品だったとの事で特注品だったのでは。
7日、以前ご一緒した欧州で大活躍の人気鍵盤奏者から「日本で一番好きなフルコンの銘器」と伺っていた百歳を超える独逸製のピアノを拝見しに遠征するも現在使用予定無くカバー被って冬眠中で雄姿拝む事も音色聴く事も(写真撮る事も)出来ず残念。同じメーカーの竪型ピアノは写真撮れたもののこちらも修復したばかりなのに冬眠中だとか。多くの名ピアニストが絶賛したフルコン銘器是非再び活躍してもらいたいものですが・・・。
ピアノオーナーの蓄音器とSPレコードのコレクションも保管されていると知り拝見。戦前からの素晴らしい収集レコード陣にはチェンバロのランドフスカやクラヴィコードのドルメッチの盤が多数含まれており戦前日本での古楽ブームの片鱗を改めて感じた次第。
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