60年前の第2次古楽ブーム
5日、先日ハマの老舗ピアノ店にて発掘した古い資料を少しづつ検証中。今から60年前の洋楽海外演奏家公演記録を見ると浪速の音楽祭に独逸の古典管弦楽団が来日との事。当時まだ珍しかったチェンバロが入ってます。
同じ時期にルネサンス合奏団というグループも来日との事。ポルタティーフオルガンやガンバ、リュートを交えた本格的な古楽器演奏だった様子。ちょうどイムジチの四季が人気を博していた時代だけに日本でも古楽ブームと言える程感心が高まっていたのでしょうね。個人的な見解としては1930年代がドルメッチやランドフスカのお陰で日本における第1次古楽ブーム、1960年代がイムジチなどのお陰で第2次古楽ブームが起こったのではと申し上げております。
同じく60年前の音楽本の広告には浜松のピアノメーカーによるチェンバロ製作販売の広告が大きく掲載されてました。古楽ブームに当て込んで国産チェンバロを量産しようとしていたのでしょうね。現在の日本古楽界の源流はこの辺りの時代から始まったのでは・・・。
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