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20日、みちのくで連日仕事の中今日だけOFFなので周辺の秘湯温泉巡りを敢行。郊外では曼殊沙華を今秋初めて発見。まだ30℃越える厳しい残暑続く中でも秋の気配は確実に近づいてきている様子。
今回はガイドブックにも載っていない様な超穴場の鉱泉を巡る事に。1軒目は山奥の田んぼの真ん中にポツンとある湯治宿へ。マニアには堪らない寂れ具合の宿、お湯は透明無臭な循環でまあ普通。
2軒目は街外れのバス車庫の裏にあるこれまた古びた湯治宿鉱泉。少し濁ったお湯は傷や骨折治療に良く効くとの事で常連多いのだとか。何故か入口にコンバスやアコーディオンやオルガンが並ぶ不思議な雰囲気でありました。
ランチは漁港近くの海岸沿いの景観素晴らしい海鮮食堂へ。美味安価量多いお店なので週末は行列必至ながら平日は直ぐに入店出来てノンビリ新鮮な魚を堪能。
食後は腹ごなしに岡倉天心が愛した海辺の景勝を散策。津波で消失してしまった天心所縁の六角堂も再現されてます。
3軒目はこれぞ山奥の秘湯という寂れた湯治宿。お湯が独特の濃厚な成分と知り楽しみにしていたものの去年日帰り入浴はやめてしまったとの事で噂の温泉に入る事出来ず残念。
最後は街中にありながら周辺だけ異空間の様に自然に囲まれた御贔屓の古びた湯治鉱泉へ。以前は凄まじい寂れ具合に驚いていたものの今日あちこち回ると他に比べるとまだ綺麗な方だったのかと実感。前回の訪問時には狸・兎・山羊がいたのに今日は残念ながら姿見れず。ホール周辺の秘湯を堪能した1日。
19日、みちのくのホールでの楽器ご機嫌伺い、今日はホールご自慢の16fチェンバロが御相手。通常の2段鍵盤より16f弦1列多い構造なので張力に負けて変形等トラブル出やすいタイプながら万全の保管体制のお陰で楽器のご機嫌は上々でひと安心。これも日本のホールで唯一のヒストリカル16fチェンバロを末永く大切に活用していきたいというホールの熱意のお陰であります。
16fチェンバロは秋以降のコンサートシーズンでも大活躍の予定。中でも御歳92歳の日本チェンバロ界レジェントによるゴールドベルグ変奏曲リサイタルが注目の公演か。半世紀以上前のモダンチェンバロ時代から16fの扱いに精通されているレジェントが去年来られた際、ゴールドベルグ変奏曲をこのチェンバロで是非弾きたいと所望されたという特別なリサイタル。日本でここだけでしか聴けない16fチェンバロによるゴールドベルグ変奏曲是非お聴き逃し無く!
14日、みちのくでのモーツァルトオペラリハ最終日。出動前街を散策するとマニアックなコレクションを展示の施設を発見。懐かしいウルトラマン大集合。
間も無く街の秋祭りな様で巨大で派手な装飾の山車が準備中。夜になると街のあちこちで祭囃子の稽古の賑やかな太鼓の音が鳴り響いております。
この街は名産の雲丹の駅弁が有名。以前は早朝の開店と共に売切れていたのに今日は昼前でも残っていたので思わず購入(人気が無くなってきたのか製造量増やしたのか?) オマケに地元産の昆布や味噌田楽も美味そうだったのでつい手が出てしまい満腹に。
オペラリハは順調に進行。すっかり秋の気配となったみちのくのホールは舞台上少し乾燥気味で涼しくフォルテピアノの調律殆ど狂わず大助かり。
12日、昨日昼飯喰い損なった反動で早朝より魚市場でモーニング海鮮丼。付近一帯朝から観光客で大賑わい、ネタは新鮮ながらボッタクリ値段でも行列並ばずすぐに入店出来るだけでアリガタイ。
朝飯後すぐにフェリーでみちのくへ。結局北の大地滞在はたった19時間。それでも秋の気配濃厚で半袖シャツでは寒い位。本州に戻るとまだ残暑感じましたが。
次の目的地へ移動の途中ご近所(チト遠い?)の秘湯温泉で休憩。まずは山奥の霊山にある無人温泉へ。ここは混浴ながら今日初めてカップルと遭遇、私が近付いてきた気配で慌てて飛び出した様で湯舟の中でのご対面とはいかずチト残念(笑)相変わらず凄い硫黄臭が体や服に染みついてしまい人間の燻製状態。
もう1軒立ち寄った熊が出そうな山奥の秘湯温泉は全国的に有名なのか僻地なのに入浴客多し(その為写真無し)。こちらも成分濃厚で色や匂いも強烈ながら肌がピリピリするするのが心地良い。
10日、地方公演に楽器提供の為長距離遠征。途中の田舎町に100年余の歴史誇る劇場があると知り見学。昔ながらの桟敷席が満杯で旅芝居一座の歌謡ショーの真最中、お陰で昔のままの人力のすっぽんや回り舞台を使う生本番を初めて体験。素晴らしい動態保存の劇場。
近くの定食屋でランチ。人気の天丼頼むも凄いデカ盛りに仰天。大将の天婦羅の揚げ方が素晴らしいお陰で何とか完食。
通り道近くに秘境温泉があると知り寄り道。寂れた山奥の田んぼの片隅のビニールハウスの中に源泉掛け流しの無人温泉があるという変わり種。余程成分濃い温泉なのか湯舟が分泌物でガビガビ。マニア垂涎の秘湯でした。
近くにもう1軒山奥の秘境湯治旅館あるのでそちらも訪問。ドバドバ湧き出る温泉で湯舟どころか洗い場も水没寸前。ここで昼寝するのがマニアの流行りだそうですが。
今日は目的地まで辿り着けず途中の由緒ある老舗旅館に素泊まりで宿泊。部屋に通されるも浴衣も手拭も無く冷房も効いていない粗末な部屋でガッカリ。老舗は素泊まり客の扱い酷いなあと思っていると実は女将が間違えて予備の布団部屋に通してしまった様で平謝りされましたが。
5日、移動中古楽公演多い西の人気ホールに寄り道し秋のコンサートシーズンのラインナップをチェック。10月に来日予定の独逸の重鎮、こちらのホールではフォルテピアノトリオでの公演が。近隣のホールでは注目の自作曲を含むチェンバロリサイタルも開催予定。心配されていた体調も良好との事でいつもの様に切れ味最高の演奏聴かせてくれるはず・・・。
早くも年明け1月に来日の仏蘭西のチェンバロ王子のリサイタル も情報公開。前回の超絶技巧なフレンチプログラムで度肝を抜いた新鋭、今度はドイツイタリアプログラムを披露との事。またトンデモナイ演奏聴かせてくれるのでしょうね。乞うご期待!渋い古楽系公演もすぐ完売になるホールなのでチケット確保はお早めに!
4日、江戸川区にあるフォルテピアノ練習用サロンで楽器入替作業。サロンからコンサート出陣予定の独逸製シュタインを出して代わりに米国製シュタインを設置。今まで苦労していた2階からの吊り降し作業も新たに電動ウィンチ導入で1人で出来る様になり随分楽に。
楽器交換前に2台並べて鳴き比べ。長年弾き込んでいる米国製シュタインの豪快な鳴りっぷりは相変わらず健在ながら20年以上冬眠していた独逸製シュタインがここ最近の弾き込みで随分鳴る様になっておりビックリ。もう音量は両者遜色無しか。
この練習用サロン訪問の楽しみのひとつがご近所の隠れ家海鮮割烹の魚料理。今日も新鮮なカツオ叩き定食を堪能。御江戸で並ばずにこのレベルの魚食べれるのが実にアリガタイ。
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