西国巡礼旅2日目
9日、今回宿泊した温泉街は2008年3月ここ出身のトラヴェルソ奏者忠さんのリサイタルでご一緒した思い出深い街でした。思い出に浸りながら早朝から恒例の温泉巡り敢行。まずは判り難い路地奥にある地元民専用温泉に突撃するもローカルルールが判らず常連の方に睨まれたので早々に退散。
次は駅前の「高等温泉」と名乗るオモロイ老舗へ。熱湯とぬる湯を選べるのもユニーク。幸い貸切でのんびり入浴。
次は山奥のこれまた有名温泉地を訪問。ここも2008年6月に古楽音楽祭 で長期滞在した思い出深い場所。御贔屓のFUJIMORI建築(温泉施設)相変わらず健在ながら今日は外から見学だけ。
こちらではまず街外れの古びた無人温泉へ。床がお湯の濃厚な成分の堆積物で彫刻の様に盛り上がっているのが凄い。ここも貸切。
次は少し離れた山中にある隠れ家温泉へ。ここの炭酸泉が凄くまるでサイダーに浸かっている様で体中がパチパチはじける刺激に包まれる不思議な感触。伺うと冷泉にしないとこの凄い泡立ちは起こらないとの事。そのためかなりのぬる湯でありました。16年前はまだ温泉に左程興味無かったものの今ならこんな素敵な場所での古楽祭なら狂喜乱舞していたはず・・・。
この温泉地は川辺にある周辺から丸見えの露天風呂が有名ながら流石に入っている人影無し。もう橋の下の脱衣所も壊れたままなので利用者はいないのかも。
この温泉地周辺は隠れキリシタンの遺跡が多数残っているエリア。かなり山奥に隠されていたキリシタンの墓碑を見学。以前は密かに十字が刻まれていた墓石が山中に残っていたのを以前見た覚え有るも今は移設されたのだとか。
近くの街には隠れキリシタンの資料館もあるが何より凄いのはキリスト教弾圧の時代洞窟の中に作られた礼拝堂が約500年経て今だ現存している事。今回はキリスト教伝来の足跡を辿る機会に。
ランチは山中で偶然通り掛かった食堂へ。定食注文すると20種類を超えるおばんざいが食べ放題という太っ腹なサービスのお陰で人里離れた辺鄙な場所ながら行列出来る程の大繁盛店。
夜は讃岐に負けないうどん王国の街へ。早速夜営業のみで行く機会無かった有名店を訪問。釜揚げうどんのみというシンプルなメニューで柔らかくもモチモチした麺と濃厚ながら上品な出汁の組み合わせが絶品。
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