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2024年5月

2024年5月31日 (金)

英国製2台が御相手

1_2024053117390131日、ドッグ入り中の英国製楽器2台のご機嫌伺い。小型超軽量スピネット各部手を入れる度に目覚めてきた様でひと安心。1人で運べる楽器なので調整も自分で出来る様に工夫されている設計に感心。

2_20240531174301イングリッシュモデル2段鍵盤、通常の仕様とは全く違う個性的なレジストレーションをどうまとめようか思案中。

2024年5月30日 (木)

英国製小型超軽量スピネット

13_2024053019510130日、コンサートツァーも終わり溜まっているドッグ入り中の楽器の修復の1日、英国製スピネットが御相手。1人で簡単に持ち運びする為に設計された英国の老舗メーカー製小型超軽量楽器は一時期世界中で人気あったのか過去何台か出会った経験有り。そう言えば昔クイケン兄弟から「チェンバロが公演先に無かった時代2人で運ぶ様な大きな楽器を電車に積んでツァーしていたぞ。車掌に見つかって「これは誰の持ち物だ!」と怒られると知らぬ顔をしてやり過ごし駅に着くと慌てて運び出したものさ」という話聞いて大笑いしてましたが昔は皆チェンバロ調達に苦労していたもんです。最近も「飛行機で運べるチェンバロ有る?」とお尋ね頂いたばかり。1人で運べるチェンバロは今でもアリガタイ!

2024年5月29日 (水)

凄腕デュオ千秋楽

1_2024053000580129日、Vn&Cem凄腕デュオ来日ツァーも今日の都心老舗ホールでの公演で千秋楽。通常ツァー期間中はチェンバロ連日車中泊ながら昨日の凄い湿気で楽器可哀そうと深夜にスタジオに戻し朝まで水抜き作業。ウチのスタジオは常時欧州と同じ湿温度にしているので朝にはご機嫌回復した様でひと安心。今日は平日昼公演ながらほぼ満席近い大盛況、仕事休んでも良い物聴いてやろうという古楽ファンの熱心さに頭下がる思いながら御客様の高齢化も一因か・・・。今日のバッハプログラムでも凄腕デュオ圧巻の演奏を披露。伊国重鎮今回も驚異的な楽器を鳴らすテクニックと調律への異状な拘りを見せてくれました。

2024年5月28日 (火)

凄腕デュオ銀座に登場

3_2024052823150128日、来日中の凄腕デュオ公演2日目は2台のチェンバロ携え銀座の人気ホールへ。今日は伊太利と独逸物の超渋いプログラムながら圧巻の演奏にお客様も大興奮。某国営放送が映像収録していたのでいつか今日の演奏見て頂けるはず。しかし豪雨のお陰でチェンバロもガット弦ヴァイオリンも調律維持するのに四苦八苦。旧式の照明ならその熱で舞台の湿気飛んでいたのが最新のLED照明は熱持たないので以前より凄い湿気になり易いのですよ。

6_20240528232301今日のプログラムでは伊国重鎮イタリアンとジャーマンそれぞれでソロ演奏も披露。貫禄漂う凄い演奏を存分に堪能。

 

2024年5月27日 (月)

形状記憶合金?

Photo_2024052717310127日、まもなくの出陣に備えて二百余歳の老ピアノのご機嫌伺い&ピッチ変更。大幅なピッチ下げの為調律繰り返すも最初の調律で10Hz程下げても弦が形状記憶合金の様にすぐにピッチが戻ってしまうのには参った・・・。普段は運送しても殆ど調律狂わない賢い楽器ながらいざ調律ピッチ変える際には中々ご機嫌取りが難しい。チェンバロよりも手間取りながら数回の調律で何とか安定。

2024年5月26日 (日)

欧州から凄腕デュオ来日

3_2024052623110126日、西の人気ホールで欧州で活躍する日本人奏者と伊国古楽界重鎮Vn&Cemデュオ来日公演初日。こちらのホール相変わらず古楽系の動員凄く今日も満席。

10_202405262314012人が奏でる芳醇なBachの世界を存分に堪能。昨日まで大オルガン弾いていた伊国重鎮いきなりチェンバロ弾いても完璧に鍵盤コントロールする見事な技に感嘆!東京2公演 まだ僅かにチケット残っているとの事。凄腕2人の演奏是非お聴き逃し無く!

2024年5月25日 (土)

ドーバー海峡超えて!

7_2024052517310125日、ドッグ入り中の英国製イングリッシュ2段チェンバロのご機嫌伺い。カプラー機能を変則的な英国式からノーマルな仏蘭西式に変更しようと頑張るも楽器は中々ドーバー海峡超えてくれない・・・。良い方法は無いか?と先輩技術者にご連絡すると「今ちょうど同じメーカーの楽器と格闘中!」との事で仰天。昨日から何やら偶然とは思えぬ霊界からのコンタクト来てますね。

2024年5月24日 (金)

楽器は生きている

1_2024052420020124日、今日はスピネットの運送から。超軽量楽器なので階段上げでもドンと来い!と意気込むも車から部屋まで台車で運べる楽勝仕事で少々ガッカリ。男性なら1人女性でも2人で簡単に運べる軽量楽器は自分で運びたい奏者には実にアリガタイはず。

1_20240524200801昨日調整したばかりのクラヴィコード、私が帰った途端プツンの勝手に1本弦が切れたそうな。連絡頂き慌てて駆け付けると調整不足の箇所の弦と判明。クラヴィコード自身が「調整やり残しているぞ!」と警告するためだったのか、天から楽器作ったH氏が「手を抜くな!」と怒ったのか・・・。まあ楽器は生きていると改めて実感した次第。

2024年5月23日 (木)

大型ブントフライクラヴィコード

1_2024052317420123日、日本の大御所H氏作の4f付き大型ブントフライクラヴィコードのご機嫌伺い。大柄な私でも低音部の調律ギリギリ手が届く位、こんな大きな楽器もお作りになっていたんですね。

3_20240523174701移動中蕎麦激戦区の古寺エリアを通ったので贔屓蕎麦屋でランチ。ここの大盛は恐ろしい量なので中盛せいろを注文。昼時外しても満席という繁盛店、今日は野外席に案内され心地良い風を感じながら蕎麦を堪能。午後はフォルテピアノのリハにお付き合い。

2024年5月22日 (水)

調律に拘るCem奏者

1_2024052217270122日、今週末から始まるVn&Cemデュオ来日公演に提供のチェンバロ2台の最終チェック。私が知る限り一番調律に拘るのが今回のCem奏者、毎回凝りまくったオリジナル調律法をリクエストしてくるものの今回の様な1/15PCなんていう5度など初体験か・・・。初期物弾くイタリアンも捻ったミーントーン。3公演のうち銀座公演のみ2台Cem弾き分けの予定。

2_20240522173901ウチの独逸製イタリアンのフタ蝶番見ると「近所のホームセンターにあった一番安いヤツ」と思える情けない安物で先日見た英国製とは大違い。この独逸人製作家、名工と呼ばれながら「ワシは音色には拘るが装飾まで手が回らないから」と公言していたそうで外装は思い切り手を抜いていたのかも。まあ舞台では見えない部分なので良いのですがね。

3_20240522174601ウチの阿蘭陀製2段ジャーマンのフタ蝶番は中々凝ったモノでした。

5_20240522174901今週末からのVn&Cemデュオに続いて次もVn&Fpデュオの公演があり出陣予定のワルターのご機嫌伺い。好天で乾燥気味なので楽器部屋の湿度管理少し注意が必要か。

2024年5月21日 (火)

英国製イングリッシュモデル

Photo_2024052119040121日、現在修理中の英国製イングリッシュモデル(after Thomas Hinchkock London),オリジナル楽器の写真を拝見すると先日紹介した凝った装飾蝶番は忠実なコピーだった様子。手造りの真鍮細工だったそうで舞台では見えない部分をそこまでやるか・・・と呆れた次第。

2024年5月20日 (月)

モダンピッチのフォルテピアノ

3_2024052018400120日、連日のドッグ入り中のフォルテピアノとチェンバロ2台のご機嫌伺い。独逸製フォルテピアノ、カタログのスペック情報に指定ピッチの表記が無いのでメーカー関係者に問い合わせると「独逸ではハイピッチでの使用が良くあるので(A=445とかかな?)通常モダンピッチで出荷してます」との事。恐る恐るピッチ上げするも確かに涼しい顔でモダンピッチで安定。その堅牢さに感心。

6_20240520184801 英国製イングリッシュモデル2段チェンバロも同時進行で総分解して内部点検。その個性的なレジストレーションにチトビックリ。英国人製作家が拘って作った「おらが國のご自慢のモデルはこれだべな・・・」というべき楽器なんでしょうね。いや面白い。

 

2024年5月19日 (日)

フォルテピアノご機嫌伺い

1_2024051918450119日、ドッグ入りした独逸製フォルテピアノのご機嫌伺いの1日。同時に入ってきた英国製チェンバロのフタの金具が実に見事。目立たない場所でもこれだけ凝る製作家の執念と迫力を実感。

2_20240519185501シュタインタイプのフォルテピアノ総分解して各部丁寧に点検調整。堅牢さで評価高いメーカーの楽器ながら長く冬眠していたそうでまだ動きは鈍く目覚めさせるのにひと苦労。

2024年5月18日 (土)

デカ盛りの聖地

1_2024051823030118日、都内移動中前から気になっていた旧街道沿いの老舗蕎麦屋でランチ。巷で評判のお店との事で日替わりセット注文するも冴えない内容でがっかり。ふとお隣の若いご婦人を見ると巨大な丼にテンコ盛りの天丼を静かに食べられておりビックリ。ここはデカ盛りで有名な大食い自慢達の聖地だった様子。

2_20240518231001長期間冬眠状態だったという国産1段フレミッシュのご機嫌伺い。相当ご機嫌斜めかと覚悟してフタ開けるも意外に中は綺麗で丁寧に調整し直すと短時間にご機嫌直りホッ。最近立て続けに同じメーカーの楽器を触るもどれも余りダメージ無くその堅牢な作りはアリガタシ。

2024年5月17日 (金)

ご機嫌伺いの1日

1_2024051719200117日、出陣前の楽器のご機嫌伺いの1日。独逸製イタリアン冬眠と季節跨ぎの影響でご機嫌取りに少々苦労。国産スピネットは調整済みなので殆ど手間要らず。

2_20240517192501ワルターコピーも季節跨ぎの為変化大きくピッチ変更で調律繰り返す羽目に。

2024年5月16日 (木)

英仏日3国のチェンバロご機嫌伺い

1_2024051620300116日、最近納品したチェンバロのご機嫌伺い2件。今日は若い衆の車で移動との事で楽出来ると喜ぶも途中まで十数年振りに激混み満員電車に乗りかえって疲れる羽目に。まずは国産小型2段チェンバロを状態チェック。慎重な環境管理のお陰でご機嫌は上々。

4_20240516203701次は英国製2段と仏蘭西製1段の2台をチェック。こちらは海岸近くで湿気多いエリアながら万全の湿温度管理で楽器の変化少なくご機嫌良しでひと安心。

2024年5月15日 (水)

チェンバロ・フォルテピアノドッグ入り

1_2024051521230115日、ラウンドテールの楽器2台(フォルテピアノ&2段チェンバロ)がドッグ入り。どちらも海外製の楽器なのでまずは調整前にスタジオで水抜き作業から。欧州訛りの鳴り方をすぐに思い出してくれれば良いのですが・・・。

2_20240515212801出陣迫る独逸製デカイタリアンも梱包解いてスタジオ内でご機嫌伺い。こちらも冬眠から早く目覚めて欲しいもの。

2024年5月14日 (火)

西国巡礼旅7日目

1_2024051423390114日、西国巡礼旅7日目。某所で英国製のチェンバロと独逸製のフォルテピアノを拝見。楽器も興味深いものの所有者から伺う楽器入手苦労話やら往年の名手のステージの様子など古今東西の業界裏話が面白過ぎ。エタ・ハーリッヒ=シュナイダーのステージを見たというお話にも大興奮。

2024年5月13日 (月)

西国巡礼旅6日目

1_2024051320450113日、地方での技術研修2日目。都会からかなり離れた街ながらスーパー行くとカートすべてにレジ機能が付いていたり大衆うどん屋でも完全電脳注文になっていたりとハイテク化は御江戸以上でビックリ。私が文明開化に付いていけない田舎者でありました。

13_20240513205701日が暮れるとまたもや蛍の乱舞に遭遇。

2024年5月12日 (日)

西国巡礼旅5日目

17_2024051222050112日、技術研修の為地方で連泊となり最近流行り?のコンテナホテルに滞在。当初狭苦しいタコ部屋か?と危惧するも中々快適な設備に感心。各部屋分離しているプライバシー優先志向は今後受けるでしょうね。

15_20240512222301通り掛かりの小川で蛍を発見。雨中でも元気に飛び回っておりました。

2024年5月11日 (土)

西国巡礼旅4日目

1_2024051122090111日、西国巡礼旅4日目。宿泊していた山奥の湯治温泉宿の目覚しは放し飼いの山羊親子の首鈴の音でした。

10_20240511221301宿近くの山中奥深くに熊襲の住居跡の洞穴があると知り朝から山登り。僅かな隙間の入口を這う様にして入ると中は極彩色の文様が描かれた広い空間。

17_20240511222901街に降りると海の向こうに噴煙上がる活火山が・・・。

18_20240511223001今日は個人宅で米国製チェンバロのご機嫌伺い。中々日本の気候に慣れてくれない米国製も万全の湿温度管理でご機嫌は上々。豪快な鳴りはそのままで繊細なタッチが維持出来ておりひと安心。

2024年5月10日 (金)

西国巡礼旅南国へ

1_2024051018220110日、西国巡礼旅3日目は南国へ。讃岐に負けないうどん王国にいるので朝飯は早朝から大繁盛の地元有名店でごぼ天うどん。食べる時柔らかくモチモチの麺が唇に纏わりつく感触が素晴らしい!

11_20240510183001南国まで足を運んだのは2017年作の横田宗隆氏により歴史的製法で製作されたパイプオルガンの見学の為。完成後少しづつ熟成しているオルガンの音色を堪能。

4_20240510183401他の方にもこの素晴らしいオルガンの演奏を聴いて頂きたいので手伝ってね!と急遽ふいご師として登板する羽目に。大型オルガンのふいご中々難易度高し。教会でお会いした方がベルリンから来られた天正遣欧使節伊東マンショの研究家の方と知りビックリ。ちょうど昨日隠れキリシタンの史跡巡りをしたお話をするとお互いの情報交換で大盛り上がりとなった次第。

15_20240510184601今日も秘湯巡りで活火山エリアの温泉地へ。ドライブ中の車からでも猛烈な湯煙と硫黄臭が味わえ期待値爆上がり。

19_20240510185301山奥の秘境温泉を久々に訪問。ここは鮮烈な青白い色の濃厚なお湯が素晴らしい! 幸い貸切で秘湯を独り占め出来ご機嫌。混浴露天風呂は怖気づき入浴出来ず。

22_20240510190101夜はまた山奥の隠れ家湯治温泉宿に宿泊。ここはすべての部屋に源泉掛け流しの内風呂があり入り放題なのがアリガタシ。横の川のかわずの大合唱を聞きながら温泉三昧の至福の一夜。

2024年5月 9日 (木)

西国巡礼旅2日目

6_20240509204101 9日、今回宿泊した温泉街は2008年3月ここ出身のトラヴェルソ奏者忠さんのリサイタルでご一緒した思い出深い街でした。思い出に浸りながら早朝から恒例の温泉巡り敢行。まずは判り難い路地奥にある地元民専用温泉に突撃するもローカルルールが判らず常連の方に睨まれたので早々に退散。

1_20240509201901次は駅前の「高等温泉」と名乗るオモロイ老舗へ。熱湯とぬる湯を選べるのもユニーク。幸い貸切でのんびり入浴。

10_20240509205001次は山奥のこれまた有名温泉地を訪問。ここも2008年6月に古楽音楽祭 で長期滞在した思い出深い場所。御贔屓のFUJIMORI建築(温泉施設)相変わらず健在ながら今日は外から見学だけ。

17_20240509205301こちらではまず街外れの古びた無人温泉へ。床がお湯の濃厚な成分の堆積物で彫刻の様に盛り上がっているのが凄い。ここも貸切。

23_20240509205601次は少し離れた山中にある隠れ家温泉へ。ここの炭酸泉が凄くまるでサイダーに浸かっている様で体中がパチパチはじける刺激に包まれる不思議な感触。伺うと冷泉にしないとこの凄い泡立ちは起こらないとの事。そのためかなりのぬる湯でありました。16年前はまだ温泉に左程興味無かったものの今ならこんな素敵な場所での古楽祭なら狂喜乱舞していたはず・・・。

15_20240509210801この温泉地は川辺にある周辺から丸見えの露天風呂が有名ながら流石に入っている人影無し。もう橋の下の脱衣所も壊れたままなので利用者はいないのかも。

22_20240509211101この温泉地周辺は隠れキリシタンの遺跡が多数残っているエリア。かなり山奥に隠されていたキリシタンの墓碑を見学。以前は密かに十字が刻まれていた墓石が山中に残っていたのを以前見た覚え有るも今は移設されたのだとか。

44_20240509213001 近くの街には隠れキリシタンの資料館もあるが何より凄いのはキリスト教弾圧の時代洞窟の中に作られた礼拝堂が約500年経て今だ現存している事。今回はキリスト教伝来の足跡を辿る機会に。

25_20240509213601ランチは山中で偶然通り掛かった食堂へ。定食注文すると20種類を超えるおばんざいが食べ放題という太っ腹なサービスのお陰で人里離れた辺鄙な場所ながら行列出来る程の大繁盛店。

461夜は讃岐に負けないうどん王国の街へ。早速夜営業のみで行く機会無かった有名店を訪問。釜揚げうどんのみというシンプルなメニューで柔らかくもモチモチした麺と濃厚ながら上品な出汁の組み合わせが絶品。

2024年5月 8日 (水)

西国巡礼旅初日

1_202405082205018日、西国へ巡礼旅に出発。いつも九州南部へ向かう際カーナビは何故かお遍路路を通れと指示するので今回は言われた通りに海を3回も渡る長旅に。

4_20240508222101お遍路路に入るとすぐうどん王国が。それではと本場ならではのうどん秘境巡りを敢行。まずは街中の裏通りにひっそりとある製麺所へ。

2_20240508223001ここは入るなり店員から「何玉?」とだけ聞かれ麺を渡されると後は自分で好みで湯掻いて食べるセルフのスタイル。慣れないシステムながら上手く湯掻けた様で麺の固さバッチリでした。1杯250円。

5_20240508223601次は郊外の辺鄙な路地奥にある製麺所へ。こちらは湯掻いた玉を丼に入れて出してくれるも出汁や葱、お揚げさんは自分で入れるスタイル。

7_20240508224001数日前まで季節物の筍がオマケで付いていたそうな。イリコよりも醤油の味が強い独特の出汁が旨い。一杯150円。

16_202405082243013軒目は看板無しで外観は農村地帯の農機具屋という素人には絶対判らない難易度最高の製麺所。その上ここは丼箸醤油持参が必須で店では麺だけ出してくれるという凄いシステム。

13_20240508224801それでもここの麺は絶品と常連が押し寄せている様子。一杯90円。

19_202405082251014軒目は辺鄙な山奥にある秘境うどん店。今時昔ながらに薪を使っているのも凄い(確かうどんも脚で踏んで捏ねていましたが)

18_20240508225601こんな僻地でも常連多く大繁盛の様子。一杯250円。結局4杯うどん食べて合計740円(天婦羅200円)でした。以前よりかなり値段上がっているなあ・・・。

27_20240508230401暴れ食いの後はご近所にある日本最古の劇場を見学。約二百年前の芝居小屋の姿をそのまま残す貴重な歴史的遺産。一度はここで歌舞伎公演見てみたいもの。

37_20240508230801今回唯一の海路はいつもの半日とは大違いでたった70分。夕暮れを眺めながらの快適な船旅。

39_20240508231601陸に上がり今夜は近くの温泉街で宿泊。昼はうどん攻めだったので夕飯は色街にある海鮮割烹で地元海峡名物のブリがテンコ盛りの海鮮丼。こちらも安い!

40_20240508232701最後長旅と飽食の疲れを癒すため宿近くの温泉へ。戦前築の木造建築も昔のままの浴場も趣有り御贔屓の温泉。熱湯で有名ながら遅い時間なので少しぬるめで助かった!

 

 

2024年5月 7日 (火)

梅雨対策

3_202405071527017日、2日前まで舞台で異常乾燥と戦っていた鳥の羽フレンチ、スタジオに戻ると一転凄い湿気で梅雨対策を講じて梱包。押入れ用除湿シートを中に入れておくだけでかなり効果有り!

5_20240507153001ドッグ入り中の英国製超小型スピネット、長い冬眠からそろそろ目覚めているかとフタを開けるもまだ寝ぼけているのでもうしばらく様子見か・

1_20240507153301スタジオ近く(ちと遠い)の地元民で大繁盛の大衆食堂でランチ。ここはおかずだけでは無く飯も超デカ盛りだと言う事を忘れて「御飯普通」と注文してしまい富士山盛りにギブアップ寸前。

2024年5月 6日 (月)

国産チェンバロ3台が御相手

4_202405070015016日、国産チェンバロ3台の運送調整調律の1日。まずはフレミッシュ装飾施された小型1段チェンバロが御相手。堅牢な作りのお陰で2段チェンバロ並みに重い!

6_20240507001801大御所H氏作の2段チェンバロ、長年プロ目指す若手奏者にガンガン弾かれ続けるもその割に状態安定しているのは流石。

7_20240507002201最後は量産チェンバロの製作で名を成したT社の初期試作品という1段フレミッシュが御相手。この楽器は私が初めて所有したという思い出深いチェンバロでもあります。約半世紀経ても今だ現役というタフな楽器。

2024年5月 5日 (日)

音楽祭千秋楽

10_202405052244015日、有楽町熱狂音楽祭千秋楽。昨日に続き鳥の羽フレンチでのソロリサイタル。リハ時間になっても奏者現れずヤキモキするも(打ち合わせミスだった様子)短時間で楽器にフィットしてしまう抜群の鍵盤コントロールに感嘆。この音楽祭4年振りの参加、沢山の演奏家裏方に久々にお会い出来アリガタシ。一番面白かったのは国内外で活躍する演奏家との情報交換でありました。今回動員好調だったので来年の開催では以前の様に古楽系の大物多数出演して欲しい物・・・。

2024年5月 4日 (土)

鳥の羽フレンチでリサイタル

1_202405042343014日、ドッグ入り中の国産1段フレミッシュのご機嫌伺い。環境厳しい冬を越してもビクともしない堅牢さは流石。

9_20240504234501音楽祭2日目は欧州在住のマルチ鍵盤奏者のソロリサイタルに鳥の羽フレンチを提供。残響少ない会場でチェンバロ聴こえるか心配するも抜群の鍵盤コントロールで鳥の羽楽器を豪快に鳴らしてくれ充分客席まで音が届いた様子。

2024年5月 3日 (金)

音楽祭開幕

2_202405032120013日、有楽町熱狂音楽祭開幕。私がチェンバロで参加した公演早朝にも関わらずほぼ満員という盛況振り。コロナ禍が収束し以前の様に丸一日音楽祭で音楽をじっくり堪能したいというお客様が多かった様子。終演後次の出番に向けてチェンバロ2台を迷路の様な巨大館内長距離移動。

5_20240503213001今回は初日本番とリハの間に空き時間あるので講演会で何か話せとの指令があり日本のチェンバロ史について映像入りで約1時間スピーチ。まともに語ると2時間以上掛かる膨大な内容を半分以下に圧縮するのにひと苦労。説明不足の部分あちこち有ったもののナントか概略だけでもご紹介出来たのでヤレヤレ。

6_20240503213801自分の出番終えすぐにチェンバロリサイタルのリハ準備。今回は2台のフレンチを選択して頂いた結果鳥の羽フレンチが登板決定。しかし好天のお陰でGW恒例の異常乾燥始まった様でご用心を!

2024年5月 2日 (木)

名手の残り香

1_20240502230201 2日、音楽祭リハの合間に出陣前のチェンバロ陣のご機嫌伺い。2段フレンチは先日来日ツァーあった新鋭ポーランド人奏者の残り香を味わいながら調律変更。若干22歳でコントロール難しい鳥の羽楽器を完璧に弾きこなしていたのには仰天するも実は早熟の英才としてオリジナル楽器をバンバン弾いていた様子。斧振氏が連れてきた伊国奏者もジャーマン上手く鳴らしてましたね。今日も名手の残り香を堪能。3台のチェンバロの調整終え3台の楽器移動へ。

5_20240502232301移動中都心で賑やかな神輿巡業に遭遇。

7_20240502232501音楽祭は終日リハが続き私は楽器移動の為深夜まで待機。明日いよいよ開幕。

 

 

 

2024年5月 1日 (水)

恵みの雨

3_202405011821011日、4年振りに有楽町熱狂音楽祭に参加。リハ初日の今日は凄い数の舞台スタッフ、楽器業者が結集し準備開始。この音楽祭長年レギュラーとして参加するもブランク長過ぎて迷路の様な会場で道に迷い右往左往。

4_20240501182701今回はソロリサイタルとアンサンブル公演に2台のフレンチを投入予定。例年GWは好天続きで異常乾燥となり楽器悲鳴上がる事多いのに今年は荒天のお陰で湿度上がり気味で楽器のご機嫌取りが楽で大助かり。正に「恵みの雨」でありました。

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