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2023年9月

2023年9月30日 (土)

急遽2台チェンバロに・・・

Photo_2023093009290130日、みちのくのお馴染みのホールに行く楽しみのひとつが秋の彼岸花見物。ホール前の川辺で大量に咲く姿は壮観ながら今年は少し前の洪水被害で殆ど流されてしまったのか片隅に少し咲いているだけでガッカリ。しかし洪水の爪痕まだいたるところに残っておりその甚大な浸水被害の様子に仰天。
11_20230930122301今日はホールご自慢の16fチェンバロでのリサイタル。いやに渋いプログラムだと思うも今年はW.Birdのメモリアルイヤーなのですね。

71_20231001020001リハ開始時冗談で「バードがあるので下鍵盤ヤング、上鍵盤ミーントーンにしときました」と奏者に申し上げると「バードはやっぱりミーントーンだよねえ」とおっしゃり急遽2台目のチェンバロを楽器庫から引っ張り出してミーントーン調律に・・・。舌禍で仕事は倍になったもののやはり調律法分けたのは大正解でした。

2023年9月29日 (金)

兄弟楽器

1_2023092921160129日、今日からみちのく遠征。またどこぞに美味しい店あるかと新ネタに挑戦。いつもより遠方の漁港食堂、デカ盛りと言えそうな盛りの良さと共に地魚中心のネタの豊富さと新鮮さが素晴らしい! 御贔屓店またひとつ発掘出来てアリガタシ。

6_20230929212901個人宅にあるウチのジャーマンの兄弟楽器のご機嫌伺いへ。阿蘭陀からやってきて早4年、断弦無しツメ折れ無しのお利口さんながら今回少しツメが数本弱くなったので初めて交換。環境変化厳しい日本でも湿温度管理ガッチリやれば海外の楽器でも良いご機嫌を維持出来るはず・・・。

2023年9月28日 (木)

透明ジャック

3_2023092820100128日、楽器研究で古い資料引っ繰り返しているうちに出て来たのが約90年前の独逸製チェンバロのジャックの写真、透明アクリルという面白い素材を使用。多分日本の凄い湿気対策で考え出されてのでしょうね。そう言えば約50年前日本の大御所H氏の1号機も同じ素材使ってました。加工面倒臭そうだなあ。

2023年9月27日 (水)

満開見れず

3_2023092717020127日、残暑厳しくまだ蝉鳴いてましたね。彼岸花もまだ蕾からもう萎れている物まで様々。都心では一斉に満開という秋らしいいつもの景色見れず残念。

1_20230927170601ご近所の黄色い彼岸花が名物の庭園覗くもこちらも満開見れず。

2023年9月26日 (火)

独逸製スピネット

Photo_2023092616270126日、独逸製スピネットドッグ入り。大手メーカーの作りの堅牢さは流石。日本製の様に全体を重厚に作るのではなく要所を手堅くまとめているので軽量で運び易くアリガタシ。

2023年9月25日 (月)

満開見逃した

Photo_2023092515250125日、関西程でもないがまだ残暑残る御江戸に久々に戻ると曼殊沙華もう見頃過ぎているのか萎れかけの花多し。関西はやっと咲き出した頃なのに関東は一週間以上早かった? 今年は満開見れそうにないのが残念。

2023年9月24日 (日)

過ぎたるは及ばざるが如し

2_2023092416020124日、約30年近く愛用していた独逸製高性能チューナーまだまだ健在ながらモデルチェンジも有りそろそろ買い替えようと去年新型の上級機種を奮発して購入。1年間勇んで使ってみるも機能満載ながら操作複雑過ぎて現場では旧式よりかなり能率悪い事が判明。今さら旧式に戻れず仕方無く新型ながら安価な機種を改めて購入。機能は限定されるものの現場ではこちらの方が圧倒的に利便性高そう。過ぎたるは及ばざるが如しか。

1_20230924161301チェンバロの調律ハンマーも良い物が入手し難くなってしまい困ったもの(特にスクエアピン用)。今や独逸から取り寄せるこのタイプのみ合格点か。結構欲しい方多いので今回もストックで沢山購入。

 

2023年9月23日 (土)

秋の気配

8_2023092321430123日、移動中秋の気配を感じようと山中の田園地帯を走るもこの時期名物の曼殊沙華の姿どこにも見れず・・・。記録的残暑のお陰で開花遅れているのかとガッカリするも良く見れば片隅にヒッソリと早めに開花した一団発見。気温下がれば一気に咲くのでしょうね。しかし稲刈り終わった後に曼殊沙華見頃とは前代未聞では・・・。

2023年9月22日 (金)

彼岸

1_2023092217020122日、もうお彼岸なのに今だ残暑続きスタジオのエアコン除湿器はフル回転。出陣前のチェンバロ陣いつまでも秋仕様に出来ず困ったもんです。ランチは地元で一番御贔屓の蕎麦屋で名物・ぶっかけ蕎麦。「冷たいやつね」と言うと厨房には「ヒヤブッソイッチョウ!」という符丁で通されます。御江戸本寸法の蕎麦の対局に有る様な野暮なモノながら実に絶品な味。

2023年9月21日 (木)

もしや鰻?

7_2023092108320121日、久々に早朝川辺散策へ。夏の川遊びの騒々しさを避けて姿消していた青鷺、鴨、鵜、千鳥などお馴染みの野鳥が皆戻っておりひと安心。

9_20230921083501水中をニョロニョロ泳ぐ長い生き物を発見。もしや鰻?と期待するもどうやら蛇(アオダイショウ?)でした。しかし器用に泳ぐもんですね。

11_20230921083901川辺の草むらでは蟹大繁殖。今日は川の人気者勢揃い、後は真打カワセミの姿久々に見たいもの。

2023年9月20日 (水)

タイムカプセル

2_2023092018110120日、訳あって自宅の大掃除。1995年の阪神淡路大震災の直撃受けた我が家は慌てて適当に仕舞い込んだ段ボール箱多数あるも長年放置、今回やっと四半世紀振りに中身の確認の為フタを開けると御宝が続々出現・・・。これは1983年神戸・松蔭女子大のガルニエオルガン第1号のお披露目パンフ。そう言えば私もお披露目公演聴きに行きました。ライブ録音なのに来場者多過ぎて演奏中にも関わらず追加のパイプ椅子を出してましたね。

8_202309201820011991年古典調律の展示会(チェンバロ数台で違う古典調律を体験出来るイベント)を私が企画。この頃から色々な古楽系の自主企画をやり出したのか・・・、チェンバロ調律師としてやる気満々の元気な時代でした。

9_20230920182301今や世界に名声轟くBCJの記念すべき第1回定期演奏会は1992年。私も調律で参加しておりました。メンバー表見ると懐かしい顔ぶれ多し。

5_2023092018300194年には才能ありながら早世が惜しまれた芝崎久美子さんがウチの鳥の羽フレンチを弾いている公演が。写真だけでは場所思い出せず。私が東京進出出来たのは彼女がカザルスホールでのリサイタルで鳥の羽フレンチを弾いてくれたお陰でありました。

4_2023092018380194年には人気フォルテピアノ奏者メルヴィン・タンも来日してました。その驚異的なタッチとオシャレなファッションセンスが印象的でありました。また是非彼のフォルテピアノ演奏日本で聴きたいもの。

7_20230920184101今は無き日本が誇る手作りピアノメーカー大橋ピアノのカタログや社長直筆の注文の御礼文なども出てきました。私は結構大橋ピアノ好きで沢山販売しましたね。工場には若きかやの氏が勤務しており名刺交換したのですが本人記憶無しだとか。

6_20230920184501最後におまけで私が珍しく英国で儀贔屓だったロックグループ(私は米国派)の1979年来日公演のパンフ。私は京大西部講堂に見に行き大興奮、翌日大阪の繁華街で偶然メンバーと遭遇したら前夜のライブと同じ服のままだった事を何故かよく覚えてます。いやどれも懐かしいモノばかり・・・。まるでタイムカプセルを開けた様な1日。

2023年9月19日 (火)

チェンバロご機嫌伺い

3_2023091917000119日、某音大のチェンバロ陣のご機嫌伺い。今夏の猛暑の影響か例年より変化大きかった様子。ピッチ10Hzも上がっており心配するも堅牢さ誇る日・独・白大手メーカーの楽器皆トラブル無しは流石。

4_20230919170501最近修理したクラヴィコードで初心者がいきなりピアノタッチで弾いたら弦が外れた!というトラブルあったと伺うも今日の独逸製、タンジェントの上に何故かクッション効いたストッパー付けていたのはその様な乱暴なタッチでも弦外れない防止策だったのだとやっと納得。長年の経験で初心者からプロまで対応するにはその様な機能を付けるべしとなったのでしょうね。

2_20230919171501訪問先ご近所で毎回ランチを楽しみにしていた老舗隠れ家中華の突然の閉店を知り悄然。ヤキヤキとかピリピリとか謎のメニュー多く老齢で体曲がっている大将作る料理どれも早く安く美味いというオモロウマイ名店でした。好物のトロミチャンポンがもう食べられないのが実に残念・・・。

2023年9月18日 (月)

秘湯巡りのツケ

9_2023091815230118日、先日の北方遠征、仕事の合間に廻った温泉、今回は僻地のディープな秘湯を回ったのでお湯が濃厚過ぎたのか衣服の硫黄臭が1回の洗濯で取れず参った!確かに浸かっているだけで目が沁みる程強い硫黄臭が凄かったです。

2023年9月17日 (日)

結果オーライ

1_2023091720280117日、都心郊外のホールでの合唱公演にオルガンで出動。まず搬入口が高過ぎて御高齢の方々のお手伝いでは重いオルガン持ち上げは無理と判明し他の搬入方法を探すもどこも階段ある今時バリアフリーには程遠いホールで四苦八苦、最後狭い階段に車押し付けて無理矢理搬入。ヤレヤレと思いきや今度は今時珍しい照明で異常に暑くなる舞台と判明、こりゃオルガンの調律持たないなと覚悟するも残暑で運送時からオルガン暖まっており舞台の熱でも殆どピッチ変わらず本番前ほぼ調律イラズで拍子抜け・・・。悪条件重なるも結果オーライの1日。

2023年9月16日 (土)

まだ秋仕様に出来ず

2_2023091618570116日、海外?出張も終えスタジオで秋の出陣予定の楽器陣5台のご機嫌伺い。9月半ばなのでコンディション秋仕様でまとめたいところがまだ残暑厳しく湿温度共に真夏のままなので調整に悩むところ。

3_202309161901012段ジャーマンはこの秋ゴールドベルグ変奏曲リサイタルが続くのでそれを想定しての調整に。毎度ながら曲に最適な調律法の選択で悩むところ、今回は初めての調律法を試す予定。

2023年9月15日 (金)

みちのくでご機嫌伺い

3_2023091601270115日、みちのくで楽器2台のご機嫌伺い。まずは国産ゲブンデンクラヴィコードから。中々凝った作りの楽器の製作者は同じ苗字の方が業界に5人もいるのでチトややこしい・・・。

10_20230916013101ランチは近くの魚市場食堂で海鮮丼。先日の北の大地のボッタクリ店と内容余り変わらず値段は半分以下、舌が肥えた地元民大行列も納得。

20_20230916013501食後の腹ごなしの散歩で地元の英雄独眼竜眠る霊屋を訪問。日光東照宮の様な極彩色の装飾素晴らしいも戦災で焼失したので近年の復元だとか。

27_202309160139012台目のお相手は国産フレミッシュ2段。レジスター動かないとの事で見ると湿気で固まって微動だにしない・・・、仕方無く弦を全部緩めてナントかレジスター回復へ。ジャックにプラスチックを使うメーカーながらこの楽器のジャックはすべて木製でありました。昔はノーマルなジャックも作られていた様子。

30_20230916014701みちのくからの帰路高速パーキングで自動販売機を見るとこんなかわいいヤツが・・・。

2023年9月14日 (木)

あらえびすと賢治と温泉

3_2023091417150114日、海路帰国し今日は移動日。まずは夜明け前に超有名な漁港食堂へ。朝6時の開店30分前に伺うも先約2人という激戦で開店時には満席外には行列という繁盛振り。平目えんがわ丼相変わらず絶品。わざわざ遠方まで立ち寄った甲斐有り。

5_20230914172101次は朝風呂をと山奥の秘湯を初訪問。まずは内風呂へ。鮮烈なブルーのお湯にも驚くも鼻と眼に沁みる強烈な硫黄臭が凄過ぎて早々と露天風呂へ退散。

6_20230914172501逃げた露天風呂でも硫黄臭が凄い!お陰で今日1日全身温泉の香りに包まれて過ごす羽目に・・・。

10_20230914173001次は昭和初期音楽評論家として活躍したあらえびす(野村胡堂)の記念館を久々に訪問。日本でいち早くバッハを中心にバロック音楽を音楽愛好家に啓蒙した功績者がどんなレコードを所有していたか資料を拝見すると御贔屓だったランドフスカの盤は当然コンプリートながら意外だったのはドルメッチ一家の盤をほぼお持ちだった事。予想通り古楽系の演奏にもかなり関心お持ちだった様子。

25_20230914173701続いて宮沢賢治の記念館訪問。以前から展示が充実しているも賢治が何故大正時代にヴィオラ・ダ・ガンバやパイプオルガンに関心を持ったのかという謎を解くヒントは見つからず。しかし賢治は老若男女人気高いのか来場者多し。

36_20230914174101移動日最後はまたも山奥の古びた温泉旅館を訪問。人気だという混浴露天風呂は恐れてタイル内装が美しい内風呂でひと休み。とろ味あるお湯が素晴らしい。

2023年9月13日 (水)

北の大地でチェンバロ運送

1_2023091319370113日、丸1日の船旅で北の大地に到着。北国はもう寒いのでは?と期待するも日中は30℃越えでガッカリ。夜明けと共に魚市場に立ち寄りモーニング海鮮丼。ボッタクリの店ばかりのエリアの中でも良心的と評判の大箱店は開店30分前から入館OK,豪華盛り合わせも丁寧にネタ説明有りなどサービス満点ながらやはり値段はボッタクリでした・・・。

7_20230913194101今日は北の大地でスピネットチェンバロを300kmも運送が任務。地元民に伺うと高速使うよりも一般道峠越した方が早いよと言われ山道を高速並みのスピードで爆走。途中鄙びた山奥の温泉でひと休み。マニアの間では有名な混浴の温泉も残念ながら貸切でありました・・・(笑)。

22_20230913194401歴史有る港町へお届けのスピネットは狭い階段を女性奏者とご一緒に3階上げ。部屋は最新の湿温度コントロール機器で管理されているとの事で楽器には理想的な環境でありました。海が一望に見渡せる絶景の高台にあるお宅で今後はホームコンサートを頻繁に開催していくとの事で楽しみ。帰りご近所にも色濃い温泉があると伺い今日2度目の入浴。北の大地滞在24時間で再び海路帰国へ。

2023年9月12日 (火)

海路で海外脱出

2_2023091220110112日、海外脱出は海路で。丸1日陸地が見えない中初体験の海上の虹に遭遇。

2023年9月11日 (月)

我儘なチェンバロ

Photo_2023091118130111日、連日のスタジオで越夏中のチェンバロのご機嫌伺い、今日は鳥の羽フレンチが御相手。この楽器普通のピッチだと色々トラブル起こすので少し低いピッチだとご機嫌は上々で鳴りも極上。その為低いピッチで季節跨ぎをさせるも他のチェンバロが調律結構崩れている中この楽器だけ真冬の本番の調律がピッチも含めてほぼ残っておりビックリ。余程今のピッチが相性良いのでしょうが我儘なチェンバロだなあ・・・。

9月になってもちっとも涼しくならないので頭にきて急遽海外へ逃亡します。丸1日ネット・携帯繋がりませんので悪しからず。

2023年9月10日 (日)

チェンバロ越夏中

1_2023091015320110日、まだ残暑続く中ナントか越夏出来そうなチェンバロ陣のご機嫌伺い2回目。スタジオ内夏でも楽器に理想的な湿度40%前半をキープ出来ており鳴りはほぼ全開状態。

2_20230910154001夏の乾燥気味での楽器保管の唯一のマイナスはピッチが下がり易い事か。多分舞台に出すとすぐにピッチ戻ると思うのですが・・・。

2023年9月 9日 (土)

爆音モダンアンサンブルが御相手

2_202309100632019日、都心の人気ホールでのViva四季公演に白フレンチで出動。小振りな空間で爆音モダンアンサンブルが御相手なのでチェンバロ聴こえるか心配するも、フタ取りツメ弱めと不安要素加えても爆音トゥッティの中でいつもよりハッキリ聴こえビックリ。シャープなタッチの奏者に掛かるとこれ程チェンバロの音量上がるのものかと改めて認識した次第。

2023年9月 8日 (金)

台風接近

1_202309081721018日、台風接近の中断弦SOSの連絡頂き2台チェンバロのご機嫌伺いで出動。作業中ご近所の川の氾濫警戒警報が出た様でサイレンにドッキリ。台風一過で猛暑も湿気も退散してくれると良いのですが・・・。

2_20230908173001いつも満席の大繁盛店もこの荒天なら空席あるだろうと街外れにある御贔屓隠れ家中華を久々に訪問。老夫婦が経営する味、値段、雰囲気が昭和のままで量だけ今時のデカ盛りという不思議なお店、今日も文化遺産の様な炒飯を堪能。

2023年9月 7日 (木)

みちのく16fチェンバロの映像公開中

6_202309072024017日、みちのくのホール所有チェンバロ陣のご機嫌伺い2日目。ホールご自慢の独逸製16fチェンバロ、日本では珍しいタイプなので多くの演奏家が弾きに訪れてますね。来年3月にはこの夏行われたブルージュチェンバロコンクールで優勝したポーランドの俊英マチェイ・スクシェチュコフスキ氏が早速このチェンバロを弾きに来る予定なので乞うご期待!また演奏会とは別にこのチェンバロを使った映像もYoutubeに沢山アップされていますのでご紹介。

7_202309072034013年前からスタートした美術館での16fチェンバロの映像収録。トップで登場したのは山名敏之氏によるゴールドベルグ変奏曲でした。

7_202309072037012番目は大塚直哉氏による同じゴールドベルグ変奏曲

6_202309072039013番目は水永牧子さんによるバッハ名曲選、パルティータ半音階幻想曲とフーガ、そしてオルガン演奏も。

11_20230907204801最新の映像はつい先日アップされたばかりの小林道夫先生のバッハ名曲選、4人の演奏どれも大量のカメラを使った贅沢な映像です!是非ご覧ください!

2023年9月 6日 (水)

みちのくで楽器4台ご機嫌伺い

1_202309061747016日、みちのくのお馴染みのホール所蔵のチェンバロ2台、クラヴィコード、ポジティフオルガン計4台のご機嫌伺い。ここの楽器庫は24時間コンピューター制御による湿温度管理で万全の態勢。お陰でホールに導入されて15年経つチェンバロ陣は今だ断弦ツメ折れ含めてトラブルほぼ皆無、内部はまだ新品同様ピカピカという素晴らしさ。環境変化激しい日本のホールでのチェンバロ管理の理想像では? 今日は現地の天候が昼から崩れ大雨になるも何度も緊急エリアメールがスマホに届きヒヤリ。確かにホール前の川が危険水位に迫っておりかなり緊迫した状況だった様子。

2023年9月 5日 (火)

みちのくへ

2_202309051641015日、明日からのみちのくでの任務の為今日は移動日。ノンビリ北上しようと北茨城の山間部走ると秋の到来告げる稲刈り風景が・・・。猛暑のお陰で稲の実りも早いのか?

3_20230905164701道中田んぼの真ん中にある良さげな隠れ家温泉を見つけ寄り道。辺鄙な場所にあるので私が口開けらしく無色無臭ながらトロ味ある素晴らしいお湯を独り占めで堪能。

5_20230905165401もう1件山奥僻地にある藁葺屋根で囲炉裏が現役という歴史的遺産の様な超老舗旅館の温泉にも寄り道。淡い色ながら濃厚なトロミのお湯は北関東ではトップクラスか? ご一緒した温泉マニアの常連客も「ここは最高!」と太鼓判。ただ残念なのは女将がお歳のため現在温泉のみで旅館は休業中との事。

8_20230905170801みちのくに入る手前海岸に向かい明治から昭和初期にかけて日本美術界の重鎮が結集したという名所を対岸から鑑賞。ご近所には温泉や魚料理の店も多く絶好の立ち寄り先か。しかし猛暑で観光客殆どおらず。

6_20230905171901ランチは海辺の割烹で海鮮丼。話題の汚染水騒動の近くながら魚は近海物少なさそうでかえって安心か。

9_20230905172201夕方みちのくの訪問先近くの温泉宿に到着。今日の宿からはこんな景色が・・・。

2023年9月 4日 (月)

2700席から300席へ

Photo_202309041827014日、出陣間近の白フレンチのご機嫌伺い。前回の出陣が2700席の大ホールで爆音モダンアンサンブル相手に生音勝負という激務を何とか完了、次回は一転300席の小ホールで同じく爆音モダンアンサンブル相手。空間が違うと音の飛ばし方が全く変わるのでヴォイシングを大幅に変更。

2023年9月 3日 (日)

証拠写真

Photo_202309031607013日、自宅で古い写真を整理していると出て来た約20年前の親子写真。私が今から25kgも瘦せていた時の貴重な証拠写真でもあります(笑)。当時体調不良をきっかけに徹底的な食事制限に励んだお陰で大幅な減量に成功したものの油断するとすぐに元に戻ってしまった覚え有り。しかし当時の私を見た方は余りの変わり振りに誰か判らなかったそうな。

2023年9月 2日 (土)

チェンバロ生存確認

1_202309022202012日、秋のコンサートシーズンを控え無人スタジオで越夏中だったチェンバロ陣4台の生存確認。独逸製チビイタリアンは鍵盤移動のため総分解。元々スペース無い設計を無理矢理最高音の鍵盤を切り取ってピッチ変更可能に改造した楽器なので作業実に複雑で面倒。

4_20230902223701同じ独逸製デカイタリアン、前回どんな公演だったか忘れておりチェックするとミーントーン調律、思い出してみれば最後はバロックプロでは無くリゲティでした・・・。

6_20230902225201鳥の羽フレンチは実に8カ月振りの御開帳ながら最後に弾いた仏蘭西のJustin君の力強くも艶の有る音色が濃厚に残っており仰天。相性が良かったのか、彼の楽器を支配する力が凄かったのか・・・。結局4台ともトラブル断弦無く絶好調を維持したまま越夏出来た様でひと安心。このまま秋のシーズンに突入したいもの。

7_20230902225901移動中郊外の住宅地の外れで偶然見つけた本寸法の隠れ家蕎麦屋でせいろを注文。まだ新しいお店の様でお客少なくノンビリ打ち立て蕎麦を堪能。しかし最後蕎麦茶と蕎麦湯を間違え大失敗。改めて再訪してみたいお店。

8_20230902231001米国製2段チェンバロ猛暑に負けてご機嫌斜め!というSOS連絡を受け緊急出動。確かに湿気のダメージで鍵盤多数動かない重症で総分解して内部を徹底チェック。トラブルの原因は鍵盤の湿気ダメージながら幸いジャックはプラステック製なので湿気の影響無し。

2023年9月 1日 (金)

楽器管理に新兵器投入

Photo_202309011710011日、9月になれどまだまだ続きそうな今夏の記録的な猛暑。東西を飛び回る為長期で無人になる事多いスタジオの環境管理の為最近新兵器投入、スマホでスタジオ内の湿温度の測定とエアコンの設定を遠隔操作可能に。これで出先からでも急激な気候変化に対応可能となりスタジオ内の楽器陣も常時ベストの環境で維持出来るはず。

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