神戸史本
26日、最近出版された地元史本を見つけ早速入手。神戸は昭和12年日本で最初にチェンバロリサイタル(ヴィオラダモーレと歌と共演)を行ったRene Frank が住んでいた街ながら日本古楽史に名を残すはずの演奏家の正体が殆ど判っていない。元々ユダヤ系ドイツ人でナチスの台頭と共にスイス人として日本に移住してきたらしく、神戸ではチェンバロでの僅かな演奏活動の他ピアノの指導も行っていたと伝わっているだけで彼の日本での足跡を記録された物はまだ発見されておらず日本の古楽史研究においての彼の生涯の解明は大きな課題となっております。今回入手した神戸史本には同時代の在住外国人や亡命ユダヤ人の事が今までになく詳しく記述されており期待したものの残念ながら手掛かりは無し。しかし周辺の歴史資料が近年少しづつ充実してきているのはアリガタシ。
もう1冊、地元史研究雑誌を古本屋で発見。創刊60年を超える老舗らしく毎回興味深いネタを特集している充実資料ながらその存在を今迄知らなかったのは迂闊。
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