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25日、阿蘭陀からフォルテピアノ界の獅子王来日。今日は明日からのリサイタルツァーに向けてリハーサル。違うタイプの2台のフォルテピアノを弾き分けるというハードなプログラムながら楽器をチェックしながら一通り曲を通すとあっさりOKが出てリハ終了。初めて弾くオリジナルのフォルテピアノも瞬時に弾きこなしてしまいその抜群の鍵盤コントロールに感嘆!何よりも2台のフォルテピアノから醸し出す音色が他の奏者と全く違うのに仰天!流石長年欧州でトップ奏者として君臨し続けただけある圧巻の演奏であります。御江戸郊外の人気ホールでの公演は早くも完売、明日の兵庫と都心の人気ホール 公演は残席僅か。これぞフォルテピアノ!という演奏是非お聴き逃しなく!。
13日、「音楽の殿様」徳川頼貞の父頼倫が設立した私設図書館・南葵文庫として明治32年に建築され、一時期頼貞の別宅として使われていた洋館がさる郊外のビーチサイドに現存すると伺い見学。最近まで高級ホテル&レストランとして営業していたものの現在は休業中でかなり荒廃している様子。日本に初めてチェンバロ奏者を招聘したり大正時代からヴィオラ・ダ・ガンバを所有していたかも?など数々の古楽史における功績を持つ方に縁有る洋館だけに文化的遺産として是非再建してもらいたいもんですが。
ついでにご近所にある大正時代の歴史的洋館を見学。こちらは良い状態で保存・公開されており贅を尽くした内装を存分に堪能。最近はコンサート会場も併設しイベント多数開催されているそうな。
4日、スタジオでペダル付きチェンバロのご機嫌伺い。じっくり楽器を乾燥させてみると8f弦はもう安定するも4fはまだ多少落ち着かない様子。鳴りはかなり目覚めてきた?
昼は久々に中華街外れの路地奥ながら地元民の人気高い老舗中華で季節モンの牡蠣ヤキソバ。プリプリの大粒牡蠣山盛りで程良く上品な味付けに大満足、繁盛する大箱店ながら時間を外せばゆっくりと食べれるのもアリガタシ。
モーツァルトオペラリハ2日目。冬到来間近ながら今だ乾燥始まらずチェンバロには嬉しい環境か。オケピットは照明の熱も影響せず調律も殆ど変化せず。
今日のリハは訳あって調律師先発と押さえ2人での豪華?投手リレー。お互いの愛用独逸製チューナーの性能テストをするも新型上級機種よりもシンプルな普及版の方が使い易そうでチトガッカリ・・・。新型高かったんヤデ!
2日、欧州で大活躍という「噂の鍵盤奏者」がスタジオに登場。その鬼才ぶりは海を越えビンビン届いてきていたものの生で聴く演奏実に切れ味鋭く素晴らしい!今回はオールモーツァルトプログラム をチェンバロ、フォルテピアノ(ワルター)、モダンピアノの3種類の鍵盤楽器で弾き分けるという難行に挑むとの事。リサイタルの明細はこちら。今回は鍵盤ソロと指揮者の二刀流で来日との事、オケを振る公演情報 見てみると以前4台の鍵盤弾き分けをやった異才がソリストでした。この2人の組み合わせも凄いかも・・・。
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