ウィーン式ピアノで聴くショパン
30日、二百歳の老ピアノとモダンオケの共演でのショパンのPfコンチェルトリハ2日目。二千席の古い大ホールでの演奏余り音響は期待していなかったものの二百年前のウィーン式のオリジナルピアノがモダンオケ相手にこんなに聴こえるとは正直ビックリでありました(勿論現代のピアノ程の音量は無いのですが)。またショパン演奏に合うと言われている仏蘭西のピアノでは出せないであろうウィーン式ピアノならではの繊細で甘美な音色も存分に堪能出来そう。明日の公演是非お聴き逃しなく!
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30日、二百歳の老ピアノとモダンオケの共演でのショパンのPfコンチェルトリハ2日目。二千席の古い大ホールでの演奏余り音響は期待していなかったものの二百年前のウィーン式のオリジナルピアノがモダンオケ相手にこんなに聴こえるとは正直ビックリでありました(勿論現代のピアノ程の音量は無いのですが)。またショパン演奏に合うと言われている仏蘭西のピアノでは出せないであろうウィーン式ピアノならではの繊細で甘美な音色も存分に堪能出来そう。明日の公演是非お聴き逃しなく!
29日、地元の老舗大ホールでの室内オケのリハに二百歳の老ピアノで出動。41年前に設立された老舗室内オケも去年古楽の重鎮を音楽監督に迎え今や古楽テイストを加えた日本最先端?の斬新なモダンオケに変身中。
今回はフォルテピアノの人気奏者がソリストで二百歳のオリジナルフォルテピアノを使ってのショパンのピアノコンチェルトを演奏するという意欲的なプログラム 。二千席の大ホールでモダンオケ相手にフォルテピアノが果たして聴こえるのか心配するも流石古楽の達人達の腕に掛かれば見事なバランスで聴き応え充分!古楽器には大き過ぎると思われた大ホールも後ろの音響悪いと思われた座席でも意外にも極上のバランスで聴ける様ですぞ!
23日、夜明け前に出発し関西から越前越中を経由して越後へ600km走破。現地入りしてまずは山奥の老舗温泉宿でひと休み。約百年前の建物の風情もトロ味満点の温泉も素晴らしい!
今日は越後の山麓にあるチェンバロ・クラヴィコード工房を久々に訪問。現在製作中の楽器や設計中の図面を拝見し色々情報交換。自然に囲まれた贅沢な空間でマイペースで楽器製作をされており羨ましい限り。冬の豪雪は大変だそうですが・・・。
14日、9月半ばながらまだ猛暑続き、しかし湿度は夏と違い少し低下傾向か。楽器部屋も真夏並みのフル稼働の除湿では乾燥し過ぎる可能性有り、湿度計のチェック怠り無く!車中泊のチェンバロ熱中症恐れてスタジオに緊急避難。
移動中見慣れぬ夜行列車に遭遇。山陽山陰を周遊する超豪華夜行寝台だとか。最高クラスだと2泊3日で1人200万円近いお値段と知り仰天。そう言えば40年以上前マドリッド発パリ行きの夜行寝台の特等に乗った覚え有るもあれは豪華な旅でした。食堂車のフルコースも高級レストラン並み、国境越えの際線路幅違うので特等は寝たまま車両持ち上げて車輪交換してましたね。スペインペセタが本当に安かったので奮発して利用した良き思い出。
6日、台風の影響で予定が狂い今日は出張先で立ち往生の1日。それではと我国洋楽史の原点とも言える洋館街を訪問。続いて今から約二百年前に我国でもチェンバロが弾かれていたのでは?という資料を探して関連施設を徘徊。その時代ここでは早くもピアノが弾かれていた様ですね。極東の地の果てでは少し時代遅れのチェンバロもまだ弾かれていたのでは?というのが私の推測なのですが・・・。
調査の合間に少し離れた温泉地の鄙びた立ち寄り湯で骨休め。戦前のままの姿が今でも残る貴重な空間を二百円で味わえる極上のひと時・・・。
ご近所(チト遠い?)の山奥にあるレコードと蓄音器アナログオーディオの博物館を訪問するも台風の為か臨時休館でガッカリ。あらゆる時代のアナログサウンドを堪能出来る貴重な場なのですが。
3日、海外脱出初日の朝は太平洋の洋上で日の出鑑賞から。船は台風の影響で大揺れながらナントか南国の港に到着。
上陸した街は讃岐に並ぶうどん王国。早速朝より営業の地元民御用達の人気店でごぼ天うどん。強い腰が主流の他のうどん王国と違い唇だけで切れる程柔らかなうどんといりこの風味強烈な出汁の組み合わせが素晴らしい!
上陸した街で一番の目的は横田オルガンの見学。歴史的オルガンの研究家でもありながら世界的なオルガンビルダーでもある横田氏作の日本で初めての大規模オルガンが完成して早4年。世界中の銘器の魅力を知り尽くした方が存分に腕を振るって作り上げた力作はまるでヨーロッパの古い教会で聴いた様な感動的な鳴りっぷり。ひとつひとつの音栓の音色がすべて肉声の様に個性的に歌う事に感動した次第。世界に誇るヒストリカルオルガンの傑作は宮崎にあり!
オルガンの音色に聞き惚れた後は網元経営の漁港食堂でネタテンコ盛りの海鮮丼でランチ。食文化のレベルが異様に高い街であります。
街での予定を終え山奥に入るも火山噴火警戒の為の通行止めでかなり迂回されられながら御贔屓の隠れ家温泉を訪問。硫黄臭漂う鮮烈なブルーの湯が素晴らしい!貸切で秘湯を堪能。
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