神戸出身の世界的ピアニスト「原智恵子」の足跡を辿る
21日、神戸出身の世界的ピアニスト・原智恵子(1914-2001)、神戸須磨に生まれ幼年よりピアノの才能が認められ僅か13歳でパリ留学、ラザールレヴィやA・コルトーに師事しパリ音楽院を主席で卒業、第3回ショパンコンクールで日本人で初めて本選出場(聴衆賞受賞)、戦前より国内外で活躍した日本を代表するピアニストながら何故かその業績と生涯が余り現代に伝わっていない・・・。今日は原智恵子の生涯を綿密に調査し書き上げた伝記本 の著者が神戸にお越しになったので地元民の私が調査した原智恵子の由縁ある場所をご案内。実は彼女の神戸時代の話が全く残っておらず(本人も殆ど語っていなかった様子)生まれ育った場所など不明だったものの私の独自の調査で生家の大よその場所や幼年時代の住居跡2件(ウチのスタジオのすぐご近所でした)をほぼ特定、また幼少時代通っていた尋常高等小学校や日本で唯一教鞭を取っていた音大なども訪問。最後は愛弟子3人の方に直接原智恵子についての様々なお話を伺う事にも成功。まだ謎多い伝説のピアニストの生涯の解明に大きく前進の1日。この世界的ピアニストが神戸生まれの代表的な演奏家として早く認知されて欲しいもの。
今日は原智恵子研究家と同時に若き1970年代本邦ロック事情研究家がスタジオに来訪し私が長年収集していた70年代ロックの膨大な資料を調査。約百年前の洋楽史も資料入手し難いものの約50年前のロックの資料も閲覧かなり難しいのだそうな。捨てられない病のお陰で保管していた半世紀前のロック雑誌やミニコミ誌などが今さら歴史研究に御役に立てたとは嬉しい限り。
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