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2021年9月

2021年9月30日 (木)

代用品は優れモノ

2_2021093022010130日、間も無く本番の合唱団のリハにオルガンで出動。公演ではオルガンと共にコンチェルト用でチェンバロも提供予定ながらリハではキーボードで代用。しかし音量バランス取るのが難しいチェンバロコンチェルトもこの優れモノならツマミ少し回すだけで問題を解決してしまうのが癪の種、「生チェンバロにはツマミはありませんよ」と申し上げた次第。スタジオ近くに出来た新しい公共ホール、床材が珍しく杉との事で音響良いものの柔らか過ぎて傷付き易いのが困ったものとか。

2021年9月29日 (水)

浪速の古商都でシューベルト

5_2021092907400129日、浪速の古商都のホールでのフォルテピアノリサイタルは二百歳のオリジナルピアノによるシューベルト特集。フォルテピアノとの相性抜群の音響のお陰で5本ペダルを駆使して劇的に変化するフォルテピアノならではの音色の魅力がしっかりと客席まで届いた様子。私は12月の公演でもフォルテピアノ2台(ワルターとルイ・デュルケン)を提供の予定。

2_20210929162401歴史誇る店多い古商都の中でも超老舗の蕎麦屋を訪問。1695年創業という圧巻の歴史持つお店ながら何故か外観はただの製麺工場?中は風情有る和風座敷というアンバランスさがまたユニーク。地元名物蒸籠蕎麦はやはりいつもの本寸法の江戸前蕎麦とは対極の食べ物というべきか・・・。

2021年9月28日 (火)

古商都でのフォルテピアノ公演間も無く!

6_2021092821130128日、浪速の古商都に出来た新しい音楽ホールでのフォルテピアノ連続シリーズの前日リハに二百歳の老ピアノで出動。去年からスタートしたこのシリーズ、1年目は4回共違ったフォルテピアノが登場したという贅沢な企画、2年目も3回で4台ものフォルテピアノが登場の予定。何よりも300席のホール音響良くフォルテピアノの繊細な音色が後ろの席でも堪能出来るのが素晴らしい!明日のシューベルト特集の公演まだ僅かにチケット有りとの事。オリジナルのフォルテピアノを間近でしっかり聴きたい方是非お越しあれ!

4_20210928212601折角歴史ある街に来たのならとホールご近所の隠れ家蕎麦屋でご当地名物の蒸籠蕎麦。アツアツの柔らかな蕎麦を卵で溶いた出汁で食べるという江戸前とは掛け離れた風変りな味ながら一度はまると癖になる食感。他の街ではまず見る事が無いものの地元民には大人気というローカル感が堪らない・・・。

2021年9月27日 (月)

古都徘徊

7_2021092719160127日、30℃近い残暑の中久々に古都を訪問し各所徘徊。まずは百年以上の歴史を誇る元監獄の名建築を表敬訪問。ホテルに転用するという計画が延期になったとの事(コロナ無ければ今年開業だったそうな)、いつか監獄の独房に泊まってみたいモノ。

2_20210927193401ふと見ると街を我が物顔で闊歩する鹿の代わりに山羊を発見。今後は餌を強請るだけで役に立たない鹿よりも雑草を食べ尽くす益獣の山羊を街に放すつもりなのか?

39_20210927194101今日一番の収穫は白鳳時代に彫られたという笛奏者の拝観。千三百年前の演奏家の姿が垣間見れる貴重な歴史的遺産。

22_20210927200001昼は何故か古都にある宮崎うどんの店を見つけ入店。讃岐や吉田うどんとは全く違う腰無い柔らかい麺ながら心地良い嚙み応えという不思議なうどん。麺も出汁も本場と変わらぬ絶妙な味わいで大満足。

47_20210927200501西のスタジオに戻り湿温度チェックするもまだ残暑厳しい初秋仕様で良い様子。涼しくなれば除湿器もお役御免ながらまだ少し早いのか。帰宅すればお隣から故郷丹波の田んぼで自分で作って収穫したという新米を御裾分け頂きアリガタシ。

2021年9月26日 (日)

国産スピネット

Photo_2021092620160126日、ヒストリカルタッチの国産スピネットのご機嫌伺い。弱ったツメ交換しようとするもプラスチック製タングにお気に入りの独逸製成形済デルリンツメがスンナリ入らずチト工夫が必要、それでも音とタッチは独逸製に軍配か。

2021年9月25日 (土)

名工作チェンバロ2台運送

4_2021092520470125日、今日は欧米で評価高い名工2人の楽器の運送を担当。まずはオリジナル銘器の完全な復元に拘るベテラン製作家作の珍しい初期フレンチモデルがお相手。400年前の贅を尽くした豪華装飾と滋味溢れる音色をほぼ完全に蘇らせようとした気が遠くなるような労力と超越した製作技術に脱帽であります。

31_20210925205701次は一時期は世界中の演奏家やホールから注文殺到したという米国のベテラン製作家のフレンチ2段がお相手。厳しい階段上げも空中捻り回転という荒業で何とかクリア。ヒストリカルながら部分的に現代のテクノロジーを程良く取り入れたバランス優れた作風に感心。

9_20210925210201運送途中通り掛かりにある噂の定食屋を初訪問。都心近くの庶民的なお店弁当と食堂2本立てでどちらも大人気、魚肉揚げ物焼き物どれも鮮度が勝負とばかりに手抜き無し、その上どの料理もデカ盛り寸前という豪快な量が圧巻。大衆食堂ながら35台もの大駐車場を持てるのにも納得。

2021年9月24日 (金)

堅牢な1段チェンバロ

4_2021092418550124日、関西チェンバロ製作の大御所約40年前?作の1段チェンバロのご機嫌伺い。モダンからヒストリカルへ移行する過渡期のモデルだけに構造はモダンながらテイストはかなりヒストリカル寄りか。タッチも意外に軽く弾き易い。長年冬眠していたと伺うも20年は調律していなかったはずが何割かの弦がピッチ保っていたのには仰天。改めてモダンテイストの作りの堅牢さに感嘆した次第。

1_20210924190301訪問先近くの御贔屓隠れ家饂飩店を久々に訪問。名物の肉付け汁の饂飩と蕎麦の合盛、どちらも野趣溢れる風味と太っ腹の麺の量が素晴らしい!以前は繁盛していたはずのお店も昼時少々閑古鳥鳴いており不思議・・・。

2021年9月23日 (木)

二百歳の老ピアノ出動

1_2021092320470123日、御江戸西郊外の人気ホールでのフォルテピアノリサイタルに二百歳の老ピアノで出動。古楽系公演多く頻繁にお伺いしていたこちらのホールも約2年振りか・・・。コロナ禍のお陰で空席目立つ公演続く中座席半数での開催ながら完売との事で場内満杯に感じますね。本当の満席なら「密過ぎる!」と思ってしまうかも・・・。

2021年9月22日 (水)

日本フォルテピアノ史

14_2021092218290122日、現在研究進めている日本フォルテピアノ史、日本でのフォルテピアノ製作の歴史はここ最近の調査でかなり全容の解明が進行中、第1号は関西、第2号は東京、第3号は埼玉の製作家というのが現在の推定であります。また日本でのフォルテピアノの演奏歴ですが1960年代に早くも浪速でオリジナルフォルテピアノの演奏があったとの事、その後ドイツの大御所チェンバロ奏者によるコンサートが80年代に関西であったとの情報を入手、当初予想していたよりもかなり早くからフォルテピアノの演奏が日本でも行われていた様子。東京よりも関西の方が盛んだったのが意外でありました。

2021年9月21日 (火)

米国製フレンチ最終チェック

1_2021092119130121日、ドッグ入り中の米国大御所製作家作の2段フレンチご近所の演奏家に試奏して頂き最終チェック。スタジオで1週間充分乾燥させたお陰かここ数日急に鳴りが良くなったような気が・・・。欧米の楽器は本来の環境に戻さないと中々真価が発揮出来ないのかも?

2021年9月20日 (月)

みちのくでチェンバロ試弾会

5_2021092022270120日、みちのくのお馴染みのホールでの16fチェンバロを含む4台の鍵盤楽器の試弾会今日は演奏家3人が参加。出番少ないホール所有楽器も演奏家交代でガッツリ弾き込んでもらうとしっかりお目覚めの様子。聴きに来られたピアノ調律師の方がポツリとおっしゃるには「チェンバロという楽器は弾く奏者により随分音が違うものですね」

1_20210920224101こちらのホール訪問時の楽しみのランチ、今日は漁港近くの食堂でデカ盛り海鮮丼。豪華な盛り合わせながら観光地の半額か? それでも行列出来ないのが素晴らしい!

2021年9月19日 (日)

楽器試奏

1_2021091919230119日、楽器試奏の為スタジオに米国製チェンバロ、日本製スピネット、墺製フォルテピアノの3台を準備。ドッグ入りの楽器2台もスタジオで充分水抜き出来た様で鳴りもご機嫌。台風一過で久々に乾燥気味の1日。

2021年9月18日 (土)

大御所作の特注1段フレミッシュ

22_2021091822120118日、日本チェンバロ界大御所氏作の小型ながら884f3列バッハ音域という特注1段フレミッシュのご機嫌伺い。やはりこの方の(工房のと言うべきか?)作ったチェンバロの堅牢さは抜群ですね。湿温度管理が比較的上手くいっている部屋なら1年経ってもヴォイシングほぼ変化無し。大御所作のチェンバロ、ヒストリカルな作風と年月経っての安定感はもっと評価されても良いのでは・・・?

2_20210918222201折角海の幸の宝庫に来たのならと仕事の合間に新鮮な海鮮丼に舌鼓。炙り系の刺身絶品!

18_20210918222501ついでに温泉も。鄙びた元湯治場宿貸切状態でトロ味ある源泉かけ流しを堪能。余りの湯量で浴室自体が水没している・・・。

25_20210918222901飯、温泉とくれば後は湧き水!今日もお江戸への帰路山越えの途中でキャンプ民から人気の湧き水発見、もう1件城下町の街中の歴史有る湧き水にも立ち寄り水汲み。信州湧き水味比べが楽しみ。

2021年9月17日 (金)

台風接近

2_2021091712100117日、台風接近との事でスタジオの湿温度管理再チェックへ。秋の長雨ながら涼しくなりエアコンの除湿機能が低下しているので要注意。帰りにご近所(チト遠い?)の超御贔屓の隠れ家パン屋で大人買い。僻地の小さな店ながら回転良く焼き立てに当たる率高くどれも美味い!

4_20210917205701明日の訪問地遠方の為台風来る前に出来るだけ近づいておこうと早目に出発、秋の気配を味わおうとまずは山越え4時間のノンビリドライブ。稲刈り直前の黄金色の田んぼに曼殊沙華の紅が映え素晴らしい!

6_20210917210501今日は現地まで辿り着かず隣の観光古都に泊。非常時ながらせめて美味い海の幸だけでも頂こうと閉店間際の居酒屋で酒無しで刺身盛り合わせを頂くもすぐ閉店と追い出され滞在時間たった15分・・・。

2021年9月16日 (木)

きのこと蕎麦

1_20210916141401 16日、気温が下がりスタジオの高性能エアコンの除湿能力が低下していたので慌てて除湿器再稼働。季節の変わり目は湿温度管理要注意であります。スタジオご近所の公園でまたもや巨大キノコ発見。こんな大きな物が雨上がりに急に姿現すのが不思議。

2_20210916141601久々に美味しい蕎麦を食べようと御贔屓隠れ家蕎麦屋でランチ。先日の超ハードな吉田うどんに負けない位太くて固い蕎麦が面白い・・・。蕎麦食って顎疲れるのはここだけでしょう(笑) 溜り醤油で頂くのもオリジナル風味。実は超有名店ながら昼時でもガラガラなのはアリガタシ、コロナのお陰です。

2021年9月15日 (水)

チェンバロ半音下げ

1_2021091513220115日、某音大でチェンバロ陣3台のご機嫌伺い。日頃しっかり管理されているはずが夏休みの休校時存分に湿気吸い込んだのかピッチ約半音上がり!幸い調律繰り返すとすぐにご機嫌直りホッ。一気に半音も下げると「ピキッピキッ」という楽器の悲鳴が聞こえてくるのですよ・・・。

4_20210915133201朝久々に川辺散策に出掛けると半年振り?に茂みの中に隠れるカワセミを発見。中々姿現さない鳥だけにその極彩色の姿を見れただけでも嬉しいもの。

9_20210915134001川辺の草むらでは白いマシュマロのような巨大きのこも発見。雨上がり一気に大きくなったのか?

2021年9月14日 (火)

曼殊沙華

2_2021091417520114日、曼殊沙華満開近し。やっと秋到来か・・・。

2021年9月13日 (月)

米国製チェンバロが続く・・・

4_2021091321240113日、スタジオにドッグ入りしたチェンバロはまたもや米国製。しかし余りワイルドなキャラでは無くどちらかというと端正な欧州テイストか。大型2段ながら通常の米国製程重くなくEVにもギリギリ押し込む事が出来殆ど汗掻かず運べホッ。

1_20210913213201街を歩くと昨日の金木犀の香りに続き道端で曼殊沙華を発見。ちょうど咲き始めなのか夕方には花の数が増えてましたね。秋近しを今日も実感・・・。

3_20210913213501チェンバロ運送の合間に街外れの隠れ家うどん屋を久々に訪問。お江戸で数軒しか無いという珍しい吉田うどん専門店、腰有り過ぎるハードな麺をキャベツ入りの味噌味汁で食べるという富士山北山麓の名物料理、馬肉や超辛い薬味「すりだね」のトッピングもユニーク。私は昔都留音楽祭の際散々食べ歩いた懐かしい味であります。しかし箸で摘み上げても全く形が変わらない超固麺が凄過ぎる・・・。

16_20210913214501今日は日本古楽史研究でも収穫多し。まず久々に古本屋街のSP盤専門店を覗くと「こんな盤出てきましたよ」と見せられたのが日本最初の本格的チェンバロ奏者Eta Harich-Schneider の昭和16年日本で録音したというレコード。長年探し求めていた幻の盤だっただけにその姿が見れただけでも大感激!この日本古楽史における記念すべきお宝を喜び勇んで入手した次第。次は日本最初のフォルテピアノ製作家は誰?という謎を追い求めての調査、今日は最初に作った可能性高い某チェンバロ工房を訪問し聞き取り調査。色々な証言を照らし合わせるとどうも1985年頃には日本でフォルテピアノが作られていた様子。重要な証言を伺う事が出来大収穫。

2021年9月12日 (日)

金木犀

Photo_2021091219060112日、所用で繁華街近くへ。人混み避けて移動は何とか出来るものの美味い食堂どこも満杯で困ったモノ。幸い街外れの御贔屓店ダメ元で覗くと空席多かったので久々に名物巨大チキンカツのガッツリ洋定食でランチ。あちこちで金木犀の香りを感じ秋近しを実感。

2021年9月11日 (土)

再び米国製登場

24_2021091122410111日、今日は豪快な鳴りの米国製の2段チェンバロがお相手。見た事がある作風だと思いきや先日感心した米国製と同じメーカーだと判明。呼び寄せた様に同じメーカーが続くのが実に不思議・・・。

2021年9月10日 (金)

圧巻の低音

Photo_2021091020490110日、老舗国産メーカーのフレンチのご機嫌伺い。良く弾き込まれていた楽器とは言え野太く豪快な鳴りの低音が国産楽器と思えない程実に圧巻!

2021年9月 9日 (木)

駆け込み寺が・・・

2_202109091820019日、楽器技術者にとって「部品・工具な無い!」と言う時の心強い「おらが街の駆け込み寺」が間も無く閉店と聞き久々に訪問。自慢の豊富な品揃えも今やかなり寂しい限り、店内も近年の救世主だった外人が姿を消しもはやお通夜状態か・・・。人少なくこのご時世安心して買物出来るのはアリガタイもののチト残念。

2021年9月 8日 (水)

米国製と日本製

10_202109082121018日、連日の楽器運送稼業、今回積んだ国産1段フレミッシュは結局700kmの長旅の末やっと御江戸に帰還。先日ワイルドな米国製を見たばかりなので日本製を見た印象は「ナント綺麗に作ってあるのだろう・・・」。チェンバロにも国民性の違いが顕著に出るもんです。

2021年9月 7日 (火)

本当の汁そば

2_202109071617017日、久々の早朝川辺散策、鷺の朝食風景に遭遇。雨続きの増水が餌取りやすくなっているようで入れ食い状態。

Photo_20210907162101西のスタジオへ移動中中華街に立ち寄りランチ。一時期観光客で大行列の御贔屓店も今や少し時間外すだけですぐ入店出来る様子。他所モンには「味が薄過ぎる」と言われそうな澄んだスープのあっさり細麺、これが本当の地元中華屋で出す汁そばであります。上品な味の炒飯も美味。西のスタジオまだ30℃越えの中湿度40%台をキープしチェンバロ陣無事越夏中。

2021年9月 6日 (月)

ヤンキー魂溢れるチェンバロ

14_202109062122016日、朝御江戸で国産2段フレンチの状態チェックをしてから昨夜積み込んだチェンバロと共に西へ移動、お届けの約束時間に間に合うようにと400km爆走するも集中工事や事故などで歩みは遅く殆ど休憩無しでギリギリ現地入り。今日2台目のお相手の米国製2段チェンバロ、その余りにもユニークな設計・ワイルドな作風・そして豪快な鳴りっぷりに仰天・・・。やはり欧州のチェンバロとは全く違うヤンキー魂溢れるテイストであります。最後今日3台目の国産1段ルッカースを積んでさらに西へ移動。

18_20210906213401帰路途中先週見つけた有名古戦場跡近くの名水の汲み場に寄り道しタンク2杯持ち帰り。各地の湧き水それぞれ独自の味があるようで面白し。こちらの水はまろやかで澄んだ味か。

2021年9月 5日 (日)

トリプルヘッダー

1_202109052205015日、昨日のダブルヘッダーに続き今日は3台のチェンバロ運送の1日。まずはドッグ入りのフレミッシュの仕上げ調整。猛暑多雨の中しばらく冬眠状態だった楽器も一夜乾燥気味の部屋で過ごすだけでお目覚めの様子。

2_20210905220901今日の楽器運送1台目は昨日とは違い雨も降らず少し小型サイズのお陰でEVに楽器直立させギリギリ押し込む事に成功、階段上げせずに済みホッ。

6_202109052213012台目はコンパクトなスピネットなのでEVも立てずにそのまま入り楽勝。3台目は何とも不思議な海外製のチェンバロ、その正体は明日披露の予定。

2021年9月 4日 (土)

大型チェンバロ階段9階上げ

1_202109042112014日、まずは都心マンションへの大型チェンバロお届けに出動、1段チェンバロながら長さ250cm超えの為EVに入らず3人掛かりで9階まで階段上げという難作業に(それも本体とスタンドの2往復!)。日頃の運送不足が祟り最後は疲労困憊。

7_20210904212601今日は運送ダブルヘッダーの為都心から郊外へ移動。訪問地周辺は幅広のうどんが名物との事で大衆食堂でなす汁のセットでランチ。白く輝く艶々のうどん不思議な食感、満腹感も凄かった・・・。

8_202109042135012件目の運送は2段ながら小型な国産メーカーのフレミッシュチェンバロ、朝の1段より30cmも短く軽い上に1階からの運送なので実にラクチン。

 

2021年9月 3日 (金)

二百歳の老ピアノ ピッチ上げ

Photo_202109031718013日、ドッグ入り中のチェンバロの最終チェック、今回はスタジオでの調整だけで無くコンサートに提供して弾き込みを充分してから仕上げたので楽器も絶好調!いつもこんな調整出来れば万全なのですが・・・。次は出陣控える二百歳の老ピアノのご機嫌伺い、今回は管楽器とのお手合わせとの事でピッチ変更を希望され5Hzアップ。楽器的にはA=442のモダンピッチも可能な程堅牢ながら(来年モダンピッチの公演予定有り)僅か5Hzのピッチ上げで楽器が落ち着くまで何度も調律繰り返し。基本設定変えるのも中々大変。

2021年9月 2日 (木)

チェンバロ水抜き

Photo_202109021642012日、昨日雨中の出陣となったカナダ製大型チェンバロの水抜きの1日。現場では凄い湿気の中余り調律崩れなかったものの短時間でピッチはかなり上昇、響板が水分吸い込んだ影響か。

2021年9月 1日 (水)

洋館チェンバロデュオコンサート

Photo_202109012139011日、秋になった途端気温下がりヤレヤレ。まずは独逸製2段フレンチの引越から。このチェンバロ実はウチの稼ぎ頭白フレンチと一緒に作られた一卵性双生児、外装の色は違えど他はほぼそっくりさん。こちらも堅牢なようでナニヨリ。

7_20210901214601夜はお馴染み池袋の洋館での新たなチェンバロコンサートシリーズ第2段の本番。オランダと日本で活動する若手チェンバロ奏者の活きの良い演奏を堪能。2段鍵盤より長いというカナダ製大型1段フレミッシュの豪快な鳴りっぷりも好評だった様子。百年経つという歴史的洋館の響きと欧米製チェンバロの音色の相性の良さが実に素晴らしい!

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