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2021年5月 3日 (月)

日本人初のチェンバロリサイタル

640x5383日、例年なら音楽祭などが集中してんてこ舞いのはずのGWも去年に続きお茶挽きの日々。しかしコロナ禍のお陰で日本古楽史の研究は順調に進展中。最近の研究テーマは日本人で最初にチェンバロリサイタルを開催した人物の解明。実は戦前に伴奏でチェンバロを演奏した奏者は何人かは確認出来ているもソロリサイタルを開催したという資料はまだ未発掘。ただ昭和12~3年頃独逸でリサイタルを開催した可能性有るピアニストは特定出来ており現在調査中。戦前に活躍した某Sop歌手の伝記の中に昭和12年の渡欧時同行したそのピアニストと一緒に巴里郊外のランドフスカの自宅サロンでの公開講習会&演奏会に行ったという記述を発見、そのピアニストはそこで初めてチェンバロの魅力を知りその後留学先の独逸に渡った際わざわざ某チェンバロ工房を訪れたようでどうやら訪問時に工房のある街でチェンバロリサイタルも開催したようだとの事。そのチェンバロ工房の社長が工房に伝わる話として私に教えてくれたのですが詳しい内容を伺う前にお亡くなりになってしまいまだそのリサイタルの正体は判らないままなのが残念。

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