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2020年12月

2020年12月31日 (木)

2020年を振り返る

33_2020122713510131日大晦日。2020年は突然のコロナ禍来襲で皆さんも苦難の1年だったと思います。春から自粛要請でコンサート全滅となり夏に少しづつ再開の声を聞き始めるも秋からまたもやコロナ感染拡大となり先が見えないまま年末を迎えてしまったようです。その混乱と苦難の1年を個人的に関わった公演やイベントで振り返ってみたいと思います。

24_202012271405012月に古楽とモダン二刀流の指揮者として活躍中の仏蘭西人指揮者がモダンオケを振った公演にチェンバロで参加。ラモーも躍動感溢れ素晴らしかったものの仏蘭西近代(ルベル・ラベル)のダイナミックさが圧巻!

3_202012271417012月、みちのくのお馴染みのホール、御自慢の16f付き大型チェンバロやポジティフオルガンに加えてクラヴィコードも備品に登場、大御所チェンバロ奏者がお披露目演奏。

9_202012271421012月伊太利からVnの名手率いる古楽オケ来日、私は京都での初日公演ご一緒するも結局彼らはその1公演のみで後はすべてキャンセルとなり無念の帰国。しかし初日公演の際はまさかすぐにそんなに深刻な事態になるとは夢にも思わず・・・。

18_202012271420012月末から3月には公演中止が多発する中歌劇場でのフォルテピアノ入りモーツァルトオペラは無観客で開催決行。これがコロナ騒動前最後の本番でありました。

23_202012271425013月には仏蘭西人Vn奏者率いる古楽アンサンブルの来日ツァーが中止。初来日時に披露し話題となった衝撃の「ヴィヴァ四季」再び聴けると楽しみにしていたのですが残念!

29_202012271435013月バーゼル在住の活きの良い日韓若手奏者の2度目の来日ツァー も中止。再びリコーダー2本吹き見てみたかった・・・。

10_202012271438014月露西亜の鬼才鍵盤奏者が1夜に4台の楽器(チェンバロ、フォルテピアノ2台、モダンピアノ)を弾き分けるという驚愕のプログラムのツァー(東京・水戸)も中止。ただ来年1月には同内容で東京 のみ開催の予定。

22_202012271444015月ザルツブルグから貴重な遺品を運んで開催予定だったモーツァルト展も中止。毎回国宝級の楽器とフォルテピアノで共演出来る事が楽しみだったのですが。

8_202012271447016月、2015年ブルージュコンクールの覇者として大活躍の仏蘭西人新鋭チェンバロ奏者の初来日ツァーも中止。ただ2021年1月に来日ツァー(東京・名古屋・兵庫)開催予定。ゴールドベルグ変奏曲での日本デビューリサイタル乞うご期待!

15_202012271453016月には演奏家と共同でコロナ騒動の中公演再開を目指して新企画をスタート。お馴染み池袋の歴史的洋館を会場に万全のコロナ対策を施し6公演開催。まずはリコーダーとチェンバロのデュオから企画スタート。

14_20201227145701次はバロックVnのデュオ。ベテラン奏者でもここ数か月演奏機会無く久々の舞台だったとの事。

16_202012271513017月に入り久々の舞台仕事はナント講師として参加のレクチャー。チェンバロ・フォルテピアノ2台、モダンピアノと計4台もの楽器を並べて映像と生演奏を交えての贅沢な企画でした。

20_202012271458017月再び自主企画に戻り若手実力派のフォルテピアノ奏者は昼夜2公演。いつも即完売の人気奏者の公演もコロナ感染再流行の時期と重なり予約しながら来場控える方続出。この時期の公演開催の難しさを味わった次第。

4_202012271552017月公演中止が続く中みちのくで映像配信用に演奏収録。16f付き大型チェンバロ初めてのお出掛けでもありました。16fの迫力あるゴールドベルグ変奏曲全曲がこちらで公開中。

6_202012271504017月新企画次は弦楽四重奏の公演。コロナ対応の公演運営は慣れてきたもののお客様にとっての状況は徐々に悪化の様相。

32_202012271509017月新企画の最後は17世紀仏蘭西タイプという個性的なチェンバロでのソロリサイタル。ここでこのシリーズは一旦中断、やはり感染拡大で簡単には公演が開催し難い状況に。

25_202012271546018月舞台仕事途絶える合間に解説の出番は続き今度は洋館でのレクチャー。コロナで引き籠りの間日本古楽史の研究は画期的に進み重大な新発見多数有り、その成果を披露。

12_202012271518019月、仏蘭西チェンバロ界の大御所久々のソロリサイタルツァーも中止。2021年3月に東京大阪 でリサイタル開催の予定。乞うご期待!

27_202012271523019月、初来日のスイスの古楽オケの「ロ短調ミサ」での来日ツァーも中止。どんなBach演奏を聴かせてくれるか楽しみだったのですが・・・。

30_202012271608019月、スイスの実力派チェンバロ奏者が貴重なルッカースオリジナル2段モデル(異調鍵盤)を携え来日の全国ツァーも中止。世界に数台しかない貴重なチェンバロを拝見出来るはずが残念。

28_2020122715280110月、独逸のイケメン(?)古楽グループの初来日ツァーも中止。若手ながら実力派揃いと噂の演奏を期待していたのですが・・・。

34_2020122715370110月、古楽界の至宝シギス親方率いる古楽グループ久々の来日公演も一旦2021年1月に延期になるも結局来日中止。あの独自の配置でのユニークなマタイ聴けなかったのは実に残念、再来日はあるのだろうか・・・。

7_2020122715420111月、伊太利の鍵盤の大御所と欧州で大活躍の日本人Vn奏者の来日ツァーも中止。

13_2020122715580111月、某音大で蓄音器レクチャーを開催。ショパンの伝統引き継ぐ直系の弟子の歴史的音源を紹介するという渋い企画ながら満杯の盛況振り。

11_2020122716010111月、コロナで公演中止が続く中逆に浪速郊外の新しいホールでフォルテピアノの連続シリーズがスタート。その初回にワルターモデルで参加、これまた解説もお手伝い。

35_2020122716550111月、お馴染みの洋館でも蓄音器レクチャー開催、今回は仏蘭西ピアノの特集、エラール、プレイエルなどを弾いた歴史的名手の貴重な音源を蓄音器で紹介。この蓄音器による歴史的演奏の紹介は古楽器による演奏同様かなり説得力ある手法として確立出来たのでは・・・。

17_2020122717000112月、器楽演奏の公演は秋頃から再開していたもののやっと歌手メインの公演が復活、それでも歌手と客席の間隔を充分取るなどまだ試行錯誤の様子。

19_2020122717030112月、今度は小編成ながら合唱+オケでの公演にオルガンで参加。300人は並ぶ大舞台に間隔開けた30人の合唱団というコロナ専用の配置。

21_2020122717070112月、続いて大合唱団+フルオケでのバッハ公演にオルガンで参加。アクリルパネルで合唱を仕切るなどコロナ用新グッズが色々登場、それでもフル編成で演奏出来た事が大きな収穫か。

1_2020122717090112月、1年のトリを飾るはずだった古楽界の重鎮デュオ公演 は残念ながら急激な感染拡大を受けて急遽中止。コロナ騒動で終始した2020年は最後まで収束の目途が見えず年を越してもまだまだ厳しい状況が続く可能性高いと思われます。新年こそはより良い状況になりますように心より願って1年を終わりたいと思います。来年も引き続きお付き合いよろしくお願いいたします。

 

2020年12月30日 (水)

鬼が笑う話

6_20201228043001  30日、今年も残すところ後2日。年末恒例の鬼が笑う来年の公演予定などをご紹介(ほんの一部ですが)。まだコロナ騒動がいつまで続くか不透明な中古楽系公演相変わらず多数有り。まずは1月、歌劇場でのモーツァルトオペラがほぼ通常開催で公演再開との事。これは新年早々縁起が良いお話か。

4_20201228043201 1月、ブルージュコンクールの覇者として大活躍の仏蘭西の新鋭チェンバロ奏者の初来日ツァー(今年6月よりの延期公演)、先日突如の入国制限前に辛くも日本に到着していたお陰で各地でゴールドベルグ変奏曲が聴けるはず・・・。

2_202012280433011月、今や大御所の仲間入りの伊太利のチェンバロ奏者率いる古楽グループの初来日ツァーは残念ながら中止。グループ3公演、ソロ1公演も予定されていたのですが・・・。

9_20201228043201 1月、これも今年4月からの延期公演、露西亜の鬼才がチェンバロ、フォルテピアノ、モダンピアノ計4台を一夜で弾き分けるという公演、たった1回のみとなったのでお聴き逃し無く!

10_202012280438011月、シギス親方率いる老舗古楽オケ のマタイ公演、今年11月の来日が延期となり1月に再公演が決まっていたのですが早々に来日困難との事で中止。果たしてもう1度日本で彼らのマタイ聴く事が出来るのか・・・?

5_202012280442012月、独逸の鍵盤の鬼才の来日公演、果たして実現するのか・・・。(中止の報が一部出てますね)

11_202012280443013月、9月の来日が延期となった仏蘭西のチェンバロの大御所の久々のソロリサイタルツァー。東京、大阪 の2か所で開催予定。

8_202012280447015月、フォルテピアノ界の貴公子が独逸の人気古楽オケとコンチェルトで来日、6月には日本では初めてのチェンバロソロリサイタルも(関西で1公演のみの予定)彼のチェンバロ演奏も実に素晴らしい!

14_202012280454019月、スイスの新鋭チェンバロ奏者が世界でも数台というオリジナルルッカース2段モデル(異調鍵盤)のチェンバロを持ち込んで来日予定。今年9月の延期公演。

12_2020122804560110月、5月に続き来日予定のフォルテピアノ界の貴公子、秋はモーツァルトの歌曲で独逸リート界の新鋭と共演予定。

1_2020122805040110月、フォルテピアノ界の貴公子は歌曲公演に続き欧州で大活躍の日本人Vn奏者とも共演予定。これは注目の組合わせかも・・・。

7_2020122805060111月、フォルテピアノの名手の来日が続くようで阿蘭陀の大御所の来日公演も。

3_20201228050801 12月には仏蘭西チェンバロ界の若き鬼才が来日予定、ソロの他にリュートとの共演もあり。

一刻も早くコロナ騒動が収束し来年このラインナップの公演すべて開催される事を切に願っております!乞うご期待!

 

2020年12月29日 (火)

チェンバロ足りない・・・

1-640x427_2020122920530129日、今年はコロナ騒動のお陰でコンサートほぼ全滅、ウチの楽器陣も長期冬眠中ながら何故か年明け早々にコンサートが集中してしまい(もうこの時期にはコロナも収束しているだろうと当て込んでいたのでしょうね)チェンバロが足りない事態に・・・。幸いご近所さんから2段鍵盤を1台お借りする事が出来ひと安心。

2-640x385楽器の手配を終え東のスタジオは御用納め、西へ移動の途中見えた雪無しで話題の富士山にやっと少し綿帽子が。そしてその上空には未確認飛行物体が・・・(見えますか?)

2020年12月28日 (月)

信州へ

2-640x427_2020122819210128日、年の瀬最後の遠征はチェンバロ運送で信州へ。過去何度も突然の雪に襲われ足元悪い中楽器運送する羽目に合ったので心配するも今回は快晴の中順調に楽器移動を完了。それでも明日から豪雪との予報出ておりギリギリ助かった様子、今回も晴れ男の神通力発揮出来たのか・・・。

9-640x427_20201228192701作業後はご近所の藁葺古民家のちと高級店で地元名物おしぼり蕎麦を注文。超激辛の辛味大根に甘い味噌を混ぜ中和させて頂くという面白いスタイル。お店より食後の蕎麦湯にも辛味大根入れ過ぎるなとの指導有る程辛い!

10-640x427_20201228193301折角蕎麦の本場に来たのでともう1軒郊外の本寸法ながら超安価な隠れ家蕎麦屋へ。こちらでは生粉打ちとニハの2種盛りを注文。舌触りが全く違う極細の香り高き蕎麦2種を存分に堪能。信州の蕎麦のレベルの高さ素晴らしい!

3-640x472信州で蕎麦と共に楽しめるのが温泉! ご近所にある御贔屓の年季の入った湯治場温泉を久々に訪問するも入口に非情な告知が張り出してあり涙を飲んで入浴を断念・・・。まあこのご時世仕方無いとは思いますが残念。

2020年12月27日 (日)

自然断弦

640x427_2020122718300127日、年明け早々から登板予定のチェンバロ陣の御機嫌伺いの1日。総ブラス弦のジャーマン約10カ月冬眠明けの際はトラブル無かったのに3公演連続で登板した後蓋を開けると自然断弦1本発生。今年は異常乾燥続かない為か例年より湿度乱高下しているのでかえって断弦起こり易いのかも・・・。いつも後手後手の政府がコロナ新種拡大中を受けていきなりの全面入国制限発動、これは来日演奏家にも影響あるかも・・・。当座お相手する演奏家1人はもう入国中、もう1人は多分まだなのでちと心配。

2020年12月26日 (土)

フルートとチェンバロの重鎮デュオリサイタル開催中止

6-640x427_2020122616390126日、本日は御馴染み池袋の歴史的洋館でのFtとCemの重鎮2人のデュオリサイタル 開催のはずがコロナ感染拡大の為演奏家と相談の上急遽公演中止となり開催は2021年(時期未定)に延期へ。予約制の公演だったので中止の報はすぐに皆さんにお知らせ出来たものの知らずにお越しになる方がおられるかも?との事で寒空の下会場前で待機するも幸い来場者ゼロでホッ。

162ここ最近のコロナ感染の急激な拡大で御客様には「各自の判断で危ないと思えばいつでもキャンセルOKです(勿論無料)」と申し上げていたものの古楽界の重鎮2人の久々のリサイタル(1年振りの演奏になるはずだったとか)との事で無理を承知で寒い中遠方からもお越しになる方多いのでは・・・と考え早めに公演中止を決断した次第。コロナ騒動が収束したら必ず開催いたしますので何とぞご容赦を!

 

2020年12月25日 (金)

舞台寒い!

4-640x427_2020122522530125日、コロナ後初のフル編成の合唱+オケでXmasオラトリオ本番。器楽歌手合唱皆マスク着用・間隔開けた合唱の配置・合唱団の前にアクリル板の設置などコロナ対策を施した上客席もフル使用との事でやっと以前同様な大規模公演が開催出来るようになった事はアリガタシ!しかしコロナのお陰で場内の換気が効き過ぎLED照明の普及もあり今まで殆ど無かった「舞台寒い」現象が古楽器公演にとって今後の課題となるかも・・・。

2020年12月24日 (木)

食い倒れの街でクリオラ

2-640x427_2020122421490124日、Xmas本番のクリオラ公演のリハにポジティフオルガンで出動。当初ライプチヒのカントールが指揮の予定がコロナのお陰で入国出来ず。それでもフル編成の合唱団とご一緒は1年振りか・・・。この時期運送中に冷え切ったオルガンを音出しまでに暖める事に苦心するもコロナのお陰で演奏中も会場ドア開けっ放しで(防音よりも換気が優先との事)暖房殆ど効かず調律師四苦八苦。

1-640x427_20201224220401今日のリハ会場良く来る某オケの練習場傍との事でご近所の御贔屓老舗洋食屋で名物ビフカツでランチ。大振りながら絶品の揚げ方と濃厚なデミグラスソース、そして箸で切れるのではと言う程柔らかいカツが素晴らしい!間も無くオケ練習場が引っ越すので余り来れなくなるのが残念。

4-640x427_20201224221101夜もご近所の創業75年ながら元気に珍メニュー次々繰り出すB級グルメマニア御用達の食堂で珍しい牛スジ肉を煮込んだボッカケ丼。本寸法の美味しい店からオモロイ店までバラエティに富んでいるのが流石食い倒れの街!

2020年12月23日 (水)

粉モンマイベスト

640x42923日、粉モンの王者お好み焼、本場関西にも名店多数あれどマイベストは生まれ故郷で半世紀通い詰めたカウンター8席だけという小さな老舗店。時間を掛けて中までしっかり火を通しながらカリッとした部分とフワっとした部分が上手く調和する絶妙の焼き加減が見事。今日も老舗3代目のコテ捌きを堪能。

2020年12月22日 (火)

Justin Taylor氏登場!

2-640x427_2020122215190122日、仏蘭西の若手実力派チェンバロ奏者Justin Taylor 氏が1月の初来日公演の前2週間の隔離の為早くも日本に到着。早速某所に確保した隠遁部屋(?)で練習チェンバロとご対面(私は遠くから眺めてすぐに退散、しかし彼は意外に背が高い!)。コロナ後では久々の古楽系海外演奏家のソロリサイタルは名古屋 兵庫 東京と3公演、曲はゴールドベルグ変奏曲。2015年ブルージュチェンバロコンクールを制した凄腕がバッハの名曲をどんな風に料理してくれるか楽しみであります。いつもは即完売の人気ホールもまだチケット多少残っている様子、1年振りの海外奏者の演奏是非お聴き逃し無く!

2020年12月21日 (月)

エタ・ハーリッヒ=シュナイダーの恋敵?

640x49421日、昭和16年楽器携え独逸から来日し日本で初めて本格的なチェンバロの演奏活動を行ったエタ・ハーリッヒ=シュナイダー、実は来日直後からスパイ事件で有名なゾルゲと恋愛関係にあったと自伝で述べてます。しかしゾルゲには日本人妻のような存在の女性がおり後世の彼の伝記ではその女性しか登場せずエタ・ハーリッヒ=シュナイダーとの関係は黙殺されてました。先日その日本人女性の回想録を入手、勿論エタ・ハーリッヒ=シュナイダーの事などは全く登場しないもののどうやら同時進行で両者の間を立ち回るゾルゲの姿が垣間見れて興味深し。ゾルゲが音楽好きでバッハなど良く蓄音器で聴いていた事など判りエタ・ハーリッヒ=シュナイダーへの惚れ込み様も納得した次第。

2020年12月20日 (日)

お大師さん

10-640x427_2020122015170120日、年の瀬も迫り西のスタジオお隣の古寺は恒例の「お大師さん」(西の巣鴨と言われているそうな)ご年配の方がノンビリ参拝する姿にホッコリ、参詣道に並ぶ露店の数も以前と変わらずか。コロナ禍のお陰で街が意気消沈する中久々に活気有る師走の風景が見れて嬉しい限り。

12-640x427_20201220152901久々に浪速に向かったのでランチは港近くの創業75年という老舗大衆食堂へ。メニュー豊富でデカ盛り超安価で有名なお店、注文した週末限定セットはもう揚げ物8種総出演の上に和惣菜2品にデザートでヨーグルトまで付く大盤振る舞い、流石食い倒れの街の迫力に降参寸前。

11-640x427_20201220154901店内カウンター各所には懐かしい星座占いが今だ現役!

2020年12月19日 (土)

コロナ後初登板

1-640x427_2020121919510119日、約1年振り、コロナ後初登板となったポジティフオルガンの公演本番、長い冬眠で鳴りを心配するも念の為密かに仕込んでいた音量増大用秘密兵器が不要な程大ホールでも生音で充分聴こえたようでひと安心。ただコロナ後はどこのホールも会場内の換気を強めに行う為舞台上の温度が以前よりも上がらないのが困ったモノ、照明が強くいつもなら冬でも暑い!と騒ぐホールが今や照明フルで暖房強めでも寒い位か。オルガン調律にはちょっと厄介な環境になった次第。

2020年12月18日 (金)

ポジティフオルガンでフォーレ

6-640x427_2020121821390118日、地元室内オケ+合唱団の公演 リハ2日目。今回ポジティフオルガンはヘンデルとフォーレで登板、いつもは大型電子オルガンで演奏されるフォーレも裏技補強無しのガチンコ生音勝負で充分大ホールの後ろまで聴こえた様子。今回の公演は映像配信されるとの事で大規模な機材投入、遠方の方もご覧頂けるはず。

4-640x427_20201218215601ランチはホール近くの地元民で大繁盛行列必至の洋食屋へ。トンカツ、エビフライ、ハンバーグと具盛り沢山のセットには味・量共に大満足するもこちらのライスは普通が他の倍はあるというデカ盛りだと忘れてました・・・。「お代わり無料なので遠慮無くどうぞ」と言われ油断して普通ライスを頼んで仰天する方多し。

2020年12月17日 (木)

広大な合唱台

6-640x427_2020121721020117日、地元室内オケ+合唱団の大ホールでの公演リハにポジティフオルガンで出動。オルガン1年振りの現場なのでコンディション心配するもモダンオケ相手に負けない鳴りっぷりでホッ。

17-640x427_20201217210801舞台を見ると歌手30人だけなのに300人は乗るのでは?という広大な合唱台が組まれており仰天、コロナ対策で間隔開けて配置するとこれだけの広さになったのだとか。

16-640x427_20201217211601リハの合間にホール御近所にあるその凄い外観で全国に名を轟かす超B級食堂を久々に訪問。外観の朽ち果て方は相変わらず、開店している印となる暖簾(写真に写っているのがお判りか?)が綺麗になっているのがご愛敬。

15-640x427_20201217212401今日はしのだうどん(370円!)を注文。店内は外観以上に年季入っておりどこ見てもマニアには堪らない・・・。うどんの向こうのボロボロの壁の隙間も凄いがお陰で換気は良さそうかも?

2020年12月16日 (水)

キツイ乾燥来た!

4-640x45616日、各地で初雪の報有り、やっと冬特有のキツイ乾燥来たようですね。関東は湿度10%台まで下がった所多かった様子。楽器保管するスタジオもドア開けるだけで外気入り急激に湿度低下するので加湿器ダブルでフル回転。響板割れや鍵盤反り、断弦などチェンバロには危険な環境が数か月続くので御用心!

2020年12月15日 (火)

ピッチ上げ

1-640x427_2020121519460115日、12月26日洋館での公演に出陣予定だった鳥の羽フレンチ(今年唯一の舞台のはずだったのですが)、残念ながらコロナのお陰で開催中止となりまたしばらく冬眠へ。今日は苦労してA=402まで下げたピッチを元に戻す作業、秘伝の断弦除けの御呪いを行ってから慎重に時間を掛けてピッチ上げするもやはり数本断弦、1/4音もの上げ幅を考えるとこれでも上出来の方か。

2-640x427_20201215200701次に近々来日の仏蘭西の若手Cem奏者に提供予定の初期フレンチ1段の御機嫌伺い。ショートオクターブの低音をクロマティックに変更するためこちらも大幅なピッチ上げ3鍵6本。1/4音どころか長3度もの上げ幅ながら幸い断弦無しでホッ。

2020年12月14日 (月)

昭和7年のチェンバロ演奏

1-640x427_2020121412300114日、西で空き時間を利用して地元資料館訪問し日本古楽史の調査。昭和13年元私設美術館として建てられた豪華な装飾の建物が素晴らしい!今日は日本で最初にチェンバロを持ち込んでコンサートを開催したという墺太利のトリオの昭和7年関西での活動記録をリサーチ、幸い1月の浪速でのラジオ出演の紹介記事を発掘するもこの時はチェンバロは演奏していない様子。関西初のチェンバロ演奏は同トリオの昭和7年3月の浪速公演か。当時このトリオの来日がかなり話題になっており東京浪速で数回の公演行っているので結構多くの観客が90年前早くもチェンバロの生演奏を聴いていたはず・・・。

2020年12月13日 (日)

夜明け前

2-640x426_2020121317210113日、西に滞在中恒例の夜明け前の川辺散策。今朝も暗闇の川中で気配を消して虎視眈々と獲物を狙う鷺に遭遇。その美しい姿見れただけでも早起きの甲斐有り。

6-640x427_20201213174901西のスタジオお隣の古寺の紅葉も見頃。チェンバロ保管するスタジオまだ加湿器フル稼働は不要の様子。本当に「緩い冬」ながら油断大敵、そろそろキツイ乾燥来るのか?

12月26日明日館公演中止!

10-2640x43912月26日池袋の明日館で開催予定でした「有田正広・有田千代子in明日館」 公演ですが、ここ最近のコロナ感染状況の急激な悪化を見る限り現状での開催が難しいとの判断に至りまして、直前の苦渋の決断でしたがこの日の開催は中止、2021年に延期する事になりました。1年振りとなる御二人の演奏を楽しみにされていた方も多いと思いますがご容赦ください。延期公演の明細が決まりましたら改めて情報をお知らせいたします。

2020年12月12日 (土)

古都でフォルテピアノリサイタル

1-640x427_2020121220350112日、古都郊外にある小振りながら天井高く音響抜群の老舗ホールに二百歳の老ピアノで出動。元々200席ながらコロナのお陰で座席半分という贅沢なリサイタル、繊細かつダイナミックなフォルテピアノの音色がダイレクトに客席に届いた様子。こちらのホール音響は抜群ながら不思議な搬入口の構造の為楽器搬入の難易度も全国トップクラス・・・、今日も面倒なフォルテピアノ搬入手間取るぞと覚悟するもギリギリ入れる方法を見つけ出し出来普通のホールよりも簡単に搬入成功。

6-640x427_20201212210901こちらのホール唯一の欠点が周辺に喰い物屋が無い事。久々にお伺いするとご近所に行列出来るカレー屋が出来ており早速訪問。確かに行列出来る人気の様ながら記念撮影するなどお客の様子が少し変?、伺うとTVで大々的に取り上げられたというお店だったとか。しかしホール近くに話題店出来た事は大歓迎!

2020年12月11日 (金)

紅葉見頃

10-640x427_2020121119340111日、西のスタジオ近くの(チト遠い?)山の山頂付近では紅葉が見頃。しかし季節変化が不順な為か色付きが例年よりも薄いような・・・。

4-640x427_20201211193901ランチはスタジオご近所の御贔屓饂飩屋でカレーうどん。地の野菜ゴロゴロ入った具沢山振りが人気の様子。以前は行列必至の店が昼時でも空席目立つのはコロナの影響か・・・。

2020年12月10日 (木)

ゴールドベルグ変奏曲第2段!

3-640x427_2020121017100110日、先日の上野の老舗ホール(600席)に続きゴールドベルグ変奏曲第2段はスタジオご近所の60席のサロンでの昼夜2公演。天井高く音響抜群でチェンバロには最適な空間、例年のような乾燥も無くエアコン切って静寂の中ゴールドベルグ全曲一気に弾き抜けるも調律最後まで持ったようでホッ(本当にこの曲は調律師泣かせ)

2020年12月 9日 (水)

徒歩でブクロへ

640x416_202012091756019日、久々に徒歩で池袋駅周辺に出向くも(まだ十ヵ月も電車利用せず)繁華街は師走らしく人出多い様子、例年と違うのは派手なXmasの装飾が殆ど無い位か?スタジオでは連日の二百歳の老ピアノの弾き込み有り。合間に招聘事務所より来年どころか再来年の来日演奏家の打ち合わせ複数来てアリガタイもののコロナ騒動の行方が今だ不透明なだけにチト心配。

2020年12月 8日 (火)

アリガタイ異常気象?

2-640x427_202012081832018日、約半年冬眠中だった二百歳の老ピアノ久々に弾き込みをするも万全の環境管理のお陰で御機嫌は上々でひと安心。昨日1/4音もピッチ劇下げした鳥の羽フレンチも早くもA=402で調律安定したようでホッ。これも乾燥しないここ最近の天候のお陰か?異常気象と言って良い程の現象ながら楽器的にはアリガタシ・・・。

2020年12月 7日 (月)

A=402

2-640x427_202012071836017日、コロナ禍後久々に出陣予定の楽器陣の御機嫌伺いの1日、約1年も冬眠中だった鳥の羽フレンチはフルートとチェンバロの古楽界の重鎮2人のデュオリサイタル(12月26日池袋)に出陣。今回奏者からの要望でA=402にピッチ変更するも1/4音も下げると鳴りが弱くなると思いきや意外にもチェンバロの御機嫌は上々、実はこの辺りのピッチが一番良く鳴るのでは?と思える程(ただ元に戻すのがエラク大変!断弦多数発生覚悟・・・)。これまた1年振りに出陣のポジティフオルガンも御機嫌変わっておらずホッ。そろそろ合唱入りの公演も再開してきているのか師走に入りオルガンも出番多し。

2020年12月 6日 (日)

ゴールドベルグ変奏曲第1段!

3-640x427_202012061843016日、年末年始何故かゴールドベルグ変奏曲リサイタル5連チャン!第1段の今日は上野の老舗ホールで日本と欧州両拠点で活躍する実力派のリサイタル。聞けば今年コロナ騒動の中でも欧州と何度も行き来しているとの事でそのタフさに感嘆。毎年年末恒例のゴールドベルグ公演も年々磨きが掛かり貫禄の演奏。10カ月冬眠中だったウチのジャーマンも豪快に鳴らして頂きひと安心。

9-640x427_20201206185401久々の上野出動なので空き時間にアメ横へ向かうもコロナ騒動の真っ只中でも結構人出有り、ランチは御贔屓の大衆食堂で大振りアジフライが3つも付いて750円という上野らしいデカ盛り定食。しかし久々に上野に来るとホール前の駅改札口が無くなっていたり道路も行き止まりになっていたりと激変振りに仰天。

2020年12月 5日 (土)

久々の歌コンサート

2-640x427_202012051851015日、歌劇場での古楽器伴奏によるカウンターテナー含む歌手3人のコンサート本番。伊太利と提携しているといいう音楽祭去年は古楽器によるバロックオペラがメインでしたし今年も古楽器によるバロックプログラムの公演を開催、日本のオペラ団体が積極的に古楽を導入してくれるのは実にアリガタシ。しかし歌がメインのコンサートはコロナ後初めてかも・・・。今回歌劇場の大舞台なのでソーシャルディスタンスは充分、仮設反響板のお陰で音響も中々良好。ただ寒くお湿りの天気ながら舞台は照明で暑く冬特有の異常乾燥寸前、これはチェンバロの調律かなり変化するぞと身構えるも何故か本番中に温度低下湿度上昇、コロナ対策で場内の換気を強めにしているお陰か?

2020年12月 4日 (金)

5階階段上げ?

2-640x4414日、チェンバロ搬入経路下見で湾岸エリアのサロンへ。かなり厳しい5階階段上げと判り仏国奏者に「もっと小さなチェンバロでは駄目?」と泣きを入れる羽目に・・・。下見後ご近所で噂の海鮮食堂でランチ、テンコ盛りの刺身の量と安さと出て来る速さ(作り置きか)にビックリ。CPの高さには満足ながら芸の無い盛り付けがチト残念。

3-640x427_20201204162801帰路神保町を通ったので御贔屓の古盤屋、古書店に寄り道。バーゲン中のレコード店では誘惑に負けず手ぶらで帰れそうと思いきや昭和十年の音楽誌を見つけてしまい思わず散財。

4-640x427_20201204171001最近の散財(?)と言えば体温計。ホール入館前に当日朝の体温の報告が必要と言われ購入。ロートルながら健康なオッチャンが毎日体温を気にする時代が来るとは・・・。

2020年12月 3日 (木)

歌劇場でリハ

2-640x427_202012031959013日、現在開催中の伊太利と提携の音楽祭、カウンターテナー含む歌手3人競演のバロックコンサート今日は歌劇場舞台でリハ。オペラ仕様の広い空間ながら舞台を簡易反響板で囲ったお陰で古楽器でも客席まで音が通る様子でひと安心。この音楽祭何故か伊太利的な出来事(?)多くそれもまた楽し・・・。

2020年12月 2日 (水)

イタリア人と遭遇

2-640x4502日、去年に続き伊太利と提携の音楽祭開催中。去年はバロックオペラや出演歌手のリサイタルなど盛り沢山ながら今年は古楽系は歌手3人によるバロックコンサートのみ。当初参加予定の去年大評判取った伊太利の人気カウンターテナー・ペー氏はコロナ騒動で残念ながら来日出来ず、代わりに実力派ウー氏(笑)が聴き応えある歌声を披露の予定。私はリハに2段ジャーマンで参加、いきなりリハ会場で厳しい階段上げに遭遇するもチェンバロの空気抜いて(?)狭いエレベーターに無理矢理押し込む事に成功。10カ月振りに音楽祭関係者のイタリア人に遭遇、2週間の隔離を経ての来日だとか。

1-640x427_20201202230401リハに向かう前御江戸西郊外の武蔵野うどん店でランチ。都心に近いだけあって肌黒い麺ながら田舎の素朴さよりも精練された味付けや麺の歯応えが特徴。値段は上品ながら量は田舎風のデカ盛りか。

2020年12月 1日 (火)

師走最後を飾る重鎮デュオリサイタル

16_202012011821011日、いよいよ師走突入。コロナ騒動で明け暮れた2020年最後にお贈りする「フルート&チェンバロ」日本古楽界の重鎮2人のデュオリサイタル(12月26日(土)15時 池袋明日館) 今回はテーマに沿ってプログラムをまとめたりせず今一番演奏したい曲を並べましたというだけあって美味しい名曲オンパレード!円熟期迎えるバロック界の名手2人の久々の生演奏是非お聴き逃し無く! 音響抜群の歴史的洋館は客席が全面窓で囲まれ換気も充分、定員半分でゆったり聴いて頂ける正にコロナ時代にマッチした空間であります。まだ残席有り!予約お申込みはこちらまで!

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