京都で蓄音器レクチャー開催
8日、来月11月13日(金)に京都の音大で蓄音器のレクチャー(参加無料 要予約)を開催する事になりました。今回は「ショパン特集」。いつもならフォルテピアノを携えて当時の音色や演奏法を語るのですがこのレクチャーでは敢えて楽器を使わずショパンの演奏スタイルを色濃く引き継ぐ直系の弟子達やショパンの生演奏を聴いたという19世紀に活躍した巨匠ピアニストなど、現代のショパン演奏とは全く違う貴重な歴史的音源を解説付きで1930年英国製の大型蓄音器で聴いて頂く予定。
ショパンの直系の孫弟子として名を成したローゼンタールやコチャルスキー、ショパンの演奏を聴いたというプランテ、20世紀初頭ショパン弾きとして絶大な人気を誇ったパハマンなど滅多に聴けないピアノの名演が多数登場予定。ショパン自身の音色や演奏スタイルを検証する際現存する当時のピアノを弾く事も有効な手段ではありますがショパンが弾いた頃とかなり違う音色で修復された楽器も多く実は確実に信頼出来る方法では無いとも言えます。その点ショパンの演奏スタイルを色濃く引き継ぐ直系の弟子達の録音からはショパン自身が思い描いたピアノ作品の実像をかなり正確に知る事が出来るのではと思います。蓄音器による歴史的演奏がフォルテピアノ演奏にどこまで迫れるか是非お楽しみあれ!詳しくはこちらもご覧ください。
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