90年前のガンバ評
22日、現在取り掛かっているのが「20世紀前半日本のヴィオラダガンバ導入史」研究。古い資料を掘り起こしていると中々興味深い文に遭遇。昭和8年の月刊誌のドルメッチ一家のガンバ演奏の日本盤レコード評「何かしらゆらゆらと揺らめく蝋燭の灯を見るような趣きがある」と上品に褒めているかと思えば「ヴィオラダガムバはどちらかといふとアマチュアの樂器でこれに名演奏等といふものを期待すべきものではないから特に下手でない限り普通に演奏して居ればそれ以上巧拙を問題にすることはない~」と酷い腐し様の文まで・・・。しかしこんな文を書くにはそれなりの元ネタを海外から仕入れていたのでしょうね。この時期日本でも古楽への関心高かったようです。
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