戦前音楽雑誌
20日、今日も日本古楽史ネタを。戦前の音楽雑誌を読んでいるとランドフスカやドルメッチなどの古楽スターの記事の多い事!評論家もバッハのブランデンのレコードが出始めると欧米の録音に向かって「バッハなのに何故チェンバロを使わない」「5番はランドフスカやドルメッチに弾かせろ」などと中々煩い・・・。さる日本のレコード会社はブランデン6番の宣伝に「この録音のガンバは誰々が弾いてます」と驚く程マニアックな説明入れてますし。これはやはり昭和8年前後は我国の第1次古楽ブームと呼ぶべきでは・・・と思う次第。
戦前の音楽雑誌から古楽関連の記事を検証してますが同時に11月23日の蓄音器レクチャーに向けて輸入ピアノの広告も検証中。戦前独逸を中心に欧州から実に多くのピアノメーカーが競って輸入されていた様子。意外にもスタインウェイやベーゼンドルファーなど現代の有名処よりもエラールとブリュートナーなど今ではマイナーなメーカーの方が派手に宣伝していたようですね。演奏家が個性が違うピアノを自由に選択出来ていた幸せな時代だったのかも・・・。
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