昭和4年日本発売のオリジナルフォルテピアノのレコード
18日、久々に日本古楽史ネタを。19世紀末からの欧米での古楽復興運動は大正期には雑誌記事として日本に伝わって来ておりランドフスカのチェンバロ演奏なども同時期に輸入盤レコードでいち早く聴いていた愛好家もいた様子。昭和に入り日本にレコード会社が次々と設立されるとすぐにランドフスカの国内盤が発売、日本でのチェンバロなど古楽への関心の高さが伺えます。しかし驚くのはオリジナルのフォルテピアノ(1790年製との事)の演奏盤が昭和4年に早くも日本で発売されていたそうな・・・。そして今まで2種類の盤が発売されていたと判明していたのですが今日偶然もう1種類合計3種類ものフォルテピアノ盤が発売されていた事を発見。その後オリジナルチェンバロ(1737年製フレンチ)の盤4種類やヴィオラダガンバの盤を連発するなど昭和初期の日本ポリドール蓄音器商会の超マニアックな古楽好きには驚くばかり・・・。
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