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2020年9月

2020年9月30日 (水)

ハマでヴィヴァ四季公演

2-640x427_2020093022110130日、久々にハマのホールでのヴィヴァ四季公演にチェンバロで出動。昼時に中華街を覗くも想像以上に人影薄く活気無し!幸いホール周辺ハマの中心街で店多く地元民御用達の中華ランチ中々当たりでした。他にもご近所に品揃え素晴らしいワイン屋や大型レコード店(いつのまにかLP棚がCDと同じ位になっており仰天)もあり今日のホール搬入前のお楽しみが実に沢山!

5-640x427_20200930222101今日は人気Vn奏者率いるアンサンブルの公演との事で座席制限あれど結構の大入り、やはり大ホール満杯に出来る人気者の動員力はまだまだ健在な様子。しかしコロナ対策で場内猛烈に換気する為か舞台上の温度が乱高下しチェンバロの御機嫌取り実に難しく久々に休憩中にピッチ変更で再調律する羽目に・・・。またお客様の入退場が密集避ける為エラク時間掛かる事も判明。コロナ時代のコンサートかなり様変わりするのかも? 今日はバッハやヴィヴァルディと本寸法のバロックプロ連打の後チェンバロ入りのDパープル大受け!

2020年9月29日 (火)

季節の変わり目

640x427_2020092917150129日、スタジオで出陣前のチェンバロの最終チェック。10日前の秋仕様に衣替えした際の調律全く変化無くそのまま舞台に出せる状態。チェンバロは管理が上手く行けば数週間でも調律狂わないものです。ただ外気温が下がった為エアコンの除湿機能が低下し始めたようで補助の除湿器久々に稼働。季節の変わり目なので楽器部屋の湿温度変化にご注意あれ!

2020年9月28日 (月)

フレミッシュで良かった・・・

9-640x427_2020092904190128日、米国製の2段フレミッシュチェンバロを個人宅にお届け。コンパクトなサイズながら設置場所にはギリギリ、5オクターブフレンチやジャーマンでは入らなかった?

1-640x427_20200929042201空き時間に古都の市場散策。相変わらず去年まで溢れる程いた外人観光客姿見えずノンビリ買物出来るのがアリガタイ。しかしシャッター降ろしたままのお店の多い事。

5-640x424市場で秋の風物詩「高額な松茸」でも見て目の保養にしようと思うも置いていたのは1軒のみ、それもこれだけしか並んでおらず拍子抜け。やはり猛暑のお陰で不作なのか?彼岸花といい風情の無い9月・・・。

2020年9月27日 (日)

やっと発見

7-640x44027日、久々に西の自宅で早朝散策。中々見つけられなかった曼珠沙華やっと道端の片隅に群生しているのを発見。記録的な残暑のお陰で今秋は開花状況かなり悪化しているのか?秋の気配に触れる重要な出会いが余り出来ず残念。

5-640x407恒例の川辺散策では地元民に人気のカルガモとサギの姿が。専門家のお話ではカルガモ今年は百羽程雛が生まれたものの生き残ったのはたった1割程なのだとか。まだ泳ぎも未熟な雛達にいきなり急流での滝登り訓練をさせたりという生死を掛けたスパルタ教育も生き抜く為の親の知恵なのでしょうね。人間が見習いたい・・・。

1-613x373_20200927081601川辺に重装備のカメラマンがおられたので何を撮っているかと見ると極彩色の見慣れぬ小鳥が。珍しいカワセミでした。

 

2020年9月26日 (土)

季節またぎ

2-640x427_2020092615370126日、西のスタジオで一時保管中のチェンバロの御機嫌伺い。つい最近調整したばかりなのにその時はまだ厳しい残暑、その後数日で気温が10℃近くも下がった為ヴォイシングが大きく変化してしまい再度調整し直す羽目に・・・。季節またぎの楽器の御機嫌取り中々難しい。

3-640x427_20200926154301帰路スタジオ近くの漁港市場を冷やかすと獲れたてピカピカ光る太刀魚がズラリ。同じく地元産の海老はピチピチ跳ねてました。御江戸の魚屋では見れない至福の景色。

4-640x427_20200926154501魚見物の後はご近所の御贔屓饂飩屋を久々に訪問。大振りな野菜ゴロゴロというユニークなカレー饂飩食べる為なら行列も厭わず(本来行列大嫌いなのですが)。

2020年9月25日 (金)

ルッカース2段

3-640x427_2020092516010125日、ルッカース2段のチェンバロの運送に出動。大型フレンチモデルなら通らない狭い箇所や階段も軽量コンパクトなこのモデルなら簡単に運べアリガタシ!搬入時狭くて無理と言われた玄関からスムーズに搬出出来ホッ。

1-640x427_20200925160601いつも大繁盛の武蔵野饂飩の人気店に伺うも昼時なのに客がおらずビックリ・・・。飲食業へのコロナの影響遂にこんな繁盛店まで押し寄せているのかと心配するもすぐに満席に。ちょうど昼時の回転の谷間に当たっただけか。しかしいつもは作りたての饂飩出て来るのに今日は作り置きが出て来てしまい評判の歯応えがイマイチ希薄で残念。饂飩は入店のタイミングで味かなり左右するので運次第?

2020年9月24日 (木)

まだ要警戒

640x427_2020092415050124日、街を移動中に道端の片隅で見つけた小さな秋の便り。やっと気温も下がり始めるも依然湿度高めの日々継続中。まだ楽器的には要警戒で除湿器仕舞えない・・・。

2020年9月23日 (水)

三刀流?

2640x42723日、今日スタジオ来訪のお客様伺えば勤め人で演奏と楽器製作もされる三刀流という凄いお方でした。鳥の羽にも精通されておられ感心。昼はこんなのどかな景色の所に出没。

3640x427_20200923162701路地裏の地元民御用達の隠れ家食堂でランチ。店名は中国風、メニューは和洋折衷、しかし店内には何故かプロレスグッズ満載、そして看板メニューがトルコライス!そしてその実態はケチャップライスのカツカレー?不思議なお店であります。

2020年9月22日 (火)

来日公演再開はいつ?

1-640x427_2020092217230122日、コロナ騒動のお陰で続く来日演奏家の公演の中止。当初の予想では9月には来日公演再開出来るのでは?と思っておりましたが読みが甘かった!(Cルセのリサイタルが再開の狼煙になるはずだったのですが・・・) その後秋のコンサートシーズンに予定されていた大物の来日予定が次々とキャンセルに。最近では伊太利の大物鍵盤奏者の公演が相次いで中止内定(涙)。今の所私が関わる来日演奏家の再開第1段は去年バロックオペラで大評判をとった伊太利のカウンターテナーの公演かも?もうしばらくは現場仕事封印の日々が続きそう。その分歴史研究家としては収穫多く充実の日々なのですが・・・。

2020年9月21日 (月)

曼珠沙華

1-640x427_2020092116450121日、やっと涼しくなってきたので出陣前のチェンバロ陣を夏から秋仕様の調整に変更。これだけ長期出番無いというのも初体験ながら万全の湿温度管理のお陰ですぐに舞台に出せる状態を維持しておりホッ。ウチの管理の秘伝のひとつは夏の間も湿度40%前半で維持する事(これが中々難しい!)これが出来ればいつでもリサイタルに使えます。秋の気候になってきたとは言えまだ湿度高めで除湿器仕舞えないのでご注意を!

2-640x427_20200921165401所用でブクロに出たついでに御馴染みの洋館を覗くとここだけに咲くカラフルな曼珠沙華が満開!何故かここは紅い花咲かないですね。

4-640x427_20200921165801ご近所の公園ではスタンダードな紅い曼珠沙華が少しづつ開花中。あと数日で見頃か?

2020年9月20日 (日)

タフさ誇る米国製チェンバロ

5-640x427_2020092017520120日、某演奏家宅の米国の名工作の2段フレミッシュの御機嫌伺いへ。冬から全くフタを開けていなかったという事で今年の長梅雨の影響心配しながら内部をチェック。僅かに湿気での御機嫌斜めの部分あるも流石タフさを誇る米国製全体的にはバランス殆ど崩れず豪快な鳴りは健在。

1-640x427_20200920175901今日も武蔵野うどん文化圏への出動なのでランチは裏通りながらマニアには有名な隠れ家うどん店へ。カウンターだけの大将1人で切り盛りする小さなお店、少し肌黒く不揃いながら歯応えしっかりありモチモチ感も楽しめる田舎風うどんが素晴らしい!しかし都内郊外4連休でどの幹線道路も凄まじい大渋滞、皆さん電車での遠出は避けて一斉に車で周辺へ食事買物に出掛けた為か?

2020年9月19日 (土)

3台のクラヴィコードが合体

25-640x427_2020091919160119日、前日に続き2段鍵盤ペダル付き大型クラヴィコードの御機嫌伺い。パイプオルガン練習用に最適な楽器ながら3台のクラヴィコードの集合体として見るとそれぞれのキャラクターの違いが存分に味わえる楽しい楽器でもあります。

30-640x464フル仕様の楽器なのでオルガン曲だけでなくチェンバロ曲弾いてもクラヴィコードならではの繊細なニュアンスが出せるので色々試したくなるはず・・・。特にバッハ作品の面白さは格別!

1-640x427_20200919192701訪問先近くは「武蔵野うどん文化圏」なので今日は田園に囲まれた郊外の隠れ家うどん屋でランチ。辺鄙なお店ながら遠方からのお客多い繁盛店、肉と茄子のつけ汁とモチモチ心地良い歯応えの肌黒い田舎風うどん実に美味。

2-640x427_20200919193301こちらのお店の看板娘(?)のゾウガメ相変わらず愛嬌振り撒きながら徘徊中。意外に動き敏捷なのですね。

13-640x427_20200919193401訪問先の厠が素敵でした!

2020年9月18日 (金)

巨大クラヴィコードと格闘

21-640x427_2020091819270118日、2段鍵盤ペダル付きという日本では多分数台、世界でも数少ないパイプオルガン仕様の巨大クラヴィコードの運送に出動。複雑な構造の為(ライプチヒにあるオリジナル楽器を忠実に復元したとの事)楽器の分解や車への積込だけで難易度高い中狭い階段降ろしも加わり悪戦苦闘。

15-640x427_20200918193401またペダルクラヴィコードの桁外れの重さ大きさには降参寸前(階段降ろしもギリギリでした)。大型チェンバロと同じ位のサイズか?しかし16f付きの重厚な低音の迫力が凄い!

13-640x427_20200918194201昼は訪問先近く(ちと遠かった?)の山奥僻地にある隠れ家蕎麦屋で地元名物韮蕎麦。意外にも新鮮な韮と田舎風蕎麦の相性抜群突き出しの素朴な漬物も実に美味。

2020年9月17日 (木)

19世紀生まれ

7-640x427_2020091718210117日、日本最古のコンサートホールを久々に訪問。こちら今年はメモリアルイヤー(建物は130周年ながらパイプオルガン100周年の方か?)との事で秋に記念イベントを開催予定との事。日本洋楽史の聖地と言うべき建物なのでどんな歴史的資料が出て来るか今から楽しみであります。このホールで10月にはドイツの若手バロックグループ(残念ながら先日中止決定)11月にはイタリアの巨匠と日本の実力派のデュオリサイタル(現在開催予定)と注目の古楽公演開催予定。客席がすべて窓に覆われ換気体制万全というこのホール、コロナ時代にマッチした空間でもあります。乞うご期待!

12-640x427_20200917183201久々の上野訪問となり昼は駅近くの老舗蕎麦屋へ。歴史の重み感じる店舗と本寸法の江戸前蕎麦は相変わらず素晴らしく今だに算盤弾いて会計する帳場も重要文化財級か・・・。今日はホールも蕎麦屋も19世紀生まれでありました。

2020年9月16日 (水)

湿気トラブルの原因

49_2020091617290116日、御江戸は残暑少し収まってきたもののまだ湿度かなり高目ですね。例年だとそろそろ除湿器の出番終える頃なのに今年はまだ仕舞えない。最近湿気トラブルで多いのは湿度計の表記数字の誤差から来る管理ミス。実際とは全く違う数字が出ているのにその数字を鵜呑みにしてしまい充分な除湿や加湿を行わず楽器が悲鳴を上げてしまうケース多いようです。結構あるのが温湿度計の電池切れ。急に変な数字を表記するようになったら疑った方が良いですね。

2020年9月15日 (火)

半年振りにフタを開けてみると・・・

1-640x427_2020091523540115日、某音大のチェンバロ・クラヴィコードの定期調律に出動。今年度前期授業はコロナのお陰で遠隔授業のみとなりチェンバロは半年間全くフタも開けていなかったとの事。猛暑の夏の間ずっと放置されていたので断弦などトラブル多発しているのでは?と恐る恐るフタを開けてチェックしてみるもトラブル無いどころか調律も殆ど狂っておらず拍子抜け・・・。午後は別の音大でレクチャーの打ち合わせ。今までに無かったスタイルでピアノ史を紹介するという企画秋には開催決定。

2020年9月14日 (月)

ハイテク機器も感情ある?

1-640x44314日、早朝の川辺散歩いつものように鴨や蟹と出会えた中今日初めて綺麗な大蜘蛛に遭遇。輝くような糸を吐き出す姿は滅多に見れない光景か。

3-640x427_20200914164401久々に地元を車で移動する中以前より噂に聞いていた老舗洋食屋初訪問。駅から遠く路地奥の不便な場所ながら長年繁盛しているのは昭和のまま時間が止まったような妙に落ち着く店内と濃い味付けで豪華な盛り合わせの定食メニューのお陰か。今日はビフカツ・エビフライ・ハムのセットを注文するも味値段共に満足。これから御贔屓にしなくては・・・。長年サブで愛用していた米国製のカーナビが寿命なのか猛暑の為かバッテリーご臨終の様子で買換えを決断。今日移動中買換えでカー用品屋に寄ろうとすると昨日まで調子悪かったカーナビが急に回復し問題無いよ!とアピールしだしてビックリ。楽器だけでなくハイテク機器も感情持つのでは?と確信した次第。

2020年9月13日 (日)

音楽の殿様展へ

22-640x48113日、先日の日本古楽史研究会例会で「日本チェンバロ界の開祖」と共に「日本ガンバ界の開祖」では?と紹介させて頂いた紀州の「音楽の殿様」の特別展 (県立博物館)を見学に和歌山へ。殿様の音楽的業績が判る貴重な資料多数出ており興味深し(カメラOK)。殿様の地元では膨大な楽譜書籍コレクションを管理する図書館 が最近殿様関連のレクチャー多数開催し研究資料も順次出版するなど熱心に活動しており今や和歌山は日本洋楽史研究の一大拠点ですね。今日も資料閲覧で図書館に伺うと大御所M先生が資料室に控えておられ音楽の殿様について色々貴重なお話拝聴出来大収穫。

49-640x456博物館の展示を見た帰り資料を入手しようとミュージアムショップに行くも今回の為の資料販売は無いとの事。その代わり「徳川頼貞」「南葵楽堂」の缶バッジ・マグネットがナント100円で販売中!こんな超マニアックなグッズ誰が買うんかいな?と言いながら思わず大人買い。いや紀州は凄いです!古楽史、洋楽史関係者は是非和歌山詣でに行くべし!

19-640x427_20200913181801紀州には他にも多くの楽しみ有り!街外れの日本有数の濃厚な炭酸泉が評判の温泉初めて訪れるも泥水のような濁ったお湯と成分濃すぎて固まった堆積物に仰天。漁港近くの食堂では地元産の太刀魚や鱧と薪くべた釜焚き御飯が絶品。街の中心に聳える和歌山城も見応え有り、城内の無料動物園の独特の寂れ具合もマニアには高ポイントの穴場かも。和歌山楽しいです!

2020年9月12日 (土)

彼岸花はまだ?

640x427_2020091216040112日、残暑厳しい中西のスタジオへ移動。例年ならもう彼岸花見つけた!と騒いでいる頃なのに今年はまだ秋の気配は感じませんね。チェンバロ陣保管中のスタジオ内まだ夏モードのままでガッチリ除湿継続中。ヨーロッパから連絡あり来年秋の来日公演を中止したいとの事。やはり向こうでもコロナの影響相当長期化すると予想しているようですね。このコンサート業界を押し潰さんとするコロナ禍いつまで続くのか・・・。

2020年9月11日 (金)

神事蹴散らすコロナの猛威

2-640x427_2020091117310111日、今週末は例年なら神輿が街を練り歩き周辺道路に露店が溢れ大賑わいとなるご近所長崎神社の例大祭のはずがコロナのお陰で中止との事。いつもは前日から露店が並び出すのに今年は全く祭りの気配無く寂しい限り。こういう時こそ厄払いの神事でも景気良くやって欲しいモノですが・・・。例年の賑わいはこんな様子でした。

12-640x427_20200911174301

2020年9月10日 (木)

初めてチェンバロリサイタルを行った日本人?

141210日、先日の日本古楽史研究会例会での研究発表で取り上げた「初めてチェンバロリサイタルを行った日本人奏者」。例会の中で昭和12~3年頃有名若手ピアニストが早くもチェンバロリサイタルを行った可能性を申し上げた所、早速例会参加者の方から「独自のルートでそのピアニストのご家族の方とコンタクトを取りお話を伺いましたが残念ながらご本人はご家族にその時期チェンバロを弾いたというお話はされていませんでした」とのご報告を頂きました。今回は日本初のチェンバロリサイタルについての新事実発見とはなりませんでしたがご家族による貴重な証言ではありました。日本の古楽史の研究は全く資料が無い中でのスタートですのでこのような情報提供が一番アリガタイですね。どんな些細な事でも結構ですので皆様からの古楽史についての様々な情報の提供をお待ちしております!梅岡までご一報ください。

2020年9月 9日 (水)

徒歩でブクロへ

1-640x4259日、久々に都心・池袋に徒歩で出動(8カ月以上鉄道不使用継続中)。スタジオ近くの庭園池の鴨達、次回(いつ?)の五輪目指してか熱心にシンクロナイズドスイミングの特訓中でありました。3羽揃ってのお尻フリフリが可愛い!西の鴨よりも少し痩せているのは餌事情のせい?

2-640x425ブクロを所用で歩き回りランチは知る人ぞ知る饂飩人気店へ。百貨店屋上の店舗は屋根無し風通し抜群店内(?)広過ぎソーシャルディスタンス万全とコロナ時代最も安全なお店かも・・・。しかしこちら讃岐風と言いながら肌黒太固めの麺は武蔵野風?猛暑の炎天下ながら野外で食べる饂飩美味し!最後大型CD店久々に覗くも品揃えのショボさに驚愕。売れ難い物は置かないとした結果でしょうが・・・。もう店舗販売は絶滅するしかないのか?

2020年9月 8日 (火)

またもや来日中止の報が・・・

5-640x427_202009080956018日、例年なら秋のコンサートシリーズ開幕で賑やかに海外演奏家の来日公演情報舞い込む時期ながら聞こえてくるのは公演中止・延期の報ばかり・・・。10月初来日が楽しみだったフレッシュな独逸の古楽グループの来日公演が残念ながら中止との事。彼らがどんな演奏をするかも楽しみだったのですが、実は上野の日本最古のコンサートホールでの海外演奏家の公演開催というのも密かな楽しみでありました。日本の洋楽史の伝統の象徴のような築130年の建物は雰囲気も抜群ですが実は全面窓の客席というのもコロナ時代に即した注目の公演会場だと思いますよ。最近の修復で強力な換気機能を持つ最新の空調設備が備わったそうですし。

2020年9月 7日 (月)

暴風雨潜り抜け

47_202009071722017日、東へ移動日。台風過ぎ去ったので関西はまだ曇天程度ながら東海地方では台風の中心か!という位の猛烈な暴風雨に遭遇。全く前が見えない程の豪雨と車が吹っ飛びそうな突風に煽られながらやっと御江戸に着くとこちらは穏やかな残暑で拍子抜け。

2020年9月 6日 (日)

無人放置ながら状態は万全

7-640x427_202009061451016日、西のスタジオのチェンバロ陣4台秋のコンサートシーズンに向けて(いつ出番ある?)出陣準備。気密性低い木造住宅に24時間エアコン掛けただけで除湿器も無く長期間放置しているものの高性能D社のエアコンのお陰で常時湿温度が一定、それもヨーロッパの快適な湿度(40%前半)を維持出来ているのでどのチェンバロも少し調律ズレていただけで鳴りも上々すぐに舞台に出せる万全の状態でありました。無人放置の西のスタジオの方が常時監視している東よりも楽器の状態が良いのが不思議・・・。

10-640x427_20200906145901西のスタジオご近所の人気海水浴場、この夏は海開きせず賑やかな海の家も無く勿論泳ぐ者もおらず人影まばらで実に寂しい風景でありました。まるで夏が無かったような気分に・・・。

2020年9月 5日 (土)

ご近所蕎麦屋

640x4495日、今日も猛暑続く中地元近くの御贔屓の蕎麦屋へ。裏通りにひっそりある地味目な小さなお店本寸法の江戸前風蕎麦中々美味いものの週末昼時でも待たずに着席出来るのが関西的でアリガタイ、せいろの大盛が無く枚数追加のみというのも潔し!

2020年9月 4日 (金)

古都の再現模造楽器展

5-640x4694日、連日の古都訪問、今日は閉幕間際駆け込みで正倉院展へ。今回メインの展示が再現模造された琵琶などの楽器陣。千数百年前に作られた物を最上のレベルであるとリスペクトしそれに近付く為に徹底してオリジナルの製作技法を模倣した姿勢に感嘆。復元チェンバロと言いながら現代のテクノロジーを簡単に導入し製作過程や仕上がり具合を手抜きしてしまう楽器製作の姿勢が蔓延する中、本当の古楽器製作とは何かを改めて考えさせられる貴重な場となった次第。

3-640x450例年なら正倉院展は凄い混雑振りながら今回は外国人おらず観光客も僅かで展覧会もゆっくり見学出来アリガタシ。いつもはエサくれ!と押し寄せて来る鹿も観光客の鹿センベイには目もくれず黙々と草食べてましたね。昔のような静寂の古都が復活しておりこれもコロナのお陰と感謝!

14-640x427_20200904173701しかし9月に入っても古都は今だに蒸し暑く歩くだけで汗だくに。正倉院近くの廃工場跡を改造した素敵な喫茶で掻き氷で涼を取りひと休み。梅尽くしのシロップが美味。しかし観光客相手のお店どこも閑古鳥盛大に鳴いており瀕死状態。

22-640x431最後は間も無く(?)ホテルに生まれ変わるという元監獄を外から見学。まだ工事始まっていないようで外観健在でありました。

2020年9月 3日 (木)

久々に古都へ

7-640x426_202009031758013日、久々に楽器調整で京都へ。昼に御贔屓の錦市場散策するもコロナ前の外人観光客で大混雑から一転ご近所の御婦人がアーケードを自転車押して買物出来る程の寂れ様・・・(昔に戻っただけかも?) しかし半分はチャラい観光客相手の店に変わっていただけにまもなくシャッター通りになるのかも?

9-640x427_20200903180401一時期は古楽系コンサートで良く来た素晴らしい音響の明治39年建築の歴史的洋館、最近ご無沙汰ながらコンサートは再開している様子。珍しいツィンバロンのリサイタルの案内を見て思わずチェンバロと勘違い・・・。

8-640x427_20200903181301久々の京でのランチは御当地らしいベタなネタをと創業60年以上という老舗大衆食堂で衣笠丼とニハせいろ。地元民相手のお店なので観光地にしては味量は満足、値段はまあまあか。

13-640x427_20200903181901今日は個人宅のチェンバロとクラヴィコードの御機嫌伺い。長梅雨猛暑の湿気に負けて御機嫌斜めと伺うも英国の名工作の大型イタリアン幸い季節跨ぎで少し変化していただけの様でひと安心。それよりも湿度計の誤差が結構有り楽器部屋の環境管理の障害になっている事が発覚、正確な数字出す湿温度計を持つ事がまず基本であります。

12-640x427_20200903181901日本製の大型ブントフライクラヴィコードも調律以外は問題無くホッ。大概のクラヴィコードは年月経つと本体が張力に負けて捻じれるもののこの楽器は全く変形しないのに感嘆。

本邦古楽器製造の先駆者

640x479本邦古楽器製造の先駆者であった京都の松永栄二氏が昨年末に97歳で逝去されていたとの事が判りました。松永氏は戦前より関西のピアノメーカーに勤務、戦後は関西のピアノ技術界の重鎮として長年活躍され驚く事に90歳を越えても現役でありましたが戦前よりクラヴィコードの製造に関わりチェンバロの調律も行う日本の古楽器製造の先駆者でもありました。私は2度に渡り長時間インタビューしまして、昭和16年兵庫県伊丹市での日本初の古楽器製造(クラヴィコード)の場に立ち会っておられた事(その歴史的な場の状況を詳しく伺う事が出来幸いでした)、戦後間も無く京都でクラヴィコード奏者として活躍する方と一緒に楽器製造に励まれた事など貴重なお話を多数伺う事が出来ました。戦前日本の古楽創世記の生き証人の生証言を70数年後に直接記録出来た事は本当に奇跡と言っても良いと思います。先駆者の功績に感謝申し上げると共に心からご冥福をお祈りいたします。

2020年9月 2日 (水)

チェンバロ無事越夏中

640x4232日、猛暑と豪雨が交互にやって来る厳しい天気の中久々に西のスタジオへ移動。白帽子無しの富士山いつまで見れるのだろうか?除湿能力優れたエアコン24時間フル回転のお陰でスタジオは湿度40%近いチェンバロにベストな環境をひと夏無人でも維持出来た模様。

2020年9月 1日 (火)

さあ9月だ!コンサート再開!のはずが・・・

6-640x451_202009011642011日、長く辛い夏が終わり(?)今日から9月。数か月前の予想では夏にもうコロナ騒動も収束し9月から海外演奏家の来日公演も順次再開するはずで古楽公演も目白押しのはずだったのですが・・・。9月初頭に来日し公演再開トップバッターになるはずだったCルセのソロリサイタルは2021年3月に延期が決定。大阪公演は決定、東京公演も開催予定。

Ruckers152totale1_web_202009011652019月後半に予定されていたスイスの実力派チェンバロ奏者が珍しい移調2段鍵盤ルッカースモデル(griewisch作 )を空輸しての全国ツァー (京都・愛知・富山・新潟・山形・東京6か所)も1年延期か? この珍しい2段ルッカースの演奏はこちらでご覧あれ。9月もうひとつスイスから初来日の古楽オケ のロ短調ミサ公演(福島・東京・大阪)は残念ながら来日中止との事。10月はまだ開催に向けて準備中の来日公演あるのですがどうなる事やら・・・。

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