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2020年8月24日 (月)

80年前の古楽のレコード

22-398x30724日、間も無く開催の古楽史レクチャーで紹介する予定の「戦前日本の古楽ブーム」。今から80年前はまだ生の古楽器の演奏を聴く機会が殆ど無かったものの(それでもチェンバロやヴィオラダモーレのコンサートやラジオ放送は僅かにあった様子)古楽器のレコードはかなり流通していたようです。お金持ちは早くから欧米から高価なレコードを輸入して聴いていたようですが日本のレコード会社も古楽系のレコード売れると思ったのか国内販売に力を入れるようになりかなりの数を出してます。昭和3年にランドフスカのチェンバロ、昭和4年にオリジナルフォルテピアノのソロ演奏を、昭和7年にドルメッチのクラヴィコード、昭和8年にはヒンデミット(弟)のガンバ演奏、同じ頃オリジナルチェンバロでのソロ演奏(4枚も連続で発売)、昭和9年にはカール・ドルメッチのリコーダー演奏など次々と日本盤発売してますね。当時の音楽雑誌でも古楽器やバッハの特集が人気を得ていた様子。日本人の古楽好きは80年前から始まっていたというお話ご興味あれば是非!

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