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2020年7月

2020年7月31日 (金)

16fチェンバロの新譜CD

640x427_2020073115160131日、間も無く発売予定のみちのくの16fチェンバロでの録音CDを一足早く拝聴。このチェンバロでの録音は同じ奏者によるゴールドベルグ変奏曲に続き2枚目。今回は「バッハからモーツァルトへ」というタイトルの通りJS・JCバッハの親子に加えてモーツァルトの作品まで16fチェンバロの豪快な音色で料理してしまうという意欲作。耳タコのバッハの名曲(今回はイタコンとフランス風序曲)もこのチェンバロで聴くと実に新鮮に聴こえるはず・・・。

2-640x427_20200731153301CD解説の中で奏者自身が語ってますが16fというのは20世紀前半のモダンチェンバロの時代に持て囃されてしまったお陰で20世紀後半ヒストリカルモデルが主流となりモダンチェンバロが駆逐された際に一緒に葬り去られてしまった感あり。18世紀には結構16fチェンバロは製造されていたしかの大バッハも弾いていたので(バッハ所有と伝わるチェンバロも16f付き)是非16fの独特のサウンドを多くの方に知ってもらいたいものであります。それだけに18世紀の鍵盤作品と16fチェンバロとの関係を模索するこのCDは必聴の盤ですぞ!

2020年7月30日 (木)

緊急出動

2-640x426_2020073100030130日、海外旅行(?)から戻り休む間も無くさる地方のチェンバロSOS!の報を受けすぐに出動。移動中高速から海を眺めると今年初の海水浴客を発見(1組だけでしたが)。西のスタジオ近くの有名海水浴場今年は閉鎖なので夏の賑わい見る事が出来ず寂しい限り。

3-640x427_20200731000901納品後初の夏を迎えるチェンバロの御機嫌悪しとの事で慌てて駆け付けるも大きなトラブルでは無くひと安心。ツメの不揃いが最初気になるも湿気で上昇していたピッチを元に戻すだけで楽器のボディの僅かな変形が直ったのかツメのヴォイシングも元に戻ってしまい感心。やはり楽器の調整は基本の状態に戻してからチェックするのが鉄則ですね。

6-640x426訪問先から東のスタジオへ移動は涼しさを満喫しようと(気温20℃!)険しい山越えを選択。例年なら夏休み避暑客で大賑わいの大観光地も閑古鳥が盛大に鳴いている様子で渋滞無く快適なドライブ。

5-640x403山では猿の集団に遭遇。いつもは餌をねだりに平然と車に寄ってくるのが今年は観光客おらず餌もらえない為か余り近付いてこない・・・。

8-640x427_20200731002801今日は通り道に蕎麦の名所多く越前おろし蕎麦と信州蕎麦を食べ比べ、おまけに鱒寿司も少し味見。本当は温泉の名所も多数あるも湯煙眺めながらもスルー。地方では御江戸ナンバー疫病神の如く嫌われているので大手を振って食べ歩き、温泉巡り出来ないのが実に残念。

2020年7月29日 (水)

トンネル通り帰国?

3-640x426_2020072920370129日、行きは橋で渡った海外出張、帰りは日本最古の海底国道トンネルを利用し無事帰国(?)。このトンネル1km弱の歩道もあるそうで今度是非徒歩で海峡の海底を渡ってみたいもの。

1-640x461帰国時玄界灘と関門海峡周辺の海産物流通調査を実行。卸売市場の食堂で頂いた刺身を胡麻ダレと山葵で頂くスタイルは中々興味深し(こちらの醤油は甘過ぎる・・・)

5-640x458本州最西端の古い港町で偶然昭和の大歌手でもあり本邦オペラ界の大恩人でもある御仁の記念館を発見するも休館で見学出来ず。こちらの町の出身でしたね。

2020年7月28日 (火)

流石日本製

16-640x427_2020072820460128日、某音大のチェンバロの御機嫌伺いの1日。保管場所が湿度高めの部屋に変わった為楽器が湿気を吸ってパンパンに膨れて1/4音もピッチが上がっておりビックリ。普通なら断弦多発の非常事態ながら日本の大御所H氏の楽器はこれ位ではビクともせず流石!日本の気候変化を知り尽くす日本製ならではか?

13-640x427_20200728205701訪問先ご近所に中華街があり大店でランチにちゃんぽんを。この地元名物を売りにする店多いものの正直どこも「流石本場!」と唸る程の味ではないような・・・。意外に全国チェーンの大衆有名店のちゃんぽんの方が美味いかもとは地元民の有名な冗談だそうですが。しかし観光地もキャンペーンの効果無く閑古鳥鳴いている様子。

2020年7月27日 (月)

go to 海外?

1-640x427_2020072722030127日、全国的な旅行ブーム(?)の中私も日本古楽史の調査の為(?)海外へ(?)・・・。途中豪雨に遭遇するも夜には西の最果ての歴史有る港町に到着。早速明治以前の本邦チェンバロ事情の調査の為資料収集へ。18世紀頃にもしかするとチェンバロがこの街で奏でられていたかも・・・という説を検証中。

2-640x427_20200727223101駐車場に車を止めて横を見ると隣の車近所のナンバーながらこんなステッカーが・・・。御江戸ナンバーだとどんな目に合うのかちと恐ろしい?

2020年7月26日 (日)

西で半年振りのチェンバロ出陣

2-640x427_2020072618170126日、西で約半年振りのチェンバロ出陣(最後は古都でのビオンデイでしたね)は現代Pfとご一緒でフルートの伴奏でありました。前回の出番が厳しい乾燥の冬だった1段ジャーマン、いきなり梅雨時の酷い湿気の舞台に放り出したので仰天するかと思いきや何故か空調からの風が乾燥気味で殆ど変化せず大助かり。西の復帰戦安泰のスタートでホッ!

2020年7月25日 (土)

出陣体制は万全

2-640x427_2020072516120125日、西のスタジオで久々の出番控えるチェンバロ陣の御機嫌伺い。乾燥激しい冬から湿気MAXの梅雨まで梱包したまま半年以上放置していたので鳴りの劣化や断弦等トラブル心配するも少しピッチが上がっていた程度ですぐにステージに出せる状態と判りひと安心。全く無人で長期間放置ながらスタジオ内の湿温度管理が上手くいっている証拠であります。

4-640x448仕事終え御近所(ちと遠い?)漁港市場に立ち寄り趣味の近海物市場流通調査。地元名物の蛸一時期記録的な不漁と騒がれていたものの今は沢山揚がっている様子。穴子も美味そう。店頭でまだピチピチ動く程活きが良い魚がズラリと並ぶ姿は壮観、御江戸の魚屋では見れない光景か・・・。

6-640x449漁港近くの神社に有名な湧き水場あるのを知り初めてタンク担いで水汲みに。スタジオ近くで長年愛用の湧き水最近少し濁ってきたようなので味が良ければこちらに乗り換えるつもり。

 

2020年7月24日 (金)

go to コンサートホール

6-640x42524日、大阪兵庫の人気コンサートホール3か所の様子伺いにハシゴするも2か所で本日コンサート開催中でした。関西も少しづつ公演再開しているようですね。9月から世界のビッグネームをズラリと揃え贅沢なBachシリーズ開催予定の浪速の人気ホール、トップを飾るのは仏蘭西の大御所のチェンバロリサイタル(久々のソロなので実に楽しみ!)、私はそこからシリーズ3公演連続で参加予定。秋にはコンサートホールにも活気が戻ってきてもらいたいものであります。

2020年7月23日 (木)

go to 辺鄙

5-640x427_2020072315410123日、久々に地元に戻り美味しい蕎麦でも食べようと出掛けるも今日から連休でしたね。混む店はイヤ、行列はイヤと言い出すとこんな日に空いている蕎麦屋は無い? それではと人里離れたかなり辺鄙な山奥の古民家蕎麦屋に出撃すると幸い開店一番乗りで客も少なく開けた窓からの寒い位の田舎の風を感じながらノンビリ本寸法の田舎蕎麦を手繰れ大満足。

2-640x427_20200723155501食事と共に楽しみの観光は有名処はどこも大混雑だろうと誰も来ない穴場巡り。噂で「地元のナイヤガラ」と言われる程の迫力ある滝が近くにあると聞き期待するも余りのB級感に拍子抜け・・・(道理で人影無し)。紹介写真撮った方の腕が良かったのでしょうね。人混み避けて徘徊の1日。

2020年7月22日 (水)

堅牢さに脱帽

640x427_2020072213490122日、久々に現代ピアノの御機嫌伺いへ。現代といっても60年以上前の国産Y社のGPなので年季は入っているものの今だに現役バリバリ、この時期エアコン除湿無しでも殆ど平気というその堅牢さには脱帽でありました。頻繁に海外に足を運ばれ世界中のオペラ事情に精通されるオーナーのお話が圧巻。

2020年7月21日 (火)

go to west

25_20200721201901 21日、東での任務が一段落し車で西へ移動。「コロナ忘れて旅行しましょう」キャンペーン(?)直前ながら高速道に観光客の姿まだ少なし・・・。西は御江戸ナンバーで動き回るのがちと肩身狭い。

2020年7月20日 (月)

銀ブラ

9-640x427_2020072015190120日、数か月振りに銀座へ。お馴染みの人気ホールにお寄りすれば来日古楽公演の再開トップとなる9月のCem界の大御所リサイタル、10月の注目の初来日の独逸古楽グループのチラシが・・・。秋からは是非元の活気ある古楽界に戻って欲しいものであります。私は両者共全国お付き合いする予定。乞うご期待!

2-640x427_20200720153401歌舞伎座の前を通ればこちらもやっと8月から公演再開の様子(團十郎披露公演飛んだのか)。まだ開幕まで日があるのか閑散としておりましたね。

3-640x427_20200720154501代わりにとニャンコで賑わう歌舞伎座が・・・。今日は戦前のチェンバロ事情の調査のため老舗楽器店を訪問。やはり戦災で昔の資料は殆ど残っていないとの事ながら貴重なお話多数伺え収穫多し。

 

2020年7月19日 (日)

大正時代に日本にヴィオラダガンバが来ていた?

640x474_2020071916310119日、8月29日開催の日本古楽史研究会例会、今回は「戦前日本のチェンバロ事情を探る」というタイトルで日本のチェンバロ導入の様々な歴史を検証するのですが、もうひとつのテーマが日本のヴィオラダガンバ導入史の検証。実は日本最初のチェンバロ奏者は誰か?という謎を解く新発見をした際同時に日本のガンバの歴史についての重大な証言も発見。今までガンバは昭和初期に英国から持ち帰られたのが最初との説が有力でしたが(江戸時代以前は除外)さる証言では大正時代に早くも日本に来ていたそうな(ただし演奏に使われてはいなかった様子)。また昭和初期に別にオリジナルガンバも日本に来ておりこちらはアンサンブルで演奏されていたとの事。私が常々主張する昭和初期に日本で第1次古楽ブームが起こっていたという説を裏付ける重要な発見でありました。詳しくは8月29日の例会でご紹介する予定。乞うご期待!

2020年7月18日 (土)

日本最初のチェンバロ奏者発見!

452x60418日、3月からコロナ騒動でコンサート全滅となり引き籠り生活が続くも実はその間ライフワークの日本古楽史研究に没頭しておりましていくつかの画期的な発見があったのでその成果を披露いたします。8月29日(土)15時からお馴染みの重要文化財の洋館日本古楽史研究会例会2020を開催予定。「日本最初のチェンバロ奏者発見!」「日本最初のチェンバロリサイタルについて」「日本人最初のチェンバロ所有者について」「エタ・ハーリッヒ=シュナイダー未公開の写真大量発掘!」などチェンバロ関係者にとっては見逃せない話を多数披露の予定。注目は何と言っても日本最初のチェンバロ奏者は今まで考えられていたよりさらに6~7年早い時代に登場していたという驚きの新発見であります。人数限定の為ご予約はお早目に!

83-640x640例会の前に折角音響抜群の洋館で開催なのでと1930年英国製の大型蓄音器での試聴会も開催します。こちらは1921年建築の建物で同時代の多彩なジャンルの歴史的名演を当時の最高級のオーディオで聴くという贅沢な企画であります。試聴会だけの参加もOK.デジタル時代のサウンドを凌駕する究極のアナログサウンドを是非お聴きください!

2020年7月17日 (金)

チェンバロの水抜き

1-640x427_2020071716420117日、先日洋館でのチェンバロリサイタルに登板した仏蘭西製17世紀1段チェンバロ、凄い湿気の為会場に楽器を入れてたった2時間でピッチが5Hzも上昇したのにはビックリ(スタジオと会場の湿度差も40%あった様子)。一夜のコンサートで存分に水気を吸い込んだ楽器は放置したままだとダメージ大きいので慎重なアフターケアが必要。2日間ゆっくりスタジオで乾燥させて水抜き後各部点検、慌てて乾燥させると響板割れる事もあるので要注意!

2020年7月16日 (木)

重量級独逸製ジャーマン

4-640x427_2020071616030116日、独逸製2段ジャーマンの運送を担当。晴れ男の面目躍如で梅雨時に濡れずに運べたものの「お前はフォルテピアノか!」と言いたくなる程重い楽器の狭い階段上げはコロナのお陰で運動不足の身にはキツ過ぎる・・・。

3-640x427_20200716162101久々に郊外に出たので武蔵野うどんの人気店でランチ。太く固めながらツルッとした肌触りの麺も絶品ながら溢れんばかりの具沢山のつけ汁が圧巻。かなり辺鄙なロケーションながら行列出来るのも納得。

2020年7月15日 (水)

久々のチェンバロリサイタル!

5-640x427_2020071522140115日、コロナ騒動後の自主企画の洋館コンサート第6弾はチェンバロソロリサイタル。久々のチェンバロ主役の公演が個性的な17世紀タイプの1段鍵盤にミーントーン調律という本寸法な内容で調律師張り切るも梅雨の凄い湿気忘れてました。会場に楽器を入れるなり湿気のお陰でピッチはドンドン上昇し本番でも調律は不安定、幸いコロナ対応で休憩2回取ったお陰で大惨事にはならずホッ。

6-640x430今日のリサイタルはオールWバードという実に渋いプログラム。奏者の見事な鍵盤コントロールでミーントーン調律の濃厚な世界が明瞭に描き出され圧巻でありました。これで6月から約3週間で6公演というコロナ騒動後のコンサートシリーズ第1段が無事終了。この6公演を経験する事でこれからのコンサートには絶対必要となるコロナ感染防止策のノウハウを確立出来た事が一番の収穫、また現在のお客様の動向をコンサートを通じて直接触れる事が出来た事も今後の活動にとって大きな収穫でありました(コンサート関係者にとってはかなり悲観的な結果ではありましたが)。コンサート復活への道のりは始まったばかりながら道は険しそうであります。

2020年7月14日 (火)

洋館で弦楽四重奏

10-640x427_2020071421330114日、コロナ騒動を乗り越えて6月より再開した洋館でのコンサート第5弾はベテラン勢による弦楽四重奏公演。いつもは本番ではお客様が入るとかなり残響減るのににコロナ対策で間隔空けて着席して頂くとリハと殆ど変わらない素晴らしい音響のまま、これも怪我の功名か・・・。明日はコンサート第6弾チェンバロソロリサイタルであります。こちらも是非お聴き逃し無く!

2020年7月13日 (月)

ミーントーン調律の調べ

640x44413日、明後日に迫った久々のチェンバロソロリサイタル、今回のリサイタルは通常の18世紀タイプの2段鍵盤では無く17世紀タイプの1段鍵盤(after Phillipe dennis by Alain Anselm 1997)を使ってのオール ウイリアム・バードプログラム。音響抜群の歴史的洋館に響く濃厚かつ鮮烈なミーントーン調律の調べ是非お聴き逃し無く! リハ前さる所でさる方から私の過去の経歴や思想チェック等厳しい尋問受ける羽目に・・・。

2020年7月12日 (日)

久々のチェンバロリサイタル間も無く!

1-640x427_2020071218580112日、久々にスタジオに戻り出陣直前のチェンバロの最終チェック。仏蘭西の名工作の17世紀モデルの1段チェンバロは7月15日池袋の重要文化財の洋館でのチェンバロリサイタルに登板予定。多分コロナ騒動後初めてのチェンバロソロ公演は滅多に聴けないオールウイリアム・バードプログラム! ミーントーン調律で奏でる英国バロック音楽の至宝の作品を是非ご堪能あれ!

3-640x427_20200712190401今日はもう1台英国の名工作の16f付き20世紀タイプのチェンバロの修復作業に参加。オリジナル通りの革のツメで復元するという難作業に手こずるもやっとゴール手前まで辿り着いた様子。革のツメらしい甘く明瞭な音色中々魅力的、これを聴けばモダンチェンバロへの評価も随分変わると思うのですが・・・。

2020年7月11日 (土)

常陸国散策

1-640x427_2020071114170111日、みちのくでの映像収録終え今日は移動日、帰りは下道で常陸国海沿いの名勝や漁港を寄り道しながらノンビリ南下。まずは日本美術界の聖地岡倉天心旧宅を訪問。先の大震災の津波にさらわれ消失した波打ち際の天心のアトリエ「六角堂」も再建され素晴らしい景観は相変わらず。1824年に捕鯨船の英国人が上陸したのもこの近くだとか。

12-640x427_20200711144501太平洋の大海原を眺めながらのドライブと行きたい所が津波後どこの海岸も巨大な防波堤で覆われてしまい殆ど海は見えず。昼に北関東屈指の人気漁港市場でランチ。魚は新鮮ながら先日のみちのくの漁港食堂とは大違いの観光客相手のボッタクリ値段が残念。しかしコロナの影響無く(?)こちらの漁港は大繁盛の様子。最後に美味そうな鮮魚の写真をお裾分け。

7-640x427_202007111455018-640x427_202007111458019-640x427_2020071114580110-640x427_2020071114590114-640x427_20200711145901  

2020年7月10日 (金)

ゴールドベルグ変奏曲映像収録

1-640x427_2020071022450110日、みちのくに来て3日目。こちらでのお楽しみのひとつ温泉巡りは早々に済ませたもののもうひとつの海の幸はオアズケ状態だったので早朝より漁港に向かい御贔屓の海鮮食堂で「モーニングちらし丼」を。魚屋直営のお店として震災前から大人気だっただけに今日も早朝開店と共に繁盛の様子でひと安心。

9-640x463今日は美術館のロビーでの16f付き大型チェンバロを使ってのゴールドベルグ変奏曲リサイタル 。この公演最初は有人のはずがコロナ騒動で無観客での映像配信用収録へ。音響素晴らしい空間でのカメラ6台使った豪華な映像となった様子。16f入りのド迫力のゴールドベルグ変奏曲是非ご覧ください(8月に公開予定)しかし個人的にはコロナ後大流行の映像配信の現場は実はこれが初めてでありました。

2020年7月 9日 (木)

はじめてのおでかけ

2-640x427_202007092043019日、みちのくのお馴染みのホール御自慢の16f付き大型チェンバロ、ホール開館から十数年ずっと門外不出を守ってきたものの遂に外部での公演の為持ち出す事に。初のお出掛けも楽器が巨大過ぎて運送方法難しく四苦八苦、結局台車2台7人掛かりでやっと運送完了。

9-640x427_20200709210601今回の公演(明日本番)は本来有人で開催予定だった美術館ロビーでのゴールドベルグ変奏曲リサイタルがコロナ騒動のお陰で無観客動画配信に変更との事(8月に配信予定)。床影総石造りのゴージャスな音響での豪快な16fチェンバロの演奏楽しみであります(何故かクラヴィコードも舞台に・・・) 

2020年7月 8日 (水)

みちのくへ

2-640x427_202007082227018日、ゴールドベルグ変奏曲リサイタルのリハのため久々にみちのくのホールへ。途中山奥の御贔屓旅館に立ち寄りこれまた久々に温泉を堪能。藁葺き屋根に囲炉裏が現役であるという昔ながらの風情ある老旅館もしかするとコロナで廃業しているかもと心配するもまだ健在だった事に安堵。トロ味ある濃厚な掛け流しの温泉相変わらず素晴らしい!

3-640x427_20200708224001リサイタル本番は明後日、今日はホール奈落でのリハーサル。ホールご自慢の16f付き大型チェンバロによる迫力あるバッハ楽しみであります。

2020年7月 7日 (火)

洋館でフォルテピアノリサイタル!

3-640x427_202007080050017日、御馴染みの洋館で久々のフォルテピアノソロリサイタルに二百歳の老ピアノで出動。多分殆どのお客様は約半年振りの生演奏となったようで主催者としても感慨深し。演奏家も同じく半年振りのソロリサイタルだったとか(最後のリサイタルも同じ楽器でしたね)しかしここ数日突然の都心部での感染不安の報道で来場控えられた方多くてチト残念、この会場全面窓に覆われ換気が万全なのでコロナ騒動後理想的な会場なのですが・・・。またコロナ対策として採用の休憩2回というスタイルも聴く方としては曲に集中出来るので中々良いですね。今後のスタンダードなコンサートスタイルはこんな感じなのでは・・・。

8-640x427_20200708054601プログラムはショパンの超難曲をメインに(ウィーン式では日本初演?)ベートーヴェン、シューベルト、シューマンと19世紀前半の名曲を並べアンコールにはお得意のスペイン物をチラリと披露。ウィーン式フォルテピアノらしい多彩な音色変化を存分に堪能。

2020年7月 6日 (月)

フォルテピアノリサイタル明日開演

2-640x4606日、明日に迫ったフォルテピアノリサイタルのための最終リハ順調に終了。今回こんな時期ならではの苦労多き開催となりそうながらやはり生演奏を渇望されている多くのお客様にフォルテピアノの音色をお届け出来る事は大きな喜びであります。多分後世に語り継がれるような心揺るがす演奏をお聴き頂けるのではと思っております。川口成彦氏の久々のソロリサイタルどうぞご期待ください!(残席有り!)

2020年7月 5日 (日)

川口成彦フォルテピアノリサイタル間も無く!

640x4335日、いよいよ明後日七夕に迫った川口成彦フォルテピアノリサイタル(昼14時・夜18時半の2回公演)リハも順調に進行中。川口氏にとっても久々のソロリサイタルになる上に今回大曲にチャレンジする重要な公演との事で気合充分でした!本番の演奏乞うご期待! 会場の明日館最寄りは池袋駅なのですが、人混みを避けたい方にはJR目白駅がお勧め(徒歩7分 駅降りて線路沿いをまっすぐです)。

2020年7月 4日 (土)

久々のホール舞台で鍵盤レクチャー

1-640x427_202007042003014日、御江戸郊外の人気ホールでの鍵盤レクチャー本番。客席半分は使用NGの貼紙が・・・。これからしばらくは舞台からこの景色ばかり見る事になるのでしょうね。ホールにとってもコロナ騒動後初の有人イベントとの事ながら私も4カ月振りのホール仕事のはずが何故か裏方なのに舞台に90分も出ずっぱり・・・。

6-640x427_20200704201001チェンバロからワルター、グレーバーの2台のフォルテピアノ、そして最後に現代のNYスタインウェイと4台の鍵盤楽器を解説しながらの聴き比べ。写真を交えての楽器解説の途中にショパン愛用のプレイエルが早くも昭和4年に日本に写真で紹介されていた事や、同じ年にこれまた早くもフォルテピアノ(それも1790年オリジナル!)のレコードが日本で発売されていた事、ショパン自身の演奏を聴いた事があるピアニストがレコードにその奇跡的な演奏を録音で残していた事など私らしい超渋いネタも連続投下、豪華な楽器陣を背景に一味違う解説になったでしょうかね。

2020年7月 3日 (金)

ステージに4台勢揃い

2-640x427_202007031819013日、約4カ月振りのホール舞台仕事は御江戸郊外の人気ホールでのチェンバロ・フォルテピアノ・現代ピアノ計4台勢揃いというハードな現場(今日はリハ)。久々のフォルテピアノ2台運送で勘が鈍っていないか心配するもまあ体は覚えてくれていたようでひと安心。ただうっかり短足台忘れた・・・(やはり少々ボケてます)。

2020年7月 2日 (木)

フォルテピアノ間も無く出陣

1-640x427_202007021551012日、スタジオ近くの公園の池では今日もザリガニ大繁殖中。久々に木の棒でザリガニ釣り挑戦するも(半世紀振り?)意外に難しいもんですね。それとも最近のザリガニは口が肥えて贅沢な餌しか食べないのか?

3-640x427_20200702155601先日のチェンバロに続いてコロナ騒動後初めてフォルテピアノ2台間も無く出陣との事でスタジオで最終チェック。冬の乾燥に続いて梅雨の湿気も今年は緩い様で楽器的には大助かり。ワルター前回の出陣がいつだったかもう思い出せない程久々です。

4-640x427_20200702160501ちょうど二百歳になったばかりの老ピアノも半年振りの出陣。こちらは調律ほぼ崩れておらず御機嫌は上々。このオリジナルのフォルテピアノは七夕の日の川口成彦ソロリサイタルでも出陣予定。楽器陣も少しづつ現場復帰出来始め実にアリガタシ!

 

2020年7月 1日 (水)

こちら準備OKです!

7-640x4981日、今日から渡欧の規制が緩和されたようですね。秋の海外古楽系演奏家・グループの来日公演準備よろしくね!との連絡有り。私も公演開催心より待ち望んでおりますが・・・。

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