16fチェンバロの新譜CD
31日、間も無く発売予定のみちのくの16fチェンバロでの録音CDを一足早く拝聴。このチェンバロでの録音は同じ奏者によるゴールドベルグ変奏曲に続き2枚目。今回は「バッハからモーツァルトへ」というタイトルの通りJS・JCバッハの親子に加えてモーツァルトの作品まで16fチェンバロの豪快な音色で料理してしまうという意欲作。耳タコのバッハの名曲(今回はイタコンとフランス風序曲)もこのチェンバロで聴くと実に新鮮に聴こえるはず・・・。
CD解説の中で奏者自身が語ってますが16fというのは20世紀前半のモダンチェンバロの時代に持て囃されてしまったお陰で20世紀後半ヒストリカルモデルが主流となりモダンチェンバロが駆逐された際に一緒に葬り去られてしまった感あり。18世紀には結構16fチェンバロは製造されていたしかの大バッハも弾いていたので(バッハ所有と伝わるチェンバロも16f付き)是非16fの独特のサウンドを多くの方に知ってもらいたいものであります。それだけに18世紀の鍵盤作品と16fチェンバロとの関係を模索するこのCDは必聴の盤ですぞ!
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