日本古楽史の源流を辿る(昭和初期編其の八)
30日、昭和初期の日本古楽史続編。昭和14年のレコード雑誌に発表されたスイスバーゼルのスコラカントルム訪問記のご紹介。この記事は先日より巴里でランドフスカのサロンを訪ね独逸の工房でチェンバロを注文したという連日登場の某氏の昭和12年の欧米大旅行でスイスに立ち寄った際のレポートで「世界唯一の古楽史音楽学校」として紹介してます。当時の豪華な古楽の教授陣や授業内容、学校の設備の紹介と共に授業料などまで詳しく挙げているので暗に日本からの留学を勧めていたのかも?学校にあるチェンバロ(ノイペルトだったそうな)も見たようですが「プレイエルのチェンバロは高額な割にはその価値は疑わしい」と教授に言われ「私も同感した次第」と書いているのが実に興味深い!
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