日本古楽史の源流を辿る(昭和初期編其の五)
27日、昭和初期の日本古楽史の紹介の続編。昭和10年(1935年)はJSバッハ生誕250周年との事で当時のレコード雑誌も古楽関係の記事多し。そしてその中心はやはりランドフスカ女史、巴里音楽界のレポートなどには必ず彼女の公演やレッスン等の詳しい近況が触れられている程。しかしプレイエル社製のモダンチェンバロを弾いている事は日本でも有名ながら何故かポートレイトではオリジナルのチェンバロを使ってますね(彼女はオリジナル楽器のコレクターでもあり多数所有)。当時としては珍しく中々イメージ戦略に長けた方だったようであります。
同時期シューベルト(当時はまだシューバートと表記)の伝記映画の紹介写真を見ると時代的に真っ当なフォルテピアノが登場(コピー楽器など無い時代なのでオリジナルピアノなのでしょうね)。少し前の号にもショパン愛用のプレイエルの写真が掲載されており昭和初期日本でもある程度フォルテピアノへの関心が高まっていたのかも? そして新発見!エタ・ハーリッヒ=シュナイダーがチェンバロ演奏で参加したレコードが早くも昭和10年に日本で発売されていたそうな・・・。
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