日本古楽界の源流を辿る(昭和初期編其の弐)
20日、昭和初期の日本古楽史の紹介、今日は当時の月刊音楽誌昭和三年の記事から。まずは巻頭写真にオリジナルのスピネットチェンバロの写真が。見た目豪華というのもあるでしょうがやはり古楽器への関心高かったのでしょうね。そして同じ昭和三年の別の号にはランドフスカの巴里郊外の自宅サロンでの「古典音楽講座」の紹介記事が!戦前この巴里郊外のサロンでの講座兼コンサートに何人もの日本人が訪れているレポートが残っていますのですが日本で初めて彼女のクラヴサン演奏のレコードが発売されたのでかなり話題になったのでしょうね。その次に昭和四年の号に大物ピアニストがショパン愛用だったプレイエルを弾く写真が掲載。オリジナルフォルテピアノにもクラヴサン同様関心が高まったのでしょうね。その証拠にこの年モーツァルト時代のオリジナルフォルテピアノのレコードが早くも日本で発売されてます。
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