日本古楽史の源流を辿る(昭和初期編其の六)
28日、昭和初期の日本古楽史面白いのでまだ続きます。今日は昭和13年のレコード雑誌から。さる方の前年渡欧した際に訪問したという巴里郊外のランドフスカ女史のサロンでの公開レッスン&コンサートの詳しいレポートが実に興味深い!日本人4人で行ったとあるもその中に某有名邦人ピアニストの名前が・・・(この方実は欧州で最初にCemリサイタル開いた邦人の可能性あり現在調査中)日本人達は最前列で熱心にレッスンを見学するも妙な東洋人が多数来てるぞと女史の方も不思議そうにジロジロ見ていたそうな。女史のサロンにはプレイエルのクラヴサンやピアノの他にオリジナルのクラヴサンやクラヴィコード、そしてヴィオラダモーレやガンバまで多数の古楽器があったとの事。沢山の弟子を熱心に指導した後女史による演奏も披露され約5時間の充実したひと時だったとか。ランドフスカのサロンの訪問記はあと何人かの日本人もレポートしてますね。当時憧れの音楽の聖地だったのでしょう。
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