修復記念コンサート開催?
22日、ブクロまで所要で出たついでにお馴染みの重要文化財の洋館表敬訪問。今はイベントもレクチャーも建物見学もすべて休止中との事で実にヒッソリ・・・。私は7月7日にここでのフォルテピアノリサイタルを予定しているものの開催が流動的、もしかすると中止にならなくても人数限定の開催となるかもですね。
会場前の小さな池(水槽?)を眺めるとしばらく演奏が無いので楽譜からこぼれ落ちた(?)オタマジャクシの大群で溢れ返っておりました。こちらは間も無く足も生え出した蛙の合唱団で賑やかになりそう・・・。
修復中の英国製モダンチェンバロ、作業も一段落したので演奏家をお呼びして修復記念のプチ披露コンサートを開催(お客は技術者2人の他オーナーたった1人という贅沢な物でしたが)。最初は全く音が出なかった程状態酷かったチェンバロも革のツメ総交換を始め丁寧な修理のお陰でやっと演奏可能な状態に。そして音が出てくると暖かみある明瞭な音色、ヒストリカルを凌駕する幅広いダイナミックレンジによる豊かな表現力、ペダル操作による曲中の多彩な音色変化等モダンチェンバロならではの魅力が次々に飛び出してきてそのレベルの高さに感嘆!またノイペルトに代表される独逸製のクールな音色とは全く違う英国風の個性的な音色が実に素晴らしい!この楽器を聴くと20世紀前半のチェンバロ奏者達がヒストリカル楽器を否定しモダンチェンバロを選択した訳が良く理解出来ました(オリジナルチェンバロの修復のレベルが低かった為でもありますが・・・) 20世紀前半の歴史的チェンバロと言えるモダンチェンバロをオーセンティックな手法で蘇らせた画期的な機会となった次第。
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