鬼の思い出し笑い
31日大晦日。今年も多くの皆様のお陰で素晴らしい1年を過ごす事が出来ました。改めて皆様に感謝申し上げます。年末恒例今年1年参加させて頂いたステージを振り返ってみようと思います。思い付くまま挙げていますのでこぼれたステージ多々ありますがご容赦を。それでは2019年の出会いの数々をどうぞ!
まずは1月にクラリネットの名手率いるクラシカル管楽器とフォルテピアノのアンサンブルが来日。その凄腕の演奏と共に爆笑物の軽妙な演技が圧巻でありました。
2月、カウンターテナー来日ラッシュ第2段鯖ドス氏は独逸の古楽オケと共に来日。先に来たファジョーリ氏とはまた違う味わいながら全く遜色ない歌声を披露。第3段のジャルスキー氏は2020年3月来日ですね。10月の伊国オペラで来日したペー氏も素晴らしかった!凄いカウンターテナー歌手続々やってきますね。
3月、スイスで活躍するVnとCemのデュオが来日し伸びやかで芳醇な演奏を聴かせてくれました。CemのKeller氏は2020年9月に世界に数台しかないというルッカースの移調2段鍵盤のチェンバロを携え再来日しソロで全国を廻る予定。
5月、恒例の有楽町の音楽祭に実力派Cem奏者率いる仏蘭西の古楽グループが登場。仏蘭西風味の切れ味鋭い演奏を披露。
同じ音楽祭には仏蘭西Cem界の重鎮がソロで登場。自由自在に弾き分ける初期仏蘭西作品陣の演奏は実に絶品!レオンハルト亡き後世界のCem界を牽引する存在に相応しい素晴らしい演奏でありました。
5月、フォルテピアノ界の帝王が再び来日。現代ピアノでの圧巻の「皇帝」を弾いた直後今度はフォルテピアノでのリサイタル2回、二刀流もモノともしないその完璧な鍵盤コントロールには感嘆!
9月、伯林古楽オケが久々に来日。今回はソリストにSopとObを迎えての演奏。相変わらず欧州で大人気が納得の躍動感溢れる演奏が素晴らしい。
10月、日欧混成グループによる公演は今回もCem2台+Orの鍵盤楽器3台使用という贅沢な編成。ベルギー人Cem奏者のヴォルフ氏はブルージュCemコンクールの覇者ですね。
10月、伯林の古楽トリオが東京でたった1回のみの公演。ショパンとその周辺の作品を古楽器で演奏する先鋭的な演奏でありました。
10月、古楽界の至宝指揮者率いる仏蘭西の老舗古楽オケ久々の来日。プログラムはお得意の仏蘭西作品では無くメサイアながら指揮者が長年に渡り鍛え上げたその圧倒的なアンサンブルの凄さを思い知った次第。
10月、ブルージュCemコンクールの覇者シリーズというべき大物続々来日シリーズ、先程のヴォルフ氏に続き仏蘭西の重鎮ルセ氏がガンバとの共演で久々に来日。鮮烈なフォルクレのソロ凄かった!ルセ氏は2020年9月にもソロで来日予定。
10月、ブルージュの覇者シリーズには2位なので厳密には入らないものの(その時の1位はルセ氏でした)今や仏蘭西Cem界の重鎮となった反対氏のソロリサイタル。彼も若い頃の切れ味一辺倒の演奏から円熟味を加味したスケールの大きな演奏になってきてますね。しかし様々な奇行(?)は相変わらずか・・・。
ブルージュの覇者シリーズのトリは仏蘭西の若き獅子王。重鎮達の老練な演奏に引けを取らない刺激的な演奏が素晴らしい!今欧州の有望な若手Cem奏者豊漁のようですね。2020年6月には同じくブルージュの覇者のテイラー氏が初来日の予定。Cemの名手の来日ラッシュには驚くばかり・・・。
11月、伊国のAスカルラッティのバロックオペラにイタリアンCem2台で参加。主要メンバーがすべて伊国勢というほぼ引越公演。本場のバロックオペラの醍醐味を存分に味わえた充実のひと時。
12月、池袋の重要文化財の洋館で開催する自主企画シリーズ2連発、まずは日本古楽界の至宝と言うべきFt+Cemのデュオリサイタル。至宝お二人の芳醇な音色を音響素晴らしい歴史的洋館の至近距離の席で聴ける贅沢なシリーズ、次回開催が2020年12月26日(土)15時開演と決定!
12月、重要文化財の洋館での自主企画第2段は今年4月に続き12月にも開催した若手実力派フォルテピアノ奏者のリサイタル。第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでの大活躍以来毎回チケット完売という大人気。次回は2020年7月7日に開催が決定!
以上、駆け足で1年を振り返ってみました。来年2020年も何とぞよろしくお願いいたします。
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