オリジナルのモダンチェンバロ?
13日、日伊合同制作のA・スカルラッティのバロックオペラ今日はGP。伊国指揮者のエネルギッシュな棒によって邦人古楽器オケもかなり伊太利化している様子、ダイナミックながら繊細なニュアンスも随所に織り込まれた演奏は聴き応え充分。舞台もいつもとは違う伊太利的な進行でもう日本では無いみたい・・・。GP後オペラと平行して開催のバロックコンサートのリハに参加。こちらもカウンターテナーが活躍する予定、乞うご期待!
リハ会場のお隣の音大を表敬訪問すると秘蔵の(?)モダンチェンバロを急遽拝見させて頂く事に。この楽器、モダンチェンバロのオリジナル仕様の革のツメのままで保管されていたという実に貴重な物。実は現存するモダンチェンバロは殆どオリジナルの革のツメから代用素材であるデルリンに交換されており製作当時の状態を維持している楽器が殆ど無いのですよ・・・。「西ドイツ製」というモダンチェンバロ末期の作ながらオリジナルの状態をそのまま保っている楽器に触れる事が出来大収穫、革のツメのチェンバロの音色実はデルリンよりも艶っぽく中々魅力的ですね。
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