仏蘭西の大御所暴れる!
19日、代々木の人気ホールにジャーマンチェンバロで出動。今日はルセに続いて来日の同じく仏蘭西の大御所そして「暴れん坊将軍」こと反対氏の東京唯一のリサイタル。反対氏ホールに登場するなり「照明が!」「椅子が!」「楽器の位置が!」といつものようにリクエスト多発で絶好調(椅子への拘りが凄かった!)。
しかし弾き始めるとお気に入りの楽器だけに抜群の楽器コントロールで圧巻のボリューム感と多彩な情感を紡ぎ出してくれました。ラモーに始まりヘンデル、スカルラッティ、バッハと仏独伊の作品を自在に弾き分ける剛腕振りにも感嘆!名手ながら独特のタッチを好むので今回も彼専用の調整で臨むも今回も勝手にツメをイジリ倒してましたね・・・。調律も自己流でやりたいのでと他人に触らせないのも相変わらず・・・。
毎回彼の公演で不思議なのは必ず調律ハンマーと(これは判る)ヴォイシングナイフ、ブロックをチェンバロの脇に置いてから演奏する事。本番に気に入らないツメがあれば演奏中断してヴォイシングし直すつもりなのか? 今回1回きりのお相手でしたが相変わらずの暴れっ振りを堪能した1日。
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