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2019年9月 9日 (月)

オリジナルアルペジョーネ

5-640x6129日、東日本は交通網ズタズタで久々の直撃台風の傷跡深かったようですが関西は実に穏やかな天候でした(ただ残暑は厳しい・・・いつ秋が来るのか?) 今週の衛星放送での古楽特集、今朝は仏蘭西のチェンバロの重鎮デュオが登場しておりましたが明日朝の放送は仏蘭西のバロックチェロの大御所の来日公演 。プログラムの目玉は貴重なオリジナルアルペジョーネを使ってのシューベルトの名曲「アルペジョーネソナタ」! オリジナルのアルペジョーネは世界に16台程残っているそうですが他はすべて博物館所有なので外に持ちだす事が出来ず、コンサートで演奏可能なのは世界でもこの楽器だけ!と言われ仰天、オマケにそんな国宝級の楽器をいとも簡単に「君のフォルテピアノ運送車で一緒に運んでくれるかい?」と言われ丁重にお断りした次第。その注目のオリジナルのアルペジョーネ、6弦だと思ってましたが彼の楽器は5弦でしたね。日本に来る前に調整し直したようで共演者も「以前より豪快に鳴るようになった!」と言ってました。どんな調整したのかは謎でしたが。しかし今まで復元楽器での演奏を聴いて正直「この表現力では短命で終わったのが判るなあ」と思っておりましたが彼のオリジナルはチェロやガンバに負けない程のダイナミックで深み有る表現力を持つので腰を抜かした次第。これならシューベルトが惚れ込んで作品を描いたのも納得でありました。しかしフレット楽器だけに調弦の維持の難しさもあるのでしょうね。本番でもかなり苦労されてた様子。貴重なオリジナルアルペジョーネの演奏是非お見逃しなく!

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