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2019年9月

2019年9月30日 (月)

伯林古楽千秋楽

1-640x427_2019093023320130日、伯林古楽来日ツァー千秋楽は御江戸西郊外の人気ホールで。同じホールで1週間後に出演予定の同じ独逸の古楽グループのフォルテピアノ奏者が出動前にスタジオ来訪、昨日に続きまたもやディープな楽器談義、今日はオリジナル楽器の運送苦労話で盛り上がりました。ショパンプロを今回は1820年製のオリジナルフォルテピアノで演奏の予定、ウィーン式フォルテピアノとショパンの相性の良さは何度も試して実証済み、来週の本番乞うご期待!(早々にチケット完売なのですが)

3-640x427_20190930234201伯林古楽の千秋楽は昨日に続き本公演前に若者向け(今日はU30という条件でした)の無料公開リハ開催。出し惜しみせず全曲の仕上げ具合を丁寧に紹介、次世代を担う若者に自分達の演奏を聴いてもらいたいというオケ側の姿勢には感心。本編でもただトンガルだけでなくしなやかでかつメリハリもある芳醇な演奏を披露。欧州での人気も納得のステージでありました。

2019年9月29日 (日)

伯林尽くしの1日

1-640x427_2019092922000129日、人気古楽オケ「伯林古楽」の来日ツァー3日目は御江戸都心の人気ホールへ。古楽系も含めユニークな自主企画を次々と繰り出すこちらのホール、来年はフォルテピアノで凄い企画連発する模様、乞うご期待!

3-640x427_20190929220501今日は本公演の前に学生向けの無料公開リハーサル開催。欧州の第一線で活躍する古楽オケの本番に向けたアンサンブルの仕上げ方を生で見れた事は演奏家の卵達にとって大きな刺激になったのでは? 本番もオケ、ソリスト共に絶好調でありました。明日 が早くも千秋楽、今日と同じく本番前に無料公開リハ有り!(30歳未満対象,予約無しでOK)。約1時間トップ古楽オケのリハを無料で聴ける貴重なひと時、是非ご参加あれ!

4-640x440公演後スタジオに伯林在住のベテラン鍵盤奏者が来訪。間も無く開催の独逸のフォルテピアノ入り古楽器トリオ日本で唯一の公演(今話題のショパンをフォルテピアノで弾く企画だったので早々と完売だったとか)の為久々の帰国との事。お会いすれば欧州最新古楽事情やチェンバロ・フォルテピアノ事情などを長々と情報交換。伯林でオリジナルを含む贅沢な楽器コレクションをお持ちの方だけに日本では味わえないハイエンドの楽器談義が出来アリガタシ・・・。今日は伯林尽くしの1日。

2019年9月28日 (土)

伯林古楽、東京では無料で聴ける?

1-640x427_2019092823340128日、3年振りの来日ツァーとなる伯林古楽の2日目は今日本で一番古楽系公演の動員力を持つ関西の超人気ホールへ。客席が舞台を360度取り囲むすり鉢状のユニークな形状は音響も良くこれまた古楽向き(舞台後ろの席は他では絶対見れない角度から演奏家を間近で観察出来るのでお勧めです)。今日も圧巻のObとSopのソロにお客様も圧倒された様子。

8-640x404ツァー後半戦は明日明後日の東京2公演、どちらも本公演はチケット完売ながら(もしかすると当日券出る?)無料の公開リハーサルがあるそうです。明日(学生限定)明後日(30歳以下)との事、人気古楽オケを無料で聴ける絶好の機会、詳しくはHPでご確認あれ!Obで見事なソロを披露のレフラー嬢、今回はカンタータで見事なリコーダー演奏も聴かせてくれます!

2019年9月27日 (金)

播州で秋堪能

4-640x427_20190927165301 27日、久々に西のスタジオへ向かうも秋の気配感じたくて周辺の田園地帯(ちと遠い)を車で散策。やはり猛暑の為か例年よりもかなり開花遅いものの随所で紅い曼珠沙華の乱れ咲きを見つけ秋を堪能。

6-640x427_20190927165701播州の山奥の小さな寺の境内には色とりどりの曼珠沙華が・・・(実は種類が違う?)

1-640x427_20190927170001花見の途中で見つけた田園地帯の真ん中にある蕎麦屋でランチ。僻地ながら地元民で行列出来る繁盛店、真っ当な蕎麦のクオリティ高くその人気振りも納得。スタジオはまだ真夏仕様で除湿フル回転でありました。

2019年9月26日 (木)

伯林古楽登場!

1-640x427_2019092700360126日、3年振りの来日となる人気古楽オケ「伯林古楽アカデミー」ツァー初日は尾張の老舗ホールで幕開け。30数年前バブル全盛期にトップ企業肝いりで贅を尽くして作られたホールだけに(内装が全部大理石!)その豊かな残響が実に素晴らしく正に古楽向け。折角の音響なのに古楽系公演少ないのが残念ですが・・・。

4-640x427_20190927004701欧州で大人気の老舗古楽オケだけにアンサンブルは鉄壁!今回主役のベルギー人Sop歌手も超売れっ子というだけあって抜群の安定感で貫禄のステージ、もう1人のソリストのOb奏者もいや実に巧い! 以前BCJで活躍していたヴィオラのステファンも参加しており久々の再会(相変わらず日本語達者) 兵庫、東京の3公演ほぼ完売だそうな。

2019年9月25日 (水)

秋の信州路

1-640x427_2019092520220125日、明日から始まる「伯林古楽アカデミー」3年振りの来日ツァー、初日尾張公演の為チェンバロとコンバス積んで西へ移動の1日。折角300kmの長距離ドライブするなら秋の気配濃厚な信州を通ろうと久々の中央道、長旅の休憩は途中下車し諏訪湖の温泉巡りへ。まずは御贔屓の素人には絶対入口が判らない超隠れ家温泉へ。何しろ住宅の僅かな隙間が入口で目立つ看板も無く初めての方は絶対判らないハードル高い秘湯であります。

2-640x427_20190925204301普段は妖しい路地を入って中庭の無人の料金箱に300円入れて入湯するシステムながら今日は珍しく有人の案内付きでありました。マニアには堪らない心地良い硫黄臭とトロ味ある湯質の極上温泉は幸い貸し切りで贅沢なひと時。

10-640x427_20190925204901次は湖畔にある約90年前に作られた歴史的温泉施設へ。以前よりその素晴らしい外観に惹かれ何度か訪ねるも定休日にぶつかる事数回、今回やっと念願叶い初入湯。

12-640x427_20190925205801戦前に巨額を投じて作られた贅沢な洋館建物が素晴らしく巨大な湯船も中々立派(千人風呂というのは流石に誇大宣伝でしたが) 湯船が深く(温泉の中で座ってちょうど首まで浸かれるのが素晴らしい!)底が玉砂利というのも実にユニーク。

16-640x427_201909252102013軒目は湖畔の路地奥の初訪問の小さな共同浴場へ。こちらも番台無く無人の料金箱に230円入れるだけというのどかなシステム。こちらにしては温めな温泉は旅人にはゆっくり入れるのでアリガタシ(こちらの大半は激熱で慣れてないと数分も我慢出来ず・・・)流石に3件も温泉巡りすると体がすっかり緩み体調は快適であります。

14-640x427_20190925211701最後は温泉巡りの合間に湖畔の街外れの穴場湧き水を見つけ早速ポリタンクに汲んで持ち帰り。稲刈り真っ最中の信州路を通るも例年なら黄金色の稲穂と共に目立つ紅い花が殆ど見当たらなかったのが不思議・・・。やはり異常気象なのでしょうかね?

2019年9月24日 (火)

まだ秋では無い?

2-640x427_2019092416470124日、ご近所の御贔屓の穴場曼珠沙華名所の公園に今日も立ち寄るも先日発見した慌て者(?)の花一輪の他は皆まだ蕾のまま。流石にこれだけ残暑続くといくら暦が進んでも花も秋到来とは思わないでしょうね。今日もまだ日暮蝉鳴いてましたし・・・。

1-640x427_20190924165501秋のコンサートシーズン突入前出陣前の楽器7台の御機嫌伺いも今日の鳥の羽フレンチ(Ryo Yoshida)でやっと終了。この楽器は仏蘭西チェンバロ界の大御所Cルセとガンバ2台のアンサンブル(ルセのソロ演奏も有り!)の全国ツァーに登板予定。10月16日東京 17日横浜 20日名古屋 23日大阪 24日米子 同時期同じく仏蘭西チェンバロ界の大御所Pアンタイも来日、10月19日東京(ウチのジャーマン使用) 24日大阪(ホール所有のVナーゲル使用)と東西で大御所同士のニアミスの様相、両者を日本で続けて聴けるなどもう絶対ないでしょうね 。次の週には仏蘭西の新鋭Jロンドーも全国ツァー で来日予定。チェンバロマニアには嬉しい悲鳴の10月であります。

 

2019年9月23日 (月)

鍵盤楽器で満杯

640x427_2019092320500123日、間も無く開催の日欧混成グループによる全国ツァーのリハの為ポジティフオルガン、イタリアンチェンバロ計3台を提供。毎回鍵盤奏者2人で3台の楽器演奏という贅沢な布陣のこのグループ(途中で楽器入替もありリハを含めると計5台の鍵盤楽器使用予定)の為練習スタジオは鍵盤楽器で満杯状態。さらにその僅かに残った隙間にリコーダー、ヴァイオリン、ガンバが入る予定・・・(本当に入るのだろうか?)

2019年9月22日 (日)

秋の便り

2-640x44922日、ご近所の御贔屓の小さな公園を通ると遂にこの秋初めての曼珠沙華の花見つけた!まだたった1本だけでしたが秋の便りを感じる嬉しい発見。周辺見渡すといつのまにか小さな蕾沢山育ってましたので後数日で紅い花乱れ咲くのでしょうね。

4-640x427_20190922191501曼珠沙華と言えば私が多数の企画を開催する重要文化財の洋館が都心の隠れた名所というのは余り知られていないのでは・・・。今日も通り掛かりに覗くともう立派に大きな花が咲いてました。しかしこちらの曼珠沙華は紅では無く黄色で開花時期も早い様子。こちらの洋館での今年下半期の私の公演企画、師走にフルートとチェンバロの重鎮デュオ有田正広・有田千代子によるフレンチプログラム(12月13日)、そしてフォルテピアノの新鋭川口成彦氏によるソロリサイタル(12月26日、今回はベートーヴェン、シューベルトなど演奏予定、もうチケット完売間近です)と2つ開催予定です。乞うご期待!

2019年9月21日 (土)

Skowroneckのイタリアン

3-640x427_2019092119040121日、出陣間近のチェンバロ陣の最終調整、今日は現代古楽界に大きな足跡を残した独逸のチェンバロ製作家Martin Skowroneck氏(1926-2014)作のイタリアン2台がお相手。1台は1958年製の小型楽器、180cmと超コンパクトなボディながら音量はウチで一番という鮮烈な鳴りっぷりが特徴か。90年代に製作家自身によって大改造されたので音色も実にフレッシュ!(もしかすると現代ヒストリカルチェンバロのレンタル楽器としては世界最古かも?)もう1台は1980年製で長さ250cm、5オクターブ(FF-g3)のスカルラッティ音域を持つ大型楽器でどんな時代地域の曲にも合う雄弁で芳醇な音色であります。

6-640x427_201909211924012台共鍵盤のネームボードの奥には味の有る(乱暴な?)走り書きの直筆サインが・・・。楽器もサイン同様結構豪快な作風であります。(緻密な作風の製作家達からは何故こんな粗っぽい作りの楽器から魅力的な音色が生まれるのか不思議がられていましたが)作りが粗いお陰で調整によっていくらでも音色を変化させられるのも面白い(その分調整はシビアですが) 最近はこの2台の兄弟楽器揃い踏みの出番多し、この秋もこちら(愛知、東京)やオペラ(新百合ヶ丘)で登場の予定。乞うご期待!

2019年9月20日 (金)

今夏は特別でした

3-640x427_2019092017250120日、個人宅のチェンバロの御機嫌伺いへ。今までに無いトラブル多発の原因はやはり今夏の記録的猛暑による異常な湿気のお陰か。例年並みの除湿では間に合わなかった様子。

4-640x454都心を移動中あちこちで秋祭りの準備が・・・。今週末各地で賑やかなはずですがまたもや来襲かも?という台風大丈夫?都心の某ホール入口で荷物検査等物々しい厳重警戒態勢!今日からいよいよ約1カ月半(11月2日まで)ラグビーW杯全国で開幕(秋の交通安全運動も始まるそうな)、かなり混乱あるでしょうね。お気を付けあれ!

2019年9月19日 (木)

まだ晩夏?

2-640x427_2019091918560119日、かなり涼しくなって来ていよいよ秋到来か!と御贔屓の曼珠沙華名物の公園を覗くもまだ晩夏の調べを盛大に奏でるヒグラシ蝉ばかり・・・。

1-640x433しかしもしやこれでは?という蕾(?)らしき物発見。後もう少しで乱れ咲く曼珠沙華見れるのか?

2019年9月18日 (水)

東西の気温差に仰天

1-640x427_2019091821290118日、某大学で新学期のチェンバロ・クラヴィコードの御機嫌伺いへ。例年夏の間フル回転の除湿器効き過ぎて過乾燥気味となる厄介な教室だったのが今夏は余りの湿気でかえって程良い環境になったようで意外にも楽器の御機嫌上々でヤレヤレ(猛暑が幸いするとは・・・) 午前で関西の仕事を終え東へ移動、西はまだ30℃越えの猛暑ながら御江戸に着くと肌寒い天候に仰天、東西で10℃は気温違ってましたね。

2019年9月17日 (火)

未だ越夏中

3-640x427_2019091718560117日、西のスタジオでチェンバロ陣の御機嫌伺い。まだ猛暑続く中(もうお彼岸近いのに・・・)出陣前の楽器も今だに越夏中の状態で秋仕様の調整施せず困った!

2-640x427_20190917185901昼はご近所に関西では珍しい江戸風の本寸法の蕎麦屋が出来たとの噂を聞き勇んで初訪問。品書きもお足代もそして肝心のツユも中々の御江戸風(濃い目で少量)、しかし蕎麦は予想に反して多めの盛りでしたね(男性でも大盛にしなくても大丈夫かも、私は癖で大盛り注文しましたが)。昼時でもまだそれ程混んではおらず普段使いで御贔屓に出来そうなお店であります。

2019年9月16日 (月)

間も無く来日 其の参

1640x427_2019091618100116日、秋の海外古楽系演奏家来日ラッシュ、古楽オーケストラも独逸・伯林(兵庫・名古屋・東京2か所、私はチェンバロで参加)、阿蘭陀Bach(全国),そして仏蘭西の老舗古楽オケ(大阪・名古屋・東京、私は2ヶ所でオルガンで参加)と立て続けにやってきますね。個人的には仏蘭西の老舗古楽オケは初来日からと四半世紀を超えるお付き合いで感慨深い物があります。確か初来日公演では前半と後半でオケのピッチ半音違っており仰天した憶え有り。今回コンマスは久々に来日のヒロさんだ!

2019年9月15日 (日)

間も無く来日 其の弐

6-640x427_2019091517490115日、この秋の古楽奏者来日ラッシュ、お勧め第2段は実力派揃いの日欧混成グループ2年振りの来日公演 (愛知&東京2か所)。旋律楽器2人(R.Vn)+通奏低音Vg+鍵盤奏者2人(鍵盤楽器は毎回3台登場、のべ4台使用!)という編成が実に贅沢! 

9-640x427_20190915180401今回も登場のお馴染みの初台の会場では前回旋律楽器とVgが皆鍵盤楽器より高い位置で演奏するという画期的な配置で演奏し仰天しましたが(音響バランス素晴らしかった!)今回も特設ステージ使うのかな?

5-640x430_20190915181001また10月はかのBrugesのチェンバロコンクールの覇者が連続でやって来るのですがそのトップバッターが2007年のコンクールで伊国のF Cortiとトップを分けあったベルギーのJ Wolfs。私もそのコンクール本選を観戦しておりましたが地元ベルギーの奏者が優勝するかもと聴衆大興奮でしたね。

2019年9月14日 (土)

御贔屓スーパーは140km先

6-640x427_2019091417560114日、久々に本格的なショッピングをと関西で一番御贔屓のスーパーへ。家から140kmも離れた僻地ながら(日本海沿い)噂を聞いて初訪問の際は他では見た事が無い希少な良品を多数揃えておりその余りにユニークな品揃えに狂喜乱舞。今回その感動を再びと長距離ドライブ厭わず再訪するも何故か商品激減しており以前とは全く違う品揃いにガックリ・・・。もうここまで買物に来る事は無いかも。

Img_9684-640x455 しかし品薄の中でも興味深い物はGet! 名前が数字だけという変な丹後の地酒、酒蔵曰くハチミツレモンと酸味のMIX具合が中々素晴らしい!これだけでも今日の遠征は成果有りか?

4-640x427_20190914181201まあ丹後まで来ると日本海の魚は美味しいし天橋立など名所観光も出来るので遠路ながら楽しいショッピング。今日は街郊外で見つけた名滝鑑賞し帰宅。

2019年9月13日 (金)

まもなく来日 其の壱

16-800x600秋のコンサートシーズン開幕!古楽系もぞくぞく来日いたします。私が参加する公演を順次ご紹介。ますは欧州では大人気の独逸の老舗古楽オケが3年振りに来日。今回は東京、名古屋、兵庫と4か所の全国ツァー。Bachの管組1番、Obの名手によるCPE.Bachコンチェルト、そして人気Sop歌手とのヘンデルカンタータと聴き処満載、乞うご期待! 東京公演 では無料の公開リハもあり!(年齢制限あるそうです)

2019年9月12日 (木)

猛暑の爪痕

2-640x427_2019091217590112日、個人宅の仏蘭西製チェンバロと米国製クラヴィコードの御機嫌伺い。今夏の記録的な猛暑のお陰でチェンバロは多少湿気トラブル出ていたものの日本家屋ながら懸命な除湿のお陰で被害は最小限でひと安心。3オクターブ半の小型ゲブンデンクラヴィコードも張力緩いお陰か湿気による変形などのダメージ無くホッ。

4-640x427_20190912180901ランチは訪問先ご近所のスーパー横にある地味な蕎麦屋へ。外見から大衆店と思いきや店内中央に本格的な蕎麦打ち場がドーンとあり品書き見ると蕎麦は「ニハ」「十割」「大盛はほぼ倍額」と中々本寸法。予想外に美味い蕎麦にありつけ儲け物でありました。

2019年9月11日 (水)

西班牙の注目のVn奏者

5-640x44511日、衛星放送古楽特集4日目、明日は西班牙出身のバロックVn奏者が自己のグループでの初来日公演。欧州で今や絶好調のA・ベイエ嬢(来年3月に来日公演あり!再び衝撃の「ヴィヴァ四季」が聴けます!)に負けない人気だという事で注目していましたがVnもアンサンブルも噂に違わぬ熱演でありました。

3-640x427_20190911144501プログラムがこれまた超難曲で有名なビーバーのロザリオソナタ!4台の調弦違うVnを駆使しての圧巻のステージ、東京たった1回(2夜連続でしたが)だけでは実に勿体無い演奏でありました。

 

2019年9月10日 (火)

仏蘭西チェンバロ界の新星

31-640x45610日、連日続く衛星放送での古楽特集。明日は仏蘭西チェンバロ界の新星の初来日公演(ゴールドベルグ変奏曲!)ですね。風貌からしてひたすらイケイケの演奏になるのではという予想を見事に裏切る実に綿密に計算された緩急自在のBachでありました。ルセ、アンタイと強豪3者が同時期国内で激突となるこの秋の来日公演はBach以外のプログラムも披露されるとの事で楽しみであります。

2019年9月 9日 (月)

オリジナルアルペジョーネ

5-640x6129日、東日本は交通網ズタズタで久々の直撃台風の傷跡深かったようですが関西は実に穏やかな天候でした(ただ残暑は厳しい・・・いつ秋が来るのか?) 今週の衛星放送での古楽特集、今朝は仏蘭西のチェンバロの重鎮デュオが登場しておりましたが明日朝の放送は仏蘭西のバロックチェロの大御所の来日公演 。プログラムの目玉は貴重なオリジナルアルペジョーネを使ってのシューベルトの名曲「アルペジョーネソナタ」! オリジナルのアルペジョーネは世界に16台程残っているそうですが他はすべて博物館所有なので外に持ちだす事が出来ず、コンサートで演奏可能なのは世界でもこの楽器だけ!と言われ仰天、オマケにそんな国宝級の楽器をいとも簡単に「君のフォルテピアノ運送車で一緒に運んでくれるかい?」と言われ丁重にお断りした次第。その注目のオリジナルのアルペジョーネ、6弦だと思ってましたが彼の楽器は5弦でしたね。日本に来る前に調整し直したようで共演者も「以前より豪快に鳴るようになった!」と言ってました。どんな調整したのかは謎でしたが。しかし今まで復元楽器での演奏を聴いて正直「この表現力では短命で終わったのが判るなあ」と思っておりましたが彼のオリジナルはチェロやガンバに負けない程のダイナミックで深み有る表現力を持つので腰を抜かした次第。これならシューベルトが惚れ込んで作品を描いたのも納得でありました。しかしフレット楽器だけに調弦の維持の難しさもあるのでしょうね。本番でもかなり苦労されてた様子。貴重なオリジナルアルペジョーネの演奏是非お見逃しなく!

2019年9月 8日 (日)

フォルテピアノ入りオペラ千秋楽

2-640x427_201909090707018日、歌劇場でのフォルテピアノ入りRossiniオペラ千秋楽。主役級の歌手十数人を揃えなければいけない豪華な布陣のオペラ聴ける機会滅多に無いだけに4日間19世紀の官能と享楽の世界を存分に堪能出来アリガタシ。終演後楽器を積み込み西へ向かう予定ながら台風接近中との事で大慌てで走るも箱根で暴風雨による車横転大破事故に遭遇ししばらく足止めを喰らい冷や汗。半時間程で動きだすも事故のお陰で暴風雨圏に巻き込まれてしまい蛇行しながら必死に走行、浜松過ぎてやっと風も収まりヤレヤレ。関西は実に平穏な天候でこれまたビックリ。

2019年9月 7日 (土)

秋祭り

5-640x427_201909071943017日、フォルテピアノ入りRossiniオペラ3日目。連続公演で同じ歌手陣・オケでも日によって随分演奏の印象変わるもんですね。初日が良いとか楽日が好きとかマニアの好みが分かれる所でもあるのかも・・・。

16-640x427_20190907194801スタジオに戻るとご近所の神社の秋祭り。日頃静かな池袋郊外の駅前住宅地も今日だけは狭い路地に露店がズラリと並び威勢の良い神輿行脚もあり溢れんばかりの人混みで大賑わい。祭り好きの血が騒ぎ神社参拝と共に露店巡りに繰り出すも気が付けば美味いはずがない露店の粉モン料理買い込んでビール片手に御機嫌で帰宅。祭りの魔力に魅入られてしまうのか・・・。

2019年9月 6日 (金)

Rossini節が心地良い!

4-640x427_201909061757016日、歌劇場でのフォルテピアノ入りRossiniオペラ2日目。古楽マニアには取っ付き難いと思っていた甘美なるRossini節も馴染んで来るともう3時間その心地良い調べに痺れっ放し・・・。長年忘れられていた19世紀作品も丹念な検証により原点に戻れば本来の魅力を取り戻すという事が良く判った次第。

2019年9月 5日 (木)

Rossiniオペラ初日

1-640x427_201909051914015日、都心の歌劇場でのフォルテピアノ入りのRossiniオペラ初日。20世紀後半Rossini再評価の動きの中で150年振りに再上演され話題を呼んだという曰く付きの大作久々の上演。Rossiniの作曲時の演奏スタイルに戻る事でその作品の魅力を再発見したという話はまるで長年忘れられていたバロック時代の作品を復活させた近年の古楽復興運動と相通じるものがありますね。4年前87歳だった伊太利の老巨匠の指揮によるこの大作の伝説的な名演が今だ忘れられず(その時もフォルテピアノでご一緒させて頂き想い出深いのですが)

2019年9月 4日 (水)

古楽onTV間も無く!

17-640x4524日、来週お馴染みの衛星放送の早朝番組がド~ンと古楽特集であります(何故かウチの楽器イッパイ出てます)。まずは仏蘭西のチェンバロ重鎮デュオの和風歴史的建築での演奏からスタート(来月にピエール がまたやってきますね!)ジャーマンと鳥の羽フレンチを使用。

4-640x426次は数少ない現存するオリジナルアルペジョーネの中で唯一個人所有でコンサートで使えるという国宝級の楽器が登場した仏蘭西のVcの重鎮の公演が登場、共演は1820年製のオリジナルフォルテピアノ。

8-640x480_20190905002201続いてこれまた10月に2度目の来日を控える仏蘭西チェンバロ界の新星の衝撃の初来日ステージが登場。今回はバッハだけでなくスカルラッティやラモー、クープランなどのフレンチプログラムも演奏の予定。果たして今度はどんな風貌で現れるかも楽しみであります。ジャーマンを使用。

7-640x451次は自己のグループ率いてのたった1回の公演でその魅力を存分にアピールした今欧州で注目の西班牙のVn奏者ボネ嬢の公演が登場。その妖艶な演奏振りに悩殺された男性ファン多かったのでは・・・? 大型イタリアンとポジティフオルガンを使用。最後は独逸のチェンバロの鬼才のリサイタルで古楽特集は〆であります。早朝見れないという方は是非録画でご覧あれ!乞うご期待!

2019年9月 3日 (火)

新幹線が新鮮

1-640x4713日、珍しく始発の新幹線で西へ移動。余り寝ていないので車中で爆睡するつもりが滅多に乗らない新幹線で(数年に1回?)窓からの景色に興奮しもう遠足気分で全く寝れず・・・。いつも東西の移動は車ばかりで新幹線は新鮮であります。

2-640x427_20190903152701ランチは訪問先近くの昔は賑わったものの今や昔の栄華がどこへやら・・・という寂れた老舗商店街の中で孤軍奮闘する本寸法の洋食レストランでビフカツ。ハイカラな街の伝統引き継ぐ真っ当な洋食でありました。

2019年9月 2日 (月)

公用語は独逸語

4-640x427_201909022233012日、百席と古楽系に人気のハマの北端の駅前ホールでの独逸から帰国したバロックVn奏者のリサイタルに白フレンチで出動。共演のVcとCem奏者も独逸で活躍中の仲間との事で今日の舞台での公用語は独逸語でありました・・・(汗)。残響豊かな空間ながら位置によって響き激変するようで楽器のポジション決めにひと苦労。しかし位置が決まれば中々贅沢な響きでありました。

1-640x427_20190902224901こちらのホールに来る楽しみはご近所の庶民的な洋食屋。今時珍しいハムカツが名物で噛み応えある大判のハム(四枚も!)と野菜のテンコ盛りは壮観!

2019年9月 1日 (日)

Rossiniオペラにフォルテピアノで参加

1-640x427_201909012120011日、都心の歌劇場でのRossiniオペラ公演のリハにモダンピッチのフォルテピアノで出動。オペラには多数参加しているもののこの国立の歌劇場は実は初めて。新しいだけあって設備も音響も中々のものでしたが(その分警備のチェックの厳しい事!)欧州の由緒有る歴史的歌劇場に比べると風味乏しいのが少々残念・・・。

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