南国へ
10日、快適な太平洋ナイトクルーズを経て南国日向國へ上陸。まずはご当地名物のうどんの超人気店へ。他の硬派の本場と違ってこちらのうどんは唇で噛み切 れる程柔らかい・・・。しかしその柔らかさのお陰でイリコ風味満点の個性的な出汁とのカラミ方が絶品、今日はこれまた名物ゴボ天をトッピング。
朝食後は今回の南国行きの重要な目的たる世界的な名工が日本で初めて作った大型オルガンを見学。詳しくはまもなくレポートの予定。
オルガン見学後は長年お世話になっているオルガニストと和食店でランチ。藁焼きの鰹のタタキ絶品でありました。二人で様々な話題で盛り上がる中私のライフワークである日本古楽史研究のネタで「昭和8年にクープラン一族が関わる有名なパリのサンジュルヴェ教会のオルガニストが世界初のオリジナルチェンバロの録音をした」というお話を紹介すると「先日そのサンジュルヴェ教会の今のオルガニストがウチのオルガン弾きたいとこの街にやって来て演奏後正にこの店でこの鰹のタタキ食べて大喜びだったわよ」と伺いその偶然にビックリ・・・。
オルガン見学後は先日コンサートで訪れるもご近所の全国に名立たる温泉エリアに足を向ける事が出来なかった無念を晴らすため(笑)山奥の秘湯温泉巡りへ。まずは炭酸泉が名物な温泉へ。強烈な炭酸で掛け流しのお湯がブクブクと泡吹くのにはビックリ。一番強い炭酸の湯に入ろうとするも余りの冷たさに浸かる事も出来ず・・・。
次も山奥の古い湯治場跡の温泉へ。強烈な硫黄臭の真っ青なお湯は秘湯感満点!露天風呂はどうやら混浴のようでしたが入る勇気無く大人しく内湯を堪能(幸い貸し切り状態でノンビリ出来ましたが)
温泉街から街に下る途中今もモクモクと噴煙立ち上る火山の近くを通過。そう言えば温泉にもいざ噴火の際の避難方法が張り出してありました・・・。
山を下りて球磨國へ。温泉街に行くと昭和中期にタイムスリップしたような歴史的遺産の湯屋が今だ健在!流石に湯疲れして外見見学のみで退散。
夜は温泉街に現存する昭和8年築という由緒ある老舗和風旅館へ(素泊まり安かった!)。宿自慢の温泉はとろみ溢れ硫黄臭漂うお湯が最高。少し深目の湯船の中にベンチイスが沈めて有りリラックスした姿勢で温泉に浸かれる工夫には感心。温泉巡りの〆に相応しい名湯でありました。
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