浪速の天才音楽家回顧展
2日、先日拝見した大阪吹田で開催中の貴志康一回顧展(6月9日まで)に感銘を受け2006年に刊行されていた伝記を読むと私が研究する日本古楽史との接点が色々ある事が判明。彼が高校時代に室内楽の仲間として交流したのが後に日本で二番目にチェンバロを演奏した関西のピアニスト、またベルリン留学時代にも日本で最初にチェンバロを弾いた奏者と同門だった、帰国後のパトロンに日本チェンバロ史の重要人物徳川頼貞や大倉喜七郎などもいた・・・など興味深い話がゴロゴロ出てきて興味が尽きず。中にはかのゾルゲが貴志康一の演奏を聴いたとの話まで飛び出し仰天(ゾルゲも日本チェンバロ史のキーパーソンですね) 古楽史との関係は出てきませんが戦前の日本洋楽界において僅かの期間ながら大活躍した関西が誇る天才音楽家の生涯を知る絶好の機会でもありますので回顧展是非ご覧ください!
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