古楽デュオ越後へ
26日、バーゼルの古楽デュオの来日ツァー 3日目は越後へ。桜開花した御江戸を早朝出発するも途中の山間部はまだ一面銀世界で仰天。幸い越後の街はもう雪無しながらまだ油断ならないよと地元民(数日前にも降ったのだとか)。
現地に早く着き過ぎたので(確信犯?)時間調整の為朝食に街中の魚屋の片隅にある食堂で海鮮丼。メインの丼は並ながら切り身丸ごと入ったアラ汁が豪華。続いて港の魚市場も冷やかすも新鮮で美味そうな海の幸多し・・・。先程食べたばかりなのに思わずもう一食分買いそうになる程。
今日のホール、随分前に来た際EVが狭く搬入苦労した覚え有り。久々にお伺いすると楽勝で入る大型EVがあり別のホールと勘違いかと思いきや最近搬入EV新設したとの事でやはり同じホールでした。古いホールながら思ったよりは音響良し。
こちらのホール実はチェンバロ所有との事で特別にお願いして拝見させて頂く事に。全国でも珍しくモダンチェンバロを動態保存されておりつい先日もこの楽器でコンサート開催されたばかりとか。モダンチェンバロの代表メーカーN社製では無くW社の楽器結構ヒストリカル楽器に歩み寄った作風でした。
バーゼルのVn+Cemの古楽デュオ今日も素晴らし演奏を披露。卓越した演奏テクニックとしなやかな音楽性も素晴らしいものの2人の調弦がもう立派な芸であります。いきなり曲を弾き始めるも実はそれがVnの調弦の為の即興というのが何とも洒落ておりスマート。調弦だけでも一聴の価値有りですぞ。
公演終わり宿泊は旧市街の真ん中の老舗ホテルへ。こちら実は昭和16年10月12日エタ・ハーリッヒ=シュナイダーによって日本で最初にクラヴィコードのリサイタルが行われた日本古楽史にとって聖地とも言える所でもあります。
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