ショパンの実像に迫る2つのイベント
8日、去年9月にワルシャワで行われた第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール、TVでも大きく取り上げられたのでその様子はご覧になった方多いと思います。ショパンの作品を当時のピアノで現代に蘇らせようというアプローチには多くの方が関心を持たれたと思います。そこで我々もショパンの実像に迫るイベントを2つ開催いたします。
まず1つ目は歴史的録音を聴きながらショパンの演奏の真髄に迫ろうという蓄音器コンサート(2月28日池袋洋館)。ショパン自身の演奏録音は残っていませんが直系の弟子達などショパンの演奏スタイルを継承している演奏家達の録音やショパンが愛用していたフランス製ピアノ「プレイエル」や「エラール」を使った歴史的録音は残っております。今回は約100年前のショパンに縁がある録音盤を当時の再生装置で聴いて頂きます。注目はショパン生前の演奏を聴いていたというピアニストによるショパン演奏!歴史的遺産というべき円盤に残されていたショパン演奏是非お聴き逃しなく!
もう1つは第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでも使われ話題になったウィーン式フォルテピアノによるショパンリサイタル(4月14日池袋洋館)。プレイエルやエラールなど英国式のピアノと違ってウィーン式は軽やかで艶っぽい音色と多数のペダルによる多彩な音色や音量変化が特徴です。今回はワルシャワ時代のショパンが所有していたピアノ(ブッフホルツ)に非常に近い1820年製のオリジナルのフォルテピアノが登場。若きショパンの演奏は一体どんなものだったかをウィーン式のオリジナルのフォルテピアノの演奏で検証しようと思います。乞うご期待!
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