関西古楽史を紹介する展示会
16日、東から西への移動の1日。地元近く芦屋で関西古楽史の興味深い展示会が開催中と知り早速訪問。1960年代からルネサンス音楽と古典舞踏を始めた関西古楽の先駆者の回顧展。(公式HPが無いのが残念ですが) 今から半世紀前の古楽の先駆者の活動歴が判る上にドルメッチファミリーとの意外な接点も読み取れる貴重な展示会でありました。古楽ファンは是非ご覧あれ!
主催者の紹介文はこちら
日本におけるルネサンスのダンスと音楽の草分けの研究家で紹介者であった恩師・原田宿命(さだめ)先生の活動が、阪神間で古楽が定着し盛んになった1つの要因だとして、2018年11月に資料展示と記念演奏会が行われます。「芦屋の古楽の源流をたずねて〜ルネサンス時代の舞踊と音楽〜」 芦屋市とヨーロッパを行き来された原田宿命先生ゆかりの品と著作、資料展示
があります。
11/15〜21 (火曜休み) 平日と、土曜は9時から21時半まで、日・祝 17時まで、芦屋市民センター 別館3階 展示ギャラリーで 無料展示されています。 演奏会は11/17 2時から 500円 10/31までに芦屋市公民館まで要予約、多数の場合抽選、芦屋市民優先です。(チラシ画像添付します)
原田宿命さんは、日本において最初にヴィオラ・ダ・ガンバを演奏されたという菊地俊一さんにガンバのレッスンを何度か受けられ、百瀬不二彦さんに最初のガンバを制作してもらっています。
カール・ドルメッチやファミリーと親交を持ち、英国で1971年ごろから彼らのサマーセミナーを何年かにわたり受講し、そのテキストなども公開されます。1974年にカール・ドルメッチとサクスビーが来日演奏をした際には、東京、大阪ともに演奏会に行き、京都を案内されたりもしています。さらに、フランス、イタリア、ベルギーなどで、原典にふれ、踊りの友を得てルネサンスダンスの研究と普及活動をされました。
最晩年の2001年にイタリア文化会館で、イタリアからルネサンスダンスのグループ、イル・バラリーノを招いて公演が実現されたのも、創立者の舞踊家アンドレア・フランカランチさんと親交のあった原田さんのご協力によるものでした。
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