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2018年8月

2018年8月31日 (金)

クラヴィコード講習会

5_640x42731日、荒川右岸の鍵盤楽器工房の音響素晴らしいサロンでの2回目となるクラヴィコード講習会に参加。今回はBachのインベンション1番C-durを徹底的に掘り下げるというプログラム、クラヴィコードならではの表現を駆使してのBachの演奏の面白さ、奥深さを存分に堪能した次第。

8_640x427講習会終了後には参加者皆さんで2台のクラヴィコードの弾き比べも、そして最後は2台のジャーマンチェンバロも特別に弾かせて頂きました。楽器製作工房ながら天井高く残響豊かなコンサートサロンをお持ちとはナントも贅沢!(常時6台ものチェンバロ、クラヴィコード等が展示とか)

6_640x427サロンには楽器以外にこんな面白い物が・・・。







2018年8月30日 (木)

ウィーンの銘器御嫁入

2_640x42730日、1843年ウィーン製の銘器(オリジナルの第2響板付き!)の御嫁入の為最終調整に出動。現存する同時代の楽器は華奢な構造で張力に負けてかなりのダメージ受けている物多いものの、このピアノは殆ど変形も無く実に健全な状態。お陰でウィーンらしい艶やかな音色の鳴りっぷりが魅力的な上調律が驚くほど狂わないのが素晴らしい!

22_640x427いつもは多少重いフォルテピアノでも自分で運ぶのですが流石に1840年代のピアノは大き過ぎて手に負えずプロの運び屋にお任せ。彼らは「いつもの現代ピアノの半分の重量で楽です!」との事ながら二百歳近い骨董品は壊れやすいので扱いは実に慎重。今回はフォルテピアノ運送の経験豊富なスタッフだったのでその手際の良さは見事。オリジナルフォルテピアノ猛暑の中無事御嫁入完了。

34_640x427お届け先のすぐご近所に御江戸でも有名な庶民的定食屋がありランチで久々に入店。魚中心の多彩なメニューも人気ながら裏看板メニューというべき具沢山で豪快な量の豚汁が素晴らしい!繁盛しているものの行列出来る程では無いのがまた嬉しい限り。







2018年8月29日 (水)

欧米には負けないぞ!

3_640x42729日、ドッグ入り中の日本の老舗工房作の2段チェンバロを調整の1日。今から30年前、古楽ブームに乗って日本にドッと入って来た欧米の一流楽器に負けるものかと意気込んで作ったと思える作風が中々素晴らしい。堂々の鳴りっぷりも良い感じ。仕上がりが楽しみであります。

2018年8月28日 (火)

2台ドッグ入り

1_640x42728日、天気下り坂ながら蒸し暑く食欲も減退気味。こういう時こそ蕎麦好きはストイックに「もり」!訪問先近くに大を頼むと富士山のような豪快な盛りという店(一見ただの街の蕎麦屋なのですが)を久々に訪問。蕎麦を上手に手繰らないと雪崩が起こるというのもまたマニア心をくすぐるメニューであります。

9_640x427昨日スタジオのチェンバロ1台出ていたばかりで今度は2台のチェンバロがドッグ入り。団地の2階から運びだすも2段鍵盤(重い!)は最初大き過ぎて部屋から出ず悪戦苦闘。最後ドアを分解して無理やり出す事に成功しホッ(もしかするとレッカーで吊って入れたのかとヒヤヒヤしましたが)

8_640x4252台目は1人でぶら提げて運べる軽量コンパクトサイズで簡単に階段降ろし完了。そう言えば四半世紀前さる仏蘭西人歌手が初めて来日した際、極東の島国にはまともなチェンバロが無いだろうとこんな携帯用チェンバロをわざわざ持ち込んでましたね。まだ若かりし私は客席から「日本だって良いチェンバロあるぞ」と意気込んだ思い出が・・・。





2018年8月27日 (月)

晴れ男!

5_640x427_227日、夏らしい雷、豪雨の中郊外の演奏家宅にチェンバロお届けへ。流石に今日は雨中の運送作業になると観念するも運ぶ数分前急に雨上がり濡れずに無事チェンバロを運び入れる事に成功。相変わらず私の晴れ男パワー強力なり・・・。お届け先のお部屋床一面見事な檜材が使われておりビックリ。音響も最高!

2018年8月26日 (日)

夏祭り

1_640x42726日、湾岸エリアの人気ホールでのカンタータ公演にオルガンで出動。音楽祭の中での公演との事で他の出演者も多く、90分の出番ながら朝一楽器搬入、昼間リハ、本番夜と丸1日掛かりの出番となり待ち時間長し。いつもなら喜んでご近所散策に勤しむはずがこの猛暑の中ではそうもいかず・・・。

5_640x427実は今日はホールご近所の天神様の4年に一度の大祭の神輿巡行との事で(25もの神輿が結集するそうな)見学に行くも余りの暑さに早々に退散。照り付ける日差しの中見てるだけで倒れそうになる程なので神輿担ぎの皆さんなど正に命懸けでしょうね。しかし神輿大結集見たかった!

9_640x427夜スタジオに戻るとしばらくドッグ入りしていた1段フレミッシュの嫁ぎ先が決定。「昔この楽器で学んでいました」という深い縁ある方が偶然とは思えぬ不思議な経過で現れお譲りする事に。







2018年8月25日 (土)

無事越夏中

640x427_325日、まもなく開催のチェンバロリサイタル(9月20日初台)に出陣の仏蘭西製のチェンバロの御機嫌伺いのため演奏家宅を訪問。この猛暑の中海外にお出掛けの為長期で不在にしていたとの事でチェンバロのコンディションを心配するも(この夏は記録的な猛暑の為か例年に無く御機嫌斜めの楽器多いのですよ)留守時も万全の湿度温度管理のお陰で鳴りに殆ど変化無いと判りひと安心。現在欧州で最高の評価を得ている重鎮製作家の日本では数少ない作品(日本では2台目?)の初登板の公演、是非お聴きください!

2018年8月24日 (金)

チェンバロ試奏

3_640x626 24日、調整仕上がったばかりのフレミッシュ1段の噂を聞きつけさるチェンバロ弾きの方が「楽器弾かせて!」と早速スタジオ来訪。演奏家の本格的な演奏を聴いてこの楽器の予想以上の明瞭で豪快な鳴りっぷりに改めて感嘆した次第。約40年前に早くも日本でこんな堂々たるヒストリカルタイプのチェンバロが作られていたとは・・・。

2018年8月23日 (木)

越夏苦闘中

1_640x427_223日、さる演奏家宅のシュタインコピーのフォルテピアノの御機嫌伺いへ。デリケートなオリジナル仕様(ウッドカプセル)のメカニックだけに湿度変化に敏感でこの夏の猛暑のお陰でかなりコンディションが変化。エアコン除湿器完備のお部屋ながらベストの湿度でキープするのが中々難しい・・・。

2018年8月22日 (水)

頑固者

640x42722日、ドッグ入り中のフレミッシュ1段と格闘中。しばらく冬眠状態だったという楽器も各部色々手を入れていくうちに少しづつ目覚めてきた様子。長年様々な現場でトップの演奏家達によって弾かれてきたチェンバロだけに魅力的な音が響板に染み込んでいるようでヴォイシングしていても自分の本来の鳴りに合った調整しか受け入れてくれない頑固者、しかしその鳴りっぷりは実に素晴らしい!

2018年8月21日 (火)

猛暑復活

2_640x42721日、カンタータ公演のリハにオルガンで出動。猛暑復活してしまい温度命!のオルガン調律が実に厄介。運送中は照り焼き状態、会場ではエアコン効き過ぎで寒い位、余りの温度差でオルガンも安定しないので仕方無く予定よりも2時間前に会場入りしゆっくり冷やしモード。幸い調律は安定するものの余りの湿気に少々ご機嫌斜めになりそうでヒヤヒヤ。

1_640x427ホール御近所(少し遠かったかも)に地元で評判の洋食屋があると伺い初訪問。ミンチカツもチキン南蛮も噂通りデカイ!しかし味と清潔度は反比例するという説を証明するような凄いお店、入口の余りの煩雑さに最初厨房の勝手口に思えた程、店内も全く片付けようという気が無く食材倉庫の隅に席があるような? しかし料理は旨いのですよ。




2018年8月20日 (月)

連日チェンバロドッグ入り

1_640x42720日、連日チェンバロがドッグ入り。今日は堅牢さを誇るお馴染みT社のスピネットが到着。猛暑続くこの夏全くフタ開けてなかった状態ながら幸い御機嫌は上々でひと安心。この楽器なら夏でも「エアコンが~」「除湿器が~」と言わなくても良いのが素晴らしい!

4_640x427昨日やって来たフレミッシュを早速総分解し内部を細かくチェック。細部まで拘った作風が評判だった邦人製作家の初期の作品ながら(その分納期の遅さも評判でしたが)各所からその実力の片鱗を感じる事が出来実に魅力的な楽器でありました。長年弾き込まれて来た為であろう豪快な鳴りっぷりにも感嘆!




2018年8月19日 (日)

1段フレミッシュドッグ入り

14_640x49019日、生前評価高かった邦人製作家の1段フレミッシュがドッグ入り。非常に初期の作品と伺っているものの(その時代にしては中々凝った作りです)製作年が不明、内部のどこかにこっそりサインがあるかも・・・(よく鍵盤の隅にサイン書く製作家多いのですが)

2018年8月18日 (土)

湿度乱高下

1318日、長い猛暑もここ数日一休み。気温下がるのと共に湿度が乱高下、昨日は御江戸の最低湿度29%まで下がったようですね(加湿器の出番!) 今日は同じような天気ながら湿度20%も上昇とか。夏バテ気味のチェンバロにとっては結構堪える環境変化でしたね。まだ湿温度計から目が離せない日々続きますぞ!ご注意あれ!

2018年8月17日 (金)

芸の力

2_640x427さるご近所の劇場前を通ると御贔屓筋からの賑やかな花束の山が凄い!ジャンル違えどこれだけ盛り上がっているのは羨ましい限り。観客を虜にする芸の力の凄さに感嘆・・・。

1_640x463夜は昭和3年創業の御江戸でも伝説的な居酒屋に初参上。こちらも百年近い伝統の力の凄さを眼と耳と舌で堪能した次第。




2018年8月16日 (木)

風車の国へ

15_640x42716日、御盆休みを利用してこっそり風車の国へ。現地では某美術館で名画鑑賞三昧。プライベートコレクションとしては中々贅沢な20世紀全般に渡る著名画家・作家の作品をノンビリ拝見。僻地の穴場美術館だけに人が少ないのがありがたい。

22_640x427美術館付属の広大な庭園も素晴らしい。草原にある巨大な立体オブジェを独り占めで見れるのも実に贅沢なひと時であります。

14_640x427美術館賞の合間のランチはご近所のシーフードレストランへ。色々な魚の盛り合わせでしたが鯨まで入っているとはビックリ。





2018年8月15日 (水)

復興支援継続中

2_640x42615日、先日の蓄音器レクチャーコンサートの会場である池袋の洋館では2011年の東日本大震災発生後私の呼びかけに賛同頂いた多くの演奏家の方と共同で数多くの復興支援コンサートを開催しておりましたが、今までの支援の明細をやっとネット上にアップいたしました。演奏家とご参加頂いたお客様からの支援の義援金を日本赤十字社を通じて復興支援としてお届けしております。今後も微力ながら演奏家の方と一緒に災害への支援活動を続けていきますので是非ご協力ください!

2018年8月14日 (火)

日本のチェンバロの歴史は関西から始まった!

8_640x64014日、先日池袋の洋館で開催した「蓄音器レクチャーコンサート」、日本のチェンバロ史創世記における大恩人「徳川頼貞」と「大倉喜七郎」2人の特集に沢山の方にお越し頂き私自身驚きましたが(参加者の面子の濃かった事!)、今度は神戸で「蓄音器レクチャーコンサート」第2段「日本のチェンバロの歴史は関西から始まった!」を10月6日(土)15時から開催予定。会場は約20数年前には関西の古楽の拠点として大活躍だった神戸の音楽サロン、チェンバロも再び設置し本格的に活動再開との事。

0今回のレクチャーではまず「日本で最初にチェンバロを所有した演奏家」(ドイツのノイペルト社から輸出したという記録有り)が昭和12年に大阪でこれまた日本初の本格的なチェンバロコンサートを開催した事などに注目。共演は当時古楽器の中で一番人気だったというヴィオラ・ダモーレ。しかしこの公演より数か月前に神戸でこのチェンバロが舞台に登場していたという資料が最近発掘されこれまた日本のチェンバロの歴史が大きく塗り替えられる事になった次第。

1_2439x640そして今回の大きな話題は日本人最初のチェンバロ奏者は関西から生まれた事。その方とチェンバロとの出会いを探ると1930年代の欧州の古楽復興運動との深い接点があった事が判り実に興味深い!そして日本のチェンバロ界の最初に関わる最重要キーパーソンが何と作曲家のヒンデミット!また日本で2番目のチェンバロ奏者も関西人でありました。

レクチャーでは1930年代のチェンバロを含む様々な古楽器演奏を当時の大型蓄音器でお聴き頂く予定。昭和初期の日本人がどんな演奏で古楽に触れていたのか存分に味わって頂けるはず!乞うご期待!

 イベントの明細はこちらをご覧ください。








2018年8月13日 (月)

どなたの持ち物だったのでしょうね?

4_640x42713日、今日も炎天下の墓参り。久々に浪速に出たので駅前百貨店で開催中の古書展を冷やかし。中々興味深い本並ぶ中で明らかにリコーダー奏者の方の蔵書だったと思われる一群(それも大量)に遭遇。アントレの前に出版されていた古楽雑誌「コンソート」創刊号から揃いなんて貴重な物まで・・・。一体どなたの持ち物だったのでしょうね。近くのクラシック専門CD屋を覗くとこちらも業界関係者らしき蔵書陣が・・・。こんなマニアックな本があるところを見ると持ち主はチェンバロ関係者か?

2018年8月12日 (日)

盆休み西へ

1_640x42712日、前夜公演終えお盆里帰りの為深夜西へ移動。真夜中にも関わらず高速パーキングはほぼ満車状態。大渋滞を潜り抜け朝やっと西へ到着。猛暑の中朝から墓参りに行くも余りの厳しい日差しに倒れそうになりながら雑草抜き(もう草というより木でしたが) 昼には地元で御贔屓の蕎麦屋でランチ。普通盛りが他店の特盛位あるデカ盛りの店ながら長年慣れ親しんだ味がアリガタシ。西のスタジオに寄るもお隣の旅館に泊まる高校球児、九州の1校は敗退するも1校はまだ健闘中。午後は訳あってさる病院に見舞いに行くもここは関西の古き有名レコードレーベルの工場跡地だったのでは・・・?

2018年8月11日 (土)

温度湿度乱高下

1_640x42711日、御江戸西郊外の小ホールでのベルギーの歌器楽の女性4人組の公演2日目に白フレンチで出動。日本人とは全く違う音楽の作り方が実に面白い!数年振りにお伺いした今日のホール、冷房付けると寒過ぎ切ると暑過ぎ程良い温度が全く維持出来ない中々厄介な環境(オマケに湿度も15%も乱高下) 流石にタフな独逸製のチェンバロでもこの環境では御機嫌中々斜めで調律師最後までハラハラし通しでありました。舞台のスタッフの方と近くのホールの事で雑談していると「1月にご近所のホールにチェンバロ運んだ際大雪で大変でした」「そう言えばその日僕そのホール前で立ち往生しているハイエース見ましたよ」「それ私!」と余りの偶然にビックリ。

2018年8月10日 (金)

日本チェンバロ事始め

1_640x42710日、御馴染みの重要文化財の洋館での私が日本のチェンバロ事始めを解説する蓄音器コンサート&レクチャー無事終了。約5時間もの長丁場ながら多くの方にお越し頂き感謝!であります(予想以上のご来場に大慌てでありましたが)。今回は紀州の殿様とバロンオークラ2人の日本チェンバロ事始めの最重要キーパーソンについて初めてその業績を紹介出来た事が大きな成果でした。次は10月6日(土)神戸 で関西チェンバロ事始めを語る予定。乞うご期待!

2018年8月 9日 (木)

ベルギーのグループ来日

4_640x4279日、ベルギーから来日のグループの初日公演の会場に白フレンチをお届け。ハマのお馴染みの超老舗ホールのすぐ近くにこんな素敵な教会があるとは知らなかった。パイプオルガンも備わっていましたが西川製の100年前のリードオルガンが素晴らしい!

1_640x427ハマに来たならとランチは大好きな下町「野毛」にある海鮮食堂(実は鰻屋?)へ。メニューの中に珍しい鯨フライ定食というのがあり早速注文。若かりし頃缶詰の大和煮安かったので少し癖があるも昔から鯨肉は大好物でした。イヤ懐かしい味!

2_640x479食後にすぐご近所の超老舗Jazz喫茶(昭和8年開業で日本最古だとか)でお茶。巨大スピーカーから流れる大音量のモダンジャズを浴びるように聴くスタイルは昭和のまま!20世紀中盤の最上級のアナログオーディオの迫力あるサウンドを久々に堪能。明日は洋館でのイベントで20世紀前半の最上級のオーディオ「ラッパ式蓄音器」でこれまた濃厚なサウンドを味わう予定。




ブルージュチェンバロコンクール本選結果

ブルージュでのチェンバロコンクール本選の結果が出たようです。
1st prize:              Andrea Buccarella (IT)
2nd prize:        Alexander von Heißen (DE)
3rd prize ex aequo:  Anastasia Antonova (RU) - Cristiano Gaudio (IT)
Honorable mention:  Rossella Policardo (IT)
Prize of the audience:  Rossella Policardo (IT)
本選出場者のリハでの演奏も見れるようです。
受賞者の皆さん、おめでとうございます!

2018年8月 8日 (水)

蓄音器で聴く歴史的名盤、希少盤、珍盤!

828日、間も無く開催の日本古楽史研究会例会、素晴らしい音響の洋館で1930年製の大型蓄音器使い歴史的名盤、希少盤、珍盤バンバン掛けます。15時~18時の間はレコードのリクエストOK!19時~20時半は日本のチェンバロ史、フォルテピアノ史についてのレクチャーでお話メインです。

今回お聴かせ出来るレコードこんな内容です

+日本で最初に発売されたチェンバロのレコード

+日本で最初に発売されたフォルテピアノのレコード(ナント1790年製のオリジナルフォルテピアノ!)

+バッハが所有していたと言われるBachCembaloの演奏

+昭和8年に日本で発売されたオリジナルチェンバロの演奏(A.Vater使用)

+80年前に録音されたRuckersオリジナルの演奏

+日本で最初にチェンバロ伴奏でラジオ出演した歌手の歌声(残念ながらチェンバロ入りでは無いのですが)

+フリードリヒ大王所有のフルートを使用した演奏

戦前の日本でも熱い古楽ブームがあった事を当時の録音と当時のサウンドでご紹介いたします。貴重な演奏お聴きになりたい方は8月10日15時~18時の蓄音器コンサートに是非お越しください!レクチャーもお聴き逃しなく!

2018年8月 7日 (火)

日本のチェンバロとフォルテピアノの歴史について語ります

37日、台風接近のお陰で猛暑一休みでヤレヤレ。海の彼方でのチェンバロコンクール、予選通過者の名前を取り違えたのか少し混乱してましたね。間も無く(8月10日)開催予定の蓄音器レクチャー、準備が順調に進行中。実は先月末発売のアントレ最終号に関連記事が掲載されているのでそれをお読み頂ければどんな興味深い内容になるかは一目瞭然・・・のはずがナント発売が大幅に遅れレクチャー当日に間に合うかどうかの瀬戸際だとか。日本で最初のチェンバロ演奏は誰?どんな楽器が来たの?なんていうお話をご紹介する予定。最近解明されつつある日本フォルテピアノ史についても語ります!乞うご期待!

ブルージュチェンバロコンクール本選出場者速報

8月6日に行われたブルージュチェンバロコンクールの2次予選の結果が出ました。

Anastasia Antonova (RU)

Andrea Buccarella (IT)

Cristiano Gaudio (IT)

Rossella Policardo (IT)

Alexander von Heißen (DE)

以上の5人が本選に出場です。日本人入らず残念。

本選は8月8日18時開催。

2018年8月 6日 (月)

猛暑のドライブ

256日、猛暑の中500kmのドライブ。少しの曇りでも気温下がらないのには参った・・・。今度はまたもや台風来襲?

2018年8月 5日 (日)

高校野球開幕

1_640x4755日、夏の高校野球開幕。西のスタジオのお隣の旅館も九州の2校の宿舎となってました(今日は開幕式で旅館は誰もいませんでしたが)。しばらくはスタジオ周辺夜中でもバット素振りする球児で賑やかなはず。スタジオ内のチェンバロの御機嫌を伺うも記録的な猛暑の中理想的な環境維持出来ており調子は上々でひと安心。

2_640x427昼は久々に地元で中華ランチ。中華街外れで美味しいのにいつも閑古鳥鳴く穴場の御贔屓店に向かうも今日は夏休みの週末だけあって珍しく行列出来てました。神戸らしい上品な味付けに満足。




ブルージュチェンバロコンクール予選速報

8月1日から始まったブルージュの国際古楽コンクール(今年はチェンバロ部門)。4日に終えた1次予選の結果が出たようです。2次予選出場者は下記の通り

Anastasia Antonova, Qiao Chu , Anna Kishkachi, Mélanie Danae Flores Rodrígues, Marco Crosetto, Cristiano Gaudio, Sergio Gabriel Erick Flores Rodríguez, Taichi Karakawa, Alexander von Heissen, Andrea Bocarella, Rossella Policardo, Giulia Ricci, Dubee Sohn, Iori Hayashi, Sae Goto

日本人は3人が2次予選(8月6日)に進出です。

2018年8月 4日 (土)

日本フォルテピアノ史を探る

14日、8月10日開催の日本古楽史レクチャー、昭和初期にチェンバロを日本に持ち込んだ2人の恩人の特集ながら最近解明した「日本フォルテピアノ史」についても少し語る予定。モーツァルト生誕200年記念のイベントに19世紀初頭のフォルテピアノを展示したり、ベートーヴェン生誕200年記念のイベントにオリジナルフォルテピアノ多数展示したりと半世紀前に早くも画期的な古楽関連のイベントがあった事など紹介の予定。乞うご期待!

2018年8月 3日 (金)

日本古楽史聞き取り調査

813日、日本古楽界の重鎮のお宅に伺いし昔のお話の聞き取り調査。今から半世紀前の事から業界が一番熱かった約30年前の激動の時代までの様々な興味深いエピソード沢山伺う事が出来大収穫。今回のお方が東京で一番最初にチェンバロ弾いた演奏家の直系のお弟子とは驚きでありました(ご本人もその事はご存じ無かったのですが・・・)。

2018年8月 2日 (木)

日本チェンバロ事始めを探る

21_614x4102日、間も無く8月10日に開催の洋館での蓄音器レクチャーの準備の1日。日本に最初に持ち込まれたチェンバロはどんな楽器だった?誰が持ち込んだ?など日本のチェンバロの事始めを色々な資料を交えて探る企画。「紀州の音楽の殿様」と「バロンオオクラ」この異色の2人をクローズアプ。色々興味深いエピソードを紹介の予定。1930年の最高級蓄音器で掛ける当時の巨匠達の名人芸の演奏・歌唱のレコードもお楽しみ頂けます。(こちらは色々なジャンルの名演を掛けるつもり、リクエストOK!) 乞うご期待!

2018年8月 1日 (水)

16f付きチェンバロ

2_640x4271日、みちのくでのチェンバロの御機嫌伺い2日目。ヒストリカルとは思えぬ豪快な鳴りの16f付きチェンバロ、もし百年前チェンバロ復活の立役者ランドフスカ女史がプレイエルの様な全く現代的な構造のモダンチェンバロではなくオーセンティックな構造のチェンバロを選んでいたらきっとこんなチェンバロを作らせて演奏活動していたのでは・・・?。

7_640x427みちのくからの帰路の途中で某演奏家のお宅に寄り道し楽器コレクションを拝見。米国製の小振りなクラヴィコードの豪快な鳴りっぷりに感嘆。




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