シュタイン3台弾き比べ
17日、都内各所を回り3台のシュタインモデルのフォルテピアノを弾き比べの1日。まずは米国製シュタインからスタート。このピアノは長年シュタインと思われていたが最近ルイ・デュルケンの偽作だと判明した楽器を米国のベテラン製作家が復元。オリジナルシュタインよりも堅牢で調整に融通利く設計が特徴か。
次は日本製シュタインを拝見。3台の中では一番オリジナルに忠実な設計ながらその分調整のし難さも併せ持つ事も判明。現代の殆どの製作家がシュタイン製作時には調整し易いように各所色々改造してしまっている中では貴重な存在かも・・・。
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最後は独逸製シュタインを拝見。かなり早くからフォルテピアノ製造に取り組んでいたメーカーだけに同じシュタインながら各所に堅牢さを確保する為の改造アイデアを取り入れているのが興味深い。実はこの楽器こそが私が最初に調律したフォルテピアノでもありました。米日独3か国の個性違うシュタインモデルを連続して弾き比べが出来大収穫の1日。
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