浪速で日本フォルテピアノ史を探る
20日、現在取り組んでいる日本古楽史研究、今日はフォルテピアノ史を調査の為浪速の南にある業界のレジェンド氏の修復工房兼サロンを久々に(十数年振りか?)に訪問。日本で一番早くにフォルテピアノに取り組みヨーロッパの本場で修行されたという先駆者の証言は驚くような事ばかりで大興奮。
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フォルテピアノのために設計された天井高く素晴らしい音響のサロンには相変わらず19世紀オリジナルピアノの銘器陣と丹念に復元されたクリストフォリコピーが勢揃いしており壮観。今回は殆ど知られていない日本のフォルテピアノの歴史を伺うもチェンバロ同様その歴史が関西が主導していたと判明しビックリ。日本最初のクラヴィコード奏者として注目していた方がフォルテピアノでも先陣を切っていたとは知りませんでした。
お話を伺った後工房でのお仕事を拝見すると9月の公演でお披露目という銘器Grafの修復の真っ最中。かなり手の掛かる状態から試行錯誤しながら丁寧に蘇らせているという苦労話を伺うとその完成した演奏楽しみであります。
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帰路の途中超老舗の有名蕎麦屋でランチ。蒸したままの柔らかく暖かな蕎麦をすき焼きのような卵とじを入れた濃い汁で食するという粋な江戸っ子が聞くと仰天するような蕎麦が名物、美味いかと言われると少々首を傾げる味覚ながら(苦笑)蕎麦の異端児としての存在感は充分あり。
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