日本チェンバロ史名所巡り
13日、銀座の人気ホールでのフォルテピアノ入り室内楽公演のリハ続く中折角銀座に来ているならと日本チェンバロ史由来の名所巡りを敢行。まずは昭和12年5月に日本で初めてチェンバロの展示を行った銀座の老舗楽器店跡地を訪問。最近発掘したこの驚きの新事実、詳しくはまもなく発売のアントレ最終号をご覧あれ!
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次は昭和13年頃に日本人が初めて購入したチェンバロが収められていたのがこちら(建物はもう立て替えられてました)。銀座のど真ん中にある当時最高の贅沢な防音空調完備の部屋に独逸アンマー製のチェンバロがあったとの事。最新の調査ではこのチェンバロ、日本に来てから間も無くラジオ放送なので活躍していた様子。
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そしてこちらが昭和5年英国から帰国しいち早く日本で古楽演奏を開始した黒澤敬一氏の本拠地ビル(今回のホールのすぐ近くでした)。 戦時中にチェンバロを避難させていたとも聞いている先代の歴史的ビルは(現在は立て替えられてます)明治42年に日本初の鉄筋コンクリートとして建てられたオフィスビルだったとか。関東大震災、戦災にも生き延びた実に頑丈な建物だったそうな。
チェンバロ名所散策の最後はもうすっかり新しく模様替えしてしまった銀座の中でまだ戦前の姿を残している貴重なお店を訪問(ホールの隣でした!)。私が御贔屓のビール会社経営の店内は正に戦前の銀座の栄華を伝える貴重な生き証人の様子、その重厚な内装と雰囲気が素晴らしい!
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