J・B・シュトライヒャ1843
23日、某所で19世紀ウィーンを代表するピアノメーカーJ・B・シュトライヒャ工房1843年製のフォルテピアノの御機嫌伺い。このピアノ、ウィーンのさる老婦人が先祖代々所有していた銘品ながら最近までピアノ留学生に練習用ピアノとして提供していたそうな・・・。ウィーンの貸出ピアノにはまだウィーンメカの旧式ピアノがあるとの噂聞いた事ありますがまさか200年近く前の銘器を現代ピアニストの練習用にしようとしていたとは仰天でありました。
またこのピアノ、19世紀中盤のウィーン式と英国式の2大勢力が激突していた時代の生き証人というべきユニークな構造で、19世紀前半のウィーンのピアノの特徴である艶有る音色や第2響板は維持しながらも、新興勢力英国式に押され気味のウィーン勢が必死の巻き返しを計ったというべき大胆な設計が実に興味深い!
訪問先の前は広い通りでいつも駐車する車多数、今日も荷物を降ろす為駐車していると訪問先の方から「ウチの前は絶対駐禁取締来ないのでずっと止めてても大丈夫」と言われ油断しているとたった5分でこんな張り紙が・・・。ナンでも呼び寄せる念力が強い方だと思ってましたがこんなモノまで呼び寄せなくても・・・(汗)。
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