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2018年5月

2018年5月31日 (木)

話題の公演続々TVに登場

5_640x42731日、明日から水無月(もう梅雨入りのような天気ですが)。4月に怒涛の如く押し寄せた外国勢の公演映像が早くもTVに登場の予定。まずは8日に今欧州で話題の西班牙のバロックVn奏者によるビーバー「ロザリオソナタ」全曲公演が放映の予定。4丁の変則調弦のVnを自在に弾き分けた凄腕の演奏是非ご覧あれ!

8_640x42722日にはシューベルト時代の幻の楽器「アルペジョーネ」のオリジナル!が初めて日本の舞台に登場した注目の公演が放送の予定。短期間に消えてしまった楽器とは思えない驚くべき表現力を持つオリジナルアルペジョーネの音色是非お聴き逃しなく!



2018年5月30日 (水)

梅雨入り間近?

1_640x42730日、梅雨入りのような天気の中、出番控えるチェンバロ3台の御機嫌伺いへ。最初は阿蘭陀製ジャーマンがお相手。しばらく梱包したままだった楽器のフタを久々に開けると弦がトグロ巻いてお出迎え・・・(汗) 空調入れっ放しでも季節跨ぎでコンディション相当変化していた様子(ブラス弦ミートケは断弦し易いのですよ)。海外製の楽器の日本での御機嫌取りは本当に難しい!次の独逸製イタリアンと日本製フレミッシュは余り変化無く御機嫌上々でひと安心。

2018年5月29日 (火)

仏蘭西の銘器

640x42729日、1929年製の仏蘭西の銘器Erardの御機嫌伺いへ。御歳九十才近い高齢のピアノながら丁寧な修復のお陰で日本の厳しい環境変化の中でも御機嫌麗しく調律ピッチも殆ど変化無しで調律師大助かり。現代の工業生産品ピアノでは絶対出せない艶っぽい音色は正に仏蘭西ピアノ黄金時代の真骨頂であります。

2018年5月28日 (月)

まだ作州徘徊中

13_640x42728日、まだ作州徘徊中。温泉三昧!(露天風呂!混浴はしご!) 生はんざきに遭遇(かのシーボルトと関係あったとは・・・) 秘境の滝巡り。重要文化財の学校跡のコンサート会場拝見。歴史的オルガンも。

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2018年5月27日 (日)

武州徘徊中

9_640x44827日、連日武州各地徘徊中。

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2018年5月26日 (土)

作州の古都へ

1_640x42726日、御馴染みT社のスピネットを御江戸から700km離れた作州古都のお宅へ運送。お届け先は江戸時代の風情ある街並みが色濃く残る街道筋。我国洋学創世記の重要な人物多数輩出した文化度高い街とは知りませんでした・・・。

9_640x427こちらの街には全国に数少ない車両を回転させる扇形庫が現存すると知り鉄ちゃんの血が騒ぎ勇んで訪問。幸いここは歴史的施設として大切に維持されているようでナニヨリ。来場者向けに蒸気機関車の警笛を鳴らすパフォーマンスあるもまるでパイプオルガンの鳴りですね。




2018年5月25日 (金)

SOS

6_640x42725日、さる演奏家からエアコン急に壊れたので(雨季直前だ!)交換したいが部屋に楽器溢れており工事出来ない!チェンバロ移動お願い!とのSOSを頂き緊急出動。幸い超重量級のフレンチ2段(関西のベテラン製作家作 重い!)運び出す前にグランドピアノ引きずってスペース空ける事が出来ホッ。

2_640x443エアコン取換作業中の待ち時間にご近所散策。阪急や宝塚歌劇生みの親である大財閥の主の旧宅(現在記念館)を訪問。芸術分野にも多大なる貢献をされた方だけに貴重な資料多数あり収穫多し。




2018年5月24日 (木)

今年のコンクール

1_640x45424日、海外在住の演奏家がスタジオ来訪、ここぞとばかり欧州最新古楽事情を色々拝聴。第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール結構盛り上がっているようですね。特に主催者ワルシャワ側の入れ込み様の凄さにはビックリであります。今日は冬に予定のシューベルトプログラムのテストマッチ。

2_640x471その後某チェンバロ奏者のお宅で再び欧州最新古楽事情の情報交換会。今年のブルージュの古楽コンクールはチェンバロの年、審査員で参加の仏蘭西の御大のリサイタルはランドフスカ特集だとか。いや聴いてみたい!




2018年5月23日 (水)

チェンバロ弾き比べ

1_640x42723日、各国産のチェンバロの弾き比べの1日。先ずは阿蘭陀製ジャーマンと独逸製フレンチの弾き比べから。独逸vs仏蘭西のモデル対決というよりも古楽器仕様vsモダン楽器仕様の様相だったかも・・・。

2_640x427午後はお客様宅で国産大メーカーだったT社のお馴染みのスピネットの御機嫌伺いの後、最近一番人気のK工房の2段チェンバロの試奏にお付き合い。今日はどれも堅牢さが売りの楽器ばかりで調律師は大助かりでありました。




2018年5月22日 (火)

新品同様

2_640x42722日、ドッグ入り中のフレミッシュ2段のオーバーホールの1日。30年以上弾かれていた楽器だけに各部に調整必要な箇所多少はあったものの日頃から実に大切に扱われていたようで錆どころか傷や変色殆ど無く今だに見た目は新品同様なのには感心。

11_640x427オーバーホール完了後は先日リコーダーの新鋭氏の全国ツァーに提供のジャーマンの御機嫌伺い。毎度ながら「名手の残り香」を味わうも今回の独逸の実力派は女性ながら中々骨太の音色を引き出されていた様子。そう言えば力強い鳴りの楽器が好みだとおっしゃってましたね。ウチのジャーマンは彼女の分類ではストロング系では無く綺麗系な鳴りの楽器だそうな・・・。


2018年5月21日 (月)

高層階も大丈夫!

1_640x47921日、独逸製ジャーマン1段を個人宅へお届け。階段上げは御勘弁という高層階のお部屋ながらどんなEVでも入る程良いサイズのチェンバロのお陰で搬入実にスムーズ(大型2段だと入らなかったかも)。日本のマンションにはこのようなタイプが最適では・・・。

2018年5月20日 (日)

実は剛腕の実力派

2_640x42720日、リコーダー界の新鋭の来日ツァーも西の人気ホールでの公演で千秋楽。スイスの名工E・Meyer作のリコーダー9本を自在に吹き分けての新鋭氏の多彩な演奏は正に圧巻!また共演のチェンバロ奏者も実に達者な演奏聴かせるので感心するも実は2000年ライプチヒBachコンクールチェンバロ部門でトップを獲った凄腕の実力派と判りビックリ!今回は欧州古楽界最前線のお二人とご一緒出来収穫多し。

2018年5月19日 (土)

リサイタル2日目

6_640x42719日、新鋭リコーダー奏者のリサイタル2日目はお馴染みの(私は今年早6回目)日本一忙しいホールへ。今日も8本の笛を曲ごとに持ち変えながら多彩な音色で超絶技巧の演奏を披露し大受けでありました。新鋭氏リハ前には律儀にもご近所のホール系列の某有名カレー屋でランチされていたそうな・・・(実は偶然入っただけだそうでしたが)。

1_640x427今日の街は鰻屋激戦区なので新規開拓とばかりに庶民的な商店街にある噂の店初訪問。CP異常に高いと評判ながら確かに量も多く値段も他店より随分安いのにはビックリ(ランチの鰻定食など千円でおつりが来る程) しかし店内は雑居ビルの奥にありまるでオフィス街の打ち合わせ用喫茶店のような雰囲気で(何しろ外との間仕切り壁が無い!)鰻屋らしい風情や情緒は全く無し・・・。それでも鰻喰うぞ!という地元民で大繁盛の様子。手軽に鰻食べれる貴重なお店ではありました。


2018年5月18日 (金)

ドッグ入りのチェンバロで悪戦苦闘

4_640x42718日、ドッグ入り中のチェンバロ陣の御機嫌伺いの1日。フレミッシュ2段を総分解するも一番奥のパーツが長年の経年変化で引っ掛かってしまいどうしても外せない!丸1日様々な方法試し悪戦苦闘の末最後やっと引き出す事に成功、一時はもうどうやっても外せないのでギブアップ寸前でありました。

10_640x4271台目で時間を使い果たし(まだ作業は半分残っていたのですが)夜近くに慌てて2台目の独逸製ジャーマン1段に取り掛かるもこちらは最初から非常に御機嫌麗しく調律合わせるだけで調整は殆ど必要無く短時間で作業完了しホッ!

7_640x427昼休みにご近所のお馴染みの洋館を訪問。長年お世話になっていた館長が間も無く定年退職されるとの事で最後のご挨拶。私の洋館での様々な企画を熱心に支援して頂き本当にお世話になりました。こちらの洋館桜、ハンカチの木、彼岸花など年中花が楽しめるのですがちょうど今はバラが見頃でありました。洋館でのコンサート、次回はこちらです。是非お聴き逃しなく!





2018年5月17日 (木)

リコーダー界の新鋭公演初日

1_640x42717日、御江戸郊外にある独自路線で抜群の動員力を誇る人気ホールへジャーマンで出動。今日はソロでの初来日の新鋭リコーダー奏者のツァー初日。この方、独逸人とばかり思ってましたが、南アフリカで阿蘭陀人と南アフリカ人の両親の間に生まれ国籍は阿蘭陀ながら現在独逸在住との事(ヤヤコシイ・・・)

24_640x427新鋭氏の10本近くのリコーダーを使っての演奏は、噂通り超絶技巧ながら意外にも尖がらず気品と暖かみある音色でリコーダー界の王道を往く堂々の舞台でありました。個人的に注目の衣装は期待通りダークながらド派手な模様入りのスーツだ!

22_640x427また今回の公演で驚いたのは専用譜面台(曲によって縦横回して使える優れものでありました)とフットスイッチを使っての電脳板譜面の全面使用(リコーダー奏者では初めて見ました)。しかし電脳板譜面結構電池減り早いものですね。

6_640x427リハの合間にホール御近所の隠れ家寿司屋でランチ。看板メニューの刺身定食、店主ちょいと不愛想で怖そうながら鮪他の刺身テンコ盛りの上に品数多いCP高めで大満足のランチメニュー。私の中では全国のホール御近所にある穴場食堂ランキング最上位に押す御贔屓のお店ですね。

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17_640x427リハの合間に某個人宅でヴァージナルを拝見。全身中々凝った装飾が施された美しい楽器でありました。







2018年5月16日 (水)

リコーダーの新鋭登場!

5_640x44916日、明日からソロでの初来日ツァーが始まるリコーダー奏者のリハにジャーマンを提供。欧州で今注目の新鋭は噂通り実にエネルギッシュな演奏を披露してくれそう。共演のCem奏者のソロはスカルラッティ2曲!(このところスカルラッティ続きますね)。新鋭氏リハなのに派手な花柄のTシャツで現れましたのでもしかすると本番もチラシ写真の例の派手な服装で登場するのかも・・・。東京 兵庫 公演は早々と完売との事で聴きたい方は名古屋 へどうぞ!

11_640x474リハの前後は楽器運送屋稼業の1日。まずは国産フレミッシュ2段の運送から。全身大理石模様の装飾が見事!本体軽いものの脚も凝った装飾でかなり重いのには少々ビックリ。

15_640x427次は独逸製ジャーマン1段の運送。小型ながら堅牢で豊かな音量持つ楽器でありました。コンサートの通奏低音でしたらこの位のチェンバロが最適でしょうね。

22_640x427最後は日仏合作のイタリアンを運送。今日の3台の中では一番軽い楽器ながら一番長かったですね(240cm!) 深夜まで掛かって3台の運送完了。


2018年5月15日 (火)

主治医復活

640x42715日、長年私の体を見て頂いている主治医と言うべき鍼灸師の先生が脳卒中で倒れられしばらく入院と伺ったのが年末、私が今だに元気で動き回れるのは先生による適格な鍼と灸のお陰でしたので(演奏家も沢山来られてましたね)もう治療受けられないのなら今後の体のメンテどうしようと苦慮していた所、数か月の懸命のリハビリのお陰で先生復帰されたとの事で今日半年振りに治療で訪問。早速鍼と灸でしばらく放置状態の体の歪みを矯正して頂き何とか体調回復!再び名人の鍼灸治療を受ける事が出来ひと安心。これで今まで通り全国飛び回る事が出来ます。治療後ご近所の御贔屓の武蔵野饂飩のお店を久々に訪問。入店時に注文の品と名前を紙に書いて出すと出来上がりで名前を呼ばれるという面白いシステムのお店ながら安価で美味いと地元民で大繁盛。打ち立てのチヂレ気味ながらモチッとした噛み応えある麺が素晴らしい!

2018年5月14日 (月)

秋にオリジナル楽器が洋館に登場!

3_640x42714日、9月30日、池袋のお馴染みの重要文化財の洋館で久々にコンサートを開催いたします!長期間の耐震工事による休館を経てやっと復活した音響抜群の講堂に久々にチェンバロ持ち込んで名手2人によるオリジナルフルート&チェンバロのデュオ公演  であります。

Photoここ数年の洋館でのオリジナル楽器コンサートは本館ばかりでしたので復活した講堂でのオリジナルフルートの鳴りっぷり今から楽しみであります。今回はThomas Stanesby Junior作のフルートが登場の予定。

Umeokahp_top_1_640x542チェンバロは仏蘭西製の鳥の羽フレンチが登場の予定。こちらも久々の洋館への出動だけに楽しみであります。詳しくは公式HPをご覧ください!





2018年5月13日 (日)

老舗スパイス料理店

2_640x43113日、ランチに地元で約40年(?)近く御贔屓の老舗スパイス料理のお店を久々に訪問。まだインド料理店も少なかった時代にスパイスに拘りエスニック風味を堪能させてくれたお店は本当に貴重でありました。今はもう店主が代替わりしているものの具たっぷりのサモサや贅沢なスパイス入りで奥深い味わいの子羊カレーは先代からの味健在で相変わらず超美味!いつまでもこのスパイスの味を引き継いでもらいたいものであります。

2018年5月12日 (土)

口ッシーニオペラ終演

5_640x42712日、浪速でのフォルテピアノ入り口ッシーニオペラ大好評の中無事終演。若干25歳がたった3週間で書き上げた急造の作品とは思えぬ充実した内容で魅力的な歌満載。しかしこれだけの凄い作品を大量に残しながら時代と共に長年忘れ去られてしまっていたのを、1970年代に口ッシーニルネッサンスという再評価の活動が起こり約150年振りに再び注目されるようになったというのは、同時期の古楽復興の流れにも通ずるモノがありそうですね。

2018年5月11日 (金)

浪速でフォルテピアノ入りロッシーニオペラ

H_10_640x42611日、水都浪速の都心河畔にある老舗ホールでの口ッシーニオペラのリハにフォルテピアノで出動。浪速が誇る看板ホールだけにバックステージに飾ってある過去来場した著名演奏家の写真を見るのも訪問の楽しみであります。中にはウチの仏壇フレンチ最初期のステージ出動写真もあるのですが(露西亜のグループでした)何故か全く記憶に無いのですよ・・・。

H_12_640x427リハの合間にホール周辺を散策。大正時代建築の超老舗ホールとか日本最初のチェンバロコンサートが開催されたビル(ホールは無くなってますが建物は健在)やエタ・ハーリッヒ=シュナイダーが日本で最初にブランデン5番を演奏したホール(残念ながら現存せず)など浪速の歴史的な音楽関係施設が集まるディープなエリアであります。

H_11_640x427散策途中でランチは地元民で大賑わいの船場の老舗食堂(中華?)へ。看板メニューのカレー焼きそば、正に名古屋のあんかけスパと並ぶB級グルメの逸品(?)ながら名古屋と違って浪速周辺でフォロアーが全く無いのが残念。

H_15_640x427今回のオペラ、指揮者の弾き振りとの事でフォルテピアノはオケピット中央に設置。指揮台で立ったまま弾くという中々ハードな条件ながら実に見事な鍵盤捌きに感嘆!










2018年5月10日 (木)

上野で千秋楽

1_640x42710日、伊太利重鎮一座の来日ツァーも上野の老舗ホール公演で千秋楽(兄弟は引き続きソロで全国回る予定)。今は時期なのか日中の周辺は修学旅行の学童達で溢れ返っておりましたね。チェンバロ搬入後空き時間に併設の資料室で日本で最初にチェンバロを調律した技術者の経歴を調査。この方実は有名なロック界の大物スターが孫なのですよ。

4_640x427一座のアンサンブルは精密ながら実に艶っぽく暖かい!CemとVgの名手兄弟の達悦した演奏も凄かったですが、それに引けを取らないVn2人の熱演振りにも感嘆でありました。私が惚れ込む名手のチェンバロソロが聴けなかったのはちょっと残念でしたが・・・。

6_640x469しかし今回一番驚いたのは初体験のVgの演奏でした。今度は是非兄弟でBachのVgソナタ全曲公演で来日してもらいたいものであります。





2018年5月 9日 (水)

西の人気ホールへ

1_640x4279日、伊太利重鎮一座のツァー2日目は西の古楽系超人気ホールへ。御江戸での外交会議での厳重な警備も心配ながら(明日東京公演!)神戸でもコワイ筋の方々の集会があったとかで厳重警備心配するも全く平常通りで拍子抜けでありました(もう終わったのか?)。伊太利重鎮一座のアンサンブルは絶好調!残念ながら今日は「譜面忘れた!」で大受けした演出はやってくれませんでした・・・が裏では昨日に続きドッキリハプニング発生、中々スリリングなツァーとなっております。

2018年5月 8日 (火)

伊太利重鎮一座のツァースタート!

23_640x4278日、伊太利の重鎮一座の来日ツァー初日は日本で一番忙しいホール(年間約400公演!)からスタート。ここは本当に古楽公演向きの空間と音響ですね。雨でも舞台の湿度低めで維持出来ますし・・・。御江戸にもこんなホールあれば良いのですが。

25_640x427重鎮ファミリーを中心としたアンサンブルも素晴らしいのですが、弟ガンバと兄チェンバロのコンビが実にダイナマイト級の演奏ですね。その丁々発止のスリリングなやり取りは必聴であります。調律に拘る重鎮氏から今日も「割振でこの音だけ1セント下げてくれる?」と実に細かい注文頂きました(汗)。今日の公演ラストにハプニング発生!メンバーが舞台に登場するも重鎮が譜面楽屋に忘れた!と慌てて退場、戻りを待つ間手持無沙汰の残りのメンバーが即興で曲のメロディーを弾いて時間を潰しているとちょうど即興が一段落したところで重鎮が再登場、そのまま本プロになだれ込むという偶然にしては出来過ぎの結果に・・・。余りのタイミングの良さに大半のお客様は演出だと勘違いされたようですが楽屋を全速力で走る重鎮見ましたので演出では無いはず・・・(笑)。

10_640x427今日は旧暦の花祭り。ホールから少し離れた尾張徳川家菩提寺に参拝するもその絢爛豪華な内装に感嘆(流石御三家)。しかし何故か本堂では併設の幼稚園の園児が勢揃いで園の催しをされておりピアノ演奏が・・・。不思議な花祭りでありました。

22_640x427ホールのそばでまたもや隠れた名店を発見。夜は高級ステーキ屋ながらランチは豪華な量を実に格安で提供、目の前で丁寧に炭焼きされた大振りステーキ実に美味!常連の様子を見るとカレーも評判か。贔屓になりそうなお店発掘でありました。




2018年5月 7日 (月)

伊太利の重鎮一座登場

6_640x4277日、仏蘭西の重鎮のリサイタルの次は伊太利の重鎮一座の来日ツァー本番直前リハにジャーマンを提供。今回のメンバーは重鎮・弟・娘・のファミリーと欧州で大活躍の日本Vn奏者の4人。そう言えばここ最近米国重鎮(兄製作家・弟Cem)、仏国重鎮(長男Cem・次男Vg・三男Ft)、伊国重鎮(兄Cem・弟Vg・娘Vn)と兄弟家族で古楽界で活躍する方ばかり続いてますね。

9_640x426レオン八ルトの次世代の中ではトップクラスの技量を誇る重鎮のチェンバロを中心としたファミリーのアンサンブルは鉄壁!中でも私は初めて聴いた弟のぶっ飛んだガンバ演奏は驚愕でありました。この兄弟コンビによるBachのガンバソナタ1曲だけでも聴く価値有り!明日からの公演(名古屋 兵庫 東京 )の3公演是非お聴き逃しなく!

1_640x427今日はランチにホール御近所で噂の路地裏デカ盛りうどん屋を初訪問。名物味噌煮込みを注文するも確かに普通盛りが他の2人前はある凄い量。店内には「ウチの大盛は4人前はあるから素人は注文するな」というような意味の注意書きが・・・。男性でも小盛を注文する方多かったですね。余りの量の多さに味は忘れてしまったかも?










2018年5月 6日 (日)

チェンバロ界の重鎮公演続く!

R_5_640x4276日、ここ最近のチェンバロ界の重鎮来日ラッシュ。まずはRヒル氏とPアンタイ氏の公演が終了。御二方共楽器の調整に実に拘る煩型でありました(改造魔とも言う?)。初来日のRヒル氏、兄が伝説的な製作家で一緒に作っていた事もあるとの事で調整に煩い演奏家というより演奏も出来る製作家の域でしたね。私が面倒見ている楽器も見違えるように改造してしまいましたし、立ち会っていない国産楽器使用のリサイタルでも結構拘った様子。

7_640x427片やアンタイ氏、毎回ウチの楽器を自分の物のようにイジリ倒す方だけに今回もナニをやらかすか戦々恐々でありました(笑)。数か月前ラモーのデュオで散々イジッタばかりだったのでその調整のままで渡すもラモーとスカルラッティではタッチの好みが違うのかまた随分変えてましたね。しかし本番の舞台に調律ハンマーとt共にヴォイシングナイフなど調整工具一式を持ち込むのは彼だけ!(一体本番中に何をしようと思うのでしょうかね?)

8チェンバロ界重鎮3人目は伊太利の巨匠ギエルミ氏。彼は調整には余り口出ししない代わりに調律への拘りが凄まじい!以前もリハ終了後に「この音だけ1セント変えて!」と言われ唖然(1セントなどは調律誤差の範疇でしょう)。今回もオリジナルのユニークな調律法をリクエスト(純正少なく実に絶妙なグラデーションの割り振りでしたね。広い5度まで有るのにはビックリ)。アンタイ氏のスカルラッティリサイタルで豪快な鳴りっぷりを披露したウチのジャーマン、今度はギエルミ氏の卓越した鍵盤コントロールでどんな鳴り方をするか実に楽しみであります。名古屋 兵庫 東京 の3公演是非お聴き逃しなく!





2018年5月 5日 (土)

音楽祭千秋楽

1_640x4275日、熱狂音楽祭早くも千秋楽。巨大な音楽祭だけに仕事の合間に会場で色々な方と出会えるのも密かな楽しみであります(ここでしかお会い出来ない方多数)。またリハをコッソリ覗けるのも役得か?今日は噂の地中海音楽グループと邦楽の珍しい共演リハを少し拝見するも珍しい古楽器多数駆使して作り出す「血沸き心躍る熱い音楽」が実に新鮮。こんな感触は40年以上前に初めてパニアグアやマウロ・パガーニを聴いた以来?古楽と民族音楽の垣根は取れつつあるのかも・・・。

5_640x427最後は音楽祭オオトリを取る仏蘭西チェンバロ界の重鎮リサイタルにジャーマンを提供。演奏曲はその場で決めるという実に自由な(我儘な?)公演、昨日も大幅に演奏時間伸びて大騒動だったのですが今日はいつまで経っても演奏終わらず正にステージジャック状態。聞けばこの音楽祭過去最高の時間延長だったかの「渋さ」を超える暴挙だったとか。お客様にとっては2ステージ分聴けた超お得な公演だったのでは・・・。昨日と多分同じ曲弾くつもりだよと言いながら実際には大幅な曲変更したようで(2日間全く雰囲気違いましたね)その余りの自由奔放振りには脱帽でありました。




2018年5月 4日 (金)

重鎮のスカルラッティリサイタル

4_640x4274日、有楽町音楽祭2日目は早朝の伊太利の超老舗グループの公演へのチェンバロ提供からスタート。昨日は雨で湿度高めだったのが今日はいきなり30%も湿度下がる異常乾燥で楽器も仰天した様子。コンマスにその事を伝えると「道理で昨日と全くVnの鳴りが違うはずだ!」との事。ウチのタフなフレンチは幸い殆ど影響受けずヤレヤレ(このグループやたら調律ピッチにはシビアでしたね)

3_640x426この超老舗グループのCem奏者が実はちょっと(?)太ったコ一プマン氏の様に見えてしまいましたがいかがでしょうか?しかし本家(元祖?)の「ヴィヴァ四季」が意外にも若々しいのには少々ビックリ(アンコールでチラリと披露)。

10_640x427音楽祭今日の深夜の最終公演では仏蘭西の重鎮のリサイタルにジャーマンを提供。イヤ超絶技巧というのはこういう演奏なのか!、南欧的な躍動感とはこんなダイナミックな物なのか!と色々衝撃的なスカルラッティリサイタルでありました。調律調整の仕上げは絶対自分でやりたい!と言って開演直前までチェンバロから離れないのも彼らしい・・・(その為開場大幅に遅れたのですが)。しかし今日の調律、最低音はDDだったのですがお気付きでしたか?





2018年5月 3日 (木)

音楽祭開幕!

1_640x4273日、有楽町熱狂音楽祭いよいよ開幕!例年通り早朝の公演から沢山のお客様がお越しの様でナニヨリ。雨降りを心配するも天気も回復しひと安心。チェンバロ技術者としては毎年この時期の異常乾燥を恐れてましたが今年は雨のお陰で湿度少し高い目で楽器も安定しておりホッ。

3_640x427今年はチェンバロの出番少ないので空き時間抜け出し「銀ブラ」へ。少し足を延ばした木挽町の辺りでは春祭りの神輿行列に遭遇。鯔背な姿の町衆集まる様子実に粋なものでありました。

8_640x427音楽祭にはクラシックだけでなく様々なジャンルの演奏家が出演。今日はジプシー音楽のグループとご一緒するもツィンバロン大活躍!舞台スタッフは面倒なのかこの楽器の名称は「チェンバロ」となってました。珍しいチェンバロ同士(?)のニアミスをパシャリ。ツィンバロンはどちらかというとフォルテピアノのような音色ですね。

5_640x427今年の音楽祭の古楽系の目玉というべき仏蘭西の重鎮が会場に登場(今日はリハのみ)。最近彼の演奏を聴くとBachなどは昔の過激な演奏から円熟味溢れる演奏に変わって来ていると思ってましたがスカルラッティでの暴れっ振りは凄まじい!明日明後日の公演では物凄い演奏聴ける予感が・・・。乞うご期待!(チケット完売なのが残念)



2018年5月 2日 (水)

熱狂音楽祭開幕間近!

4_640x4272日、GW恒例の有楽町熱狂音楽祭(今年は池袋と2か所同時開催との事)明日からいよいよ開幕!世界中の幅広いジャンルの音楽家が一堂に集まり朝から深夜まで演奏を繰り広げるという巨大音楽祭、今年もユニークな顔ぶれが登場の様子。

8_640x427今回私は2台のチェンバロを提供。1台は半世紀前からのバロックブームの立役者たる伊太利の超老舗グループの公演へ(実はご一緒するのは初めて)、もう1台は仏蘭西のチェンバロ界の重鎮のスカルラッティプロリサイタルへ。今日は伊国老舗グループが前日リハ。もうメンバー世代交代しているのか高齢の奏者それ程おらず(もしオリジナルメンバーいたら80歳超え?)。

7_640x427公演多数の為次々と色々な演奏家とすれ違うもジプシー音楽のグループで珍しいツィンバロンを拝見(見慣れない楽器なので舞台スタッフはチェンバロと呼んでましたが・・・)。滅多に無い機会なので調律する様子を覗かせてもらうもチェンバロなどよりも難易度は高そうな感じ、しかし音色はフォルテピアノに近い迫力ある物でした。

3_640x442ガラス張りの会場で丸見え状態でリハをしていたこのグループはもしかして中世音楽のグループ?面白そうな楽器ばかり使っている様子。








2018年5月 1日 (火)

季節の変わり目

2_640x4271日、季節の変わり目でチェンバロのコンディションが心配との事で個人宅2軒の御機嫌伺いへ。まずはこの9月のリサイタルで日本デビューを飾る予定の仏蘭西の大御所製作家作のフレンチ2段を拝見するも、その細部まで拘りぬいた独特の作風に改めて感嘆!(弦交換で調律ピンに穴が無いのには参った・・・) まだ僅かしか日本に入っていないという現代最高峰の名工の逸品の音色今から楽しみであります。2軒目のお宅の英国製の楽器は冬のダメージを殆ど感じず御機嫌は良好でありました。そう言えば今日の2軒とも土地柄か冬に全く乾燥しないという恵まれた環境でしたね。羨ましい限り。

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