山麓のチェンバロ工房訪問
6日、今日から北陸加賀國に遠征。雪怖い!と夜明け前に出発するも幸い道中雪の影響無く(周辺まだ雪盛大に残ってましたが)早目に現地到着。仕方無く(笑)時間調整の為魚市場に向かい恒例の魚介類流通視察。相変わらず早朝から観光客で大賑わい、蟹!牡蠣!雲丹!北陸の海の幸どれも美味そう・・・。
続いて市場ご近所の蓄音器ミュージアムを表敬訪問。幸い業界の生き字引のような館長にお会いする事が出来、昭和初期の興味深いお話を多数拝聴。昭和二十六年頃まで電気を使わない手回し蓄音器が日本で作られていたと伺いビックリ。しかしここは銘器揃いで蓄音器マニアにとっては天国のような所であります。
明日からのリハの為早目にチェンバロとオルガンをホールに搬入し今度は雪山の麓に向かい激戦区と伺うこのエリアの蕎麦屋巡りへ。まずは地元で大人気という隠れ古民家蕎麦屋でせいろ。名水で名高いエリアだけに透き通るような素直さな味わいと香り高さを併せ持つ評判通り中々の蕎麦でありました。
これだけ美味いならもう1軒とさらに山奥のお店で名物蕎麦を注文。山菜、茸、揚げ草餅など具盛り沢山な上に黒く太い素朴な田舎風蕎麦が美味。また山で獲れたてのせいか山菜・茸も格別でありました。いやこれからは頻繁に加賀で蕎麦屋巡りしなければ・・・。蕎麦の次は湧き水の名所訪問。白山麓は楽しみが多いところでありました。
こちらに伺った本来の目的はドイツで長年活躍されていた方のチェンバロ工房訪問(こちらもご覧あれ)。3月に入り山裾ながら雪はもう少ないかと思いきや工房前は背丈を超える雪の山でありました。今冬の降雪は例年に無く異常な積もり方だったのだとか。
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こちらの工房がユニークなのは囲炉裏や薪ストーブがある古民家の大広間が楽器展示&コンサートサロンとなっており和洋折衷の実に面白い空間であります(クラヴィコードやスピネットもありますし)。10年以上ドイツの老舗チェンバロ工房で活躍されていた方のお話は興味深い物ばかり。またヒストリカルだけでなくモダンチェンバロの経験が豊富な事も判明しアリガタシ。
夜は街に戻り人気洋食屋の超人気看板メニューという「半豚飯」を注文。こちらのご当地メニューとの事ながら正体はただのオムライスフライ載せ(?)でありました。
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